野球で使う道具の中でも、意外とプレーの質に大きく影響するのが「グローブ(手袋)」だ。特にバッティンググローブは、打者の感覚やスイングの安定性を左右する重要なギア。
ここ数年で注目を集めているのが、スポーツブランド「ニューバランス(New Balance)」が手がける野球用グローブだ。ランニングシューズのイメージが強いブランドだが、実は野球分野でも革新的なアイテムを次々と投入している。
この記事では、ニューバランスの野球用グローブの魅力、注目の高機能モデル、そして自分に合った選び方をわかりやすく紹介していく。
なぜ今「ニューバランスのグローブ」が注目されているのか
ニューバランスが野球用グローブ市場に本格参入したのはここ数年。
同社はスパイクやユニフォームなどの野球アイテムを展開してきたが、特に話題を集めたのが「バッティンググローブ」だ。
ニューバランスが打ち出したコンセプトは、「快適さとパフォーマンスの両立」。
同ブランドが長年培ってきたフィットテクノロジーを、野球の手袋に応用することで、まるで“素手のような感覚で握れる”グローブを目指した。
プロ野球選手や社会人チームでも着用者が増えており、「手に吸い付くようなフィット感」「汗をかいても滑らないグリップ性」が高く評価されている。
さらに、高校野球対応モデルやジュニアモデルも登場し、幅広い層に浸透してきているのだ。
フィット感が段違い!ニューバランスのグローブが支持される理由
ニューバランスのグローブが“手に合う”と感じる理由は、構造と素材へのこだわりにある。
まず特筆すべきは、指の動きに合わせて設計された「プリアーティキュレートフィンガー構造」。
これは手の自然な曲げ伸ばしに沿うように立体成形された設計で、握った瞬間に違和感がない。
さらに、シリコンパーツを適所に配置することで、手全体がグローブに吸い付くような感覚を実現している。
素材面では、手のひら部分に「カプレッタシープレザー(高級羊革)」を採用。
軽くて柔らかく、同時に高い耐久性を持つため、長時間の使用でもヘタリにくい。
親指にはダブルレイヤー補強が施されており、打撃時の衝撃や摩耗にも強い構造だ。
そして、手首部分には逆巻仕様のストラップを採用。
これは手首の安定性を高めるだけでなく、細かい締め具合の調整も可能で、バットを握った際の一体感をさらに強化している。
洗える!進化系ウォッシャブルモデルの魅力
汗や砂で汚れやすいバッティンググローブ。
多くのプレイヤーが「洗えないからすぐ臭くなる」「滑りやすくなる」といった悩みを持っている。
ニューバランスはその声に応える形で、「ウォッシャブル仕様」のモデルを登場させた。
代表的なのが LAG45604 ウォッシャブルバッティンググローブ。
このモデルは吸汗速乾性・接触冷感・UVプロテクション機能を兼ね備えたニット素材を使用し、快適性と清潔さを両立している。
汗をかく季節でもベタつかず、洗っても型崩れしにくい設計になっているため、毎日練習するプレイヤーにも安心だ。
さらに、同シリーズにはジュニア用の LAG45603 ユースウォッシャブルモデル もあり、成長期の手にも優しくフィット。
親子でお揃いのグローブを選ぶ楽しみも生まれている。
ニューバランスの注目モデル一覧
ニューバランスのバッティンググローブは、価格帯や素材、用途によって複数のモデルが展開されている。ここでは特に評価の高いラインをピックアップ。
● LAG45601 レザーバッティンググローブ
ニューバランス初の高機能レザーモデル。
カプレッタシープレザーを使用し、手の動きに追従する設計が特徴。
8,800円(税込)とやや高めだが、試合用に最適なグレードだ。
● LAG45604 ウォッシャブルモデル
4,000円前後と手に取りやすい価格で、毎日練習する学生プレイヤーにも人気。
吸汗速乾性や通気性に優れ、夏場でも快適にプレーできる。
● LAG45602 ユースレザーグローブ
ジュニア層向けの本格派モデル。
しなやかなレザー素材で、握力の弱い子どもでもバットをしっかり握れる。
● LAG45603 ユースウォッシャブル
小学生〜中学生向けの洗えるタイプ。
軽くて動かしやすく、初心者でも扱いやすい設計だ。
自分に合うグローブを選ぶためのポイント
グローブ選びを間違えると、どんなに良いバットを持っていても力を発揮しづらい。
ニューバランスのモデルを検討する際に意識したいのは次の5つのポイントだ。
1. サイズとフィット感
指の長さ・手の幅に合ったサイズを選ぶことが最重要。
ニューバランスのグローブは日本人の手型に合わせて設計されており、S・M・L・XLの4サイズ展開が基本だ。
手首の締め具合を微調整できるモデルを選ぶと、より快適に使える。
2. 素材と耐久性
練習量が多い人は、耐久性の高いレザー仕様を。
柔らかさと軽さを重視するなら、ウォッシャブル素材がおすすめ。
特に指先や手のひらの補強構造に注目すると、長く使えるモデルを選びやすい。
3. グリップ性能
バットを握る際の滑りにくさは、パフォーマンスに直結する。
手のひらの滑り止め加工やレザーの質感を確認し、実際に握ったときの感触を確かめよう。
4. 洗濯・メンテナンス性
汗や泥汚れを気にせず使いたいならウォッシャブルモデル一択。
手入れが簡単だと、結果的にグリップ性能も長持ちする。
5. 用途と予算のバランス
試合用なら高機能モデル、練習用なら価格を抑えたモデルなど、目的別に分けて使うのもおすすめ。
ニューバランスのラインナップは3,000円台〜8,000円台と幅広く、コスパも優秀だ。
大谷翔平選手も愛用!話題のプロモデル
ニューバランスの野球ギアといえば、やはり大谷翔平選手の存在が欠かせない。
彼が着用しているのは、特別仕様のニューバランス製グローブで、走塁時のベースランニング用として注目された。
軽量性と保護性能を両立したデザインで、手の甲までパッドが配置されているのが特徴だ。
この“プロモデルの登場”によって、ニューバランスの野球用グローブが一気に脚光を浴びた。
大谷選手の活躍をきっかけに、若いプレイヤーたちの間でも「ニューバランス=憧れのブランド」というイメージが定着している。
これからの野球は“手元の快適さ”が鍵になる
野球は繊細なスポーツだ。
スイングやキャッチのわずかなズレが結果を左右する。
だからこそ、グローブの“着け心地”は軽視できない。
ニューバランスのグローブは、単に手を守る道具ではなく、プレー全体を支えるパートナーのような存在。
その快適さと耐久性、洗えるという新発想が、野球の常識を少しずつ変えている。
ニューバランスのグローブで野球をもっと快適に
これまでの野球用グローブは、「滑らないこと」「破れにくいこと」が重視されてきた。
しかし、ニューバランスはそこに“フィット感と快適さ”という新しい価値を加えた。
もし今、「手袋はどれも同じ」と思っているなら、一度ニューバランスのグローブを試してほしい。
手を入れた瞬間の柔らかさ、スイング時の安定感、汗をかいても快適な使用感。
その違いは、確実にプレーの自信へとつながるはずだ。
ニューバランスのグローブで、あなたの野球をもう一段上のレベルへ。
次の打席で、その進化を実感してみよう。


