スニーカーを履いていると、「なんだか最近フィット感が落ちてきた」「少し印象を変えたい」と感じることがありますよね。そんなときに意外と効果的なのが、シューレース(靴紐)を交換すること。実は、ニューバランス ML574の靴紐を替えるだけで、履き心地も見た目も驚くほど変化します。今回は、ニューバランスのシュー・レース選びのポイントや人気の交換用アイテムを詳しく紹介していきます。
シューレース交換で得られる3つのメリット
靴紐を変えることは単なる気分転換ではなく、靴の性能を引き出す重要な要素でもあります。ここでは、具体的なメリットを3つに分けて紹介します。
1. フィット感の向上
ニューバランスのスニーカーはもともと履き心地に定評がありますが、靴紐の素材や締め方によって、足にフィットする感覚がまったく変わります。
平紐を使うと甲をしっかりホールドしやすく、安定感のある履き心地に。丸紐ならやや柔らかく、足の動きを自然にサポートします。特にジョギングや通勤など長時間履くシーンでは、足への負担を軽減できることもあります。
2. 見た目を簡単にリフレッシュ
靴紐の色や形を変えるだけで、スニーカーの印象は驚くほど変化します。
例えば、グレーの「ニューバランス ML574」に黒の紐を合わせると、より引き締まった印象に。逆に白やベージュの紐を使えば、軽やかで清潔感のある雰囲気になります。
小さなパーツですが、ファッションの印象を左右する重要なアクセントになります。
3. 清潔感と耐久性を取り戻す
靴紐は意外と汚れやすく、擦れや毛羽立ちも起きやすい部分です。定期的に交換することで見た目の清潔感をキープできるほか、解けにくさや耐久性の向上にもつながります。長く履きたいお気に入りのニューバランスをより快適に保つためにも、靴紐交換はおすすめです。
ニューバランス純正シューレースの特徴
ニューバランス公式や正規販売店では、純正のシューレースがいくつか展開されています。代表的なのが「ニューバランス LAM35776」などの平紐タイプ。長さは約115cmが中心で、定番モデルにぴったり合うよう設計されています。
純正品の特徴として、靴本体のデザインやホール構造に最適化されている点が挙げられます。素材も耐摩耗性の高いポリエステルを採用しており、ほどよい滑りと締まりのバランスが取れています。
純正以外でも互換性のある紐は多いですが、初めて交換する場合は公式のものを基準に選ぶと失敗が少ないでしょう。
長さの目安と選び方
靴紐選びで最も重要なのが「長さ」。これを間違えると、締めづらかったり、余りすぎたりして見た目も崩れてしまいます。
一般的な目安は次のとおりです。
- ローカット(574・996など):115〜120cm
- ハイカット・7穴以上モデル(993・1300など):120〜130cm
- ヒールロックを使う場合:+5〜10cmほど余裕を持つ
また、モデルやサイズによっても微妙に異なります。
例えば「ニューバランス MR993GL」では120〜130cmが適正、「ニューバランス ML574」では115cmがちょうどよいと言われています。
不安な場合は、今ついている紐を実際に測ってみると確実です。
素材と形状で履き心地が変わる
素材や断面形状の違いも見逃せません。それぞれの特徴を知っておくと、自分の履き方に合った靴紐が選びやすくなります。
コットン素材
自然な風合いと手触りが魅力。クラシックな見た目のスニーカーや、日常使いにおすすめです。反面、雨に弱く汚れやすい点は注意。
ポリエステル素材
耐久性・防汚性・滑りやすさに優れ、最も汎用的。純正シューレースにも多く採用されており、実用性を重視するならまず選びたいタイプです。
ポリウレタン混紡
伸縮性があるため、足の動きに自然にフィット。スポーツ用や立ち仕事の多い人に向いています。
平紐・丸紐・オーバル紐の違い
- 平紐:ホールド感が高く、結び目も安定。カジュアル系や定番モデルに最適。
- 丸紐:ややラフでスポーティーな印象。結びやすく、通気性が良い。
- オーバル(楕円)紐:両者の中間で、ランニングシューズなどに多いタイプ。
カラー選びで印象をチェンジ
シューレースは「色選び」こそが最大の楽しみポイントです。ニューバランスはグレーやネイビーなど落ち着いた色味が多いブランドなので、紐の色で雰囲気を変えやすいのも魅力です。
- ホワイト/ライトグレー:軽さと清潔感を演出。春夏シーズンにも◎
- ブラック/チャコール:引き締まった印象で大人っぽく見せたいときに。
- ネイビー/ブラウン系:アメカジスタイルや秋冬コーデにぴったり。
- 差し色(レッド・グリーン・ブルーなど):シンプルな靴に遊び心をプラス。カジュアルコーデのアクセントにも。
カラーを変えるだけで「別の靴みたい」と感じるほど印象が変わることもあります。
特にグレー系のニューバランスはどんな色にも合わせやすいため、複数色を持っておくのもおすすめです。
フィット感を高める結び方・通し方
靴紐を交換した後は、通し方や結び方にもひと工夫を加えるとさらに快適になります。
ヒールロック(かかと固定)
ランニングシューズでもよく使われる結び方。最後の穴を使ってループを作り、反対側の紐を通すことで、かかとをしっかり固定します。
脱げにくく、足が靴の中で動かなくなるため、ウォーキングや長時間の移動にも最適です。
パラレル(平行)結び
甲の締め付けを抑えたいときにおすすめの方法。見た目がすっきりしており、ビジネスカジュアルにも合います。
ニューバランスのスニーカーを普段履きに使っている人にぴったりです。
クロス(X)結び
最も一般的な結び方。フィット感を調整しやすく、どんな靴にも対応します。
日常的に脱ぎ履きする人は、結び目を少し緩めにしておくと便利です。
おすすめの交換用シューレースブランド
純正以外にも、ニューバランスユーザーから支持を集めている交換用シューレースブランドがいくつかあります。
- KICKSWRAP:耐久性・発色ともに優れ、カラーバリエーションも豊富。定番モデルへの対応表も用意されています。
- 靴ひも.com:ニューバランス専用カラーなど、細かな色調にこだわった手染めシリーズが人気。
- ABC-MARTオリジナル:価格が手頃で、定番の平紐・丸紐が揃う。店舗でも手軽に入手可能。
いずれも品質が安定しており、長さ・素材・色のバリエーションも豊富です。靴に合わせて試してみると、自分に合う一本がきっと見つかるでしょう。
交換のタイミングとメンテナンス
靴紐の交換時期に明確な基準はありませんが、以下のようなサインがあれば替えどきです。
- 紐が毛羽立っている
- 汚れが落ちない
- 結んでもすぐ緩む
- ほつれや切れかけがある
また、洗う場合は手洗いがおすすめ。中性洗剤をぬるま湯に溶かし、軽くもみ洗いしてから陰干しします。
靴紐を清潔に保つことで、スニーカー全体の印象もぐっと引き締まります。
ニューバランスのシュー・レース交換で靴を“もう一度好きになる”
靴紐を変えるだけで、ニューバランスのスニーカーはまるで新しい一足のように蘇ります。
見た目の印象が変わり、足へのフィット感も調整できる。わずか数百円のパーツ交換でここまで違うのかと感じる人も多いでしょう。
お気に入りのニューバランスを長く愛用するために、ぜひ定期的なシューレース交換を取り入れてみてください。
「履き心地」「デザイン」「清潔感」――すべてをリフレッシュできる、最も手軽で効果的なカスタマイズです。


