「最近、街中でニューバランスを履いている人が増えた気がする」——そう感じている方は多いのではないでしょうか。
2025年の今、ニューバランスはファッションシーンで再び大きな波を起こしています。定番モデルが再評価される一方で、レトロ×ハイテクの新しいトレンドも台頭中。この記事では、なぜニューバランスが今流行しているのか、注目モデルからコーデのポイントまでをわかりやすく紹介します。
なぜニューバランスが今、流行しているのか
ニューバランスは1906年にアメリカ・ボストンで誕生した老舗ブランド。もともとは足のアーチを支えるための矯正靴メーカーでした。
長年にわたって「履き心地」と「機能性」を追求してきたブランドが、今再び注目されている理由はいくつかあります。
まず、2000年代ランニングシューズのリバイバルブーム。
2000年代に登場したメッシュアッパーやクッションソールの“ハイテク感”が、現在のファッションシーンで再び脚光を浴びています。クラシックとモダンが共存するデザインは、ニューバランスの得意分野。
さらに、履き心地の良さと幅広いサイズ展開も支持を集めるポイントです。
日本人の足に多い「甲高・幅広」にもフィットするワイズ展開（D、2E、4Eなど）は他ブランドにはない強み。見た目の美しさだけでなく、長時間履いても疲れにくいという機能面での信頼が厚いのです。
また、ファッションとの親和性の高さも理由の一つ。
ストリートからきれいめ、モードまで幅広いスタイルに溶け込みやすく、「どんな服にも合うスニーカー」としての地位を確立しています。
流行を牽引する注目モデルたち
ニューバランスの魅力は、なんといっても豊富なモデル展開。
ここでは、今季特に人気が高い注目モデルを紹介します。
New Balance 990 v6 ― “履くだけで大人っぽい”を叶える定番
「Made in USA」シリーズの代表格であるNew Balance 990 v6は、クラシックな見た目に現代的なソールを組み合わせた名作。
グレーやネイビーといった落ち着いたカラーが多く、大人のカジュアルスタイルにぴったり。シルエットのバランスが良く、スラックスにもデニムにも自然になじみます。
New Balance 1906R ― レトロとハイテクの融合
2000年代のランニングモデルをベースにしたNew Balance 1906Rは、今まさにトレンドの中心。
メッシュアッパーやメタリックなパーツが特徴で、スポーティーでありながら街履きにも適した万能モデルです。ストリート系コーデの足元を格上げしてくれる一足。
New Balance 996 ― ロングセラーが再ブーム
ニューバランスの代名詞とも言えるNew Balance 996。細身のシルエットと軽快な履き心地が特徴で、男女問わず人気の定番モデルです。
特にウィメンズ向けのNew Balance WL996は、スカートやワンピースとも相性が良く、カジュアルとフェミニンのバランスを取るのに最適。
New Balance 530 ― 2000年代スタイルの象徴
ボリュームのあるソールと光沢感のある素材が印象的なNew Balance 530は、“ダッドスニーカー”の流れを取り入れたモデル。
デニムやワイドパンツとの相性が抜群で、足元にトレンド感をプラスしてくれます。
New Balance 2010 ― シンプルで上品な万能選手
落ち着いたデザインながら存在感があるNew Balance 2010は、きれいめカジュアルの代表格。
グレーやホワイトのカラーリングを選べば、ジャケットスタイルにも違和感なくマッチします。
今季のトレンドポイントを押さえよう
ニューバランスが流行している背景には、いくつかの共通したファッション潮流があります。
それぞれを知っておくと、自分のスタイルに合った一足を選びやすくなります。
1. 2000年代ランニングシューズの再評価
軽量で通気性の高いランニングモデルが、今や街履きの主役に。
スポーティーすぎないデザイン性と快適さを両立する点が支持されています。
New Balance 1906RやNew Balance 530が象徴的な存在です。
2. 定番モデルの復権
「New Balance 574」や「New Balance 996」など、長く愛されてきた定番モデルが改めて注目されています。
“昔からある安心感”と“今っぽい着こなし”が共存できるのが、ニューバランスの魅力です。
3. グレー・ホワイトを中心にしたニュートラルカラー人気
派手すぎず、清潔感があり、どんな服装にも合わせやすい。
そんな理由から、グレーやホワイトのスニーカーが再び脚光を浴びています。
一足持っておけば季節を問わず使える万能カラーです。
4. コラボ＆限定モデルの熱狂
アパレルブランドやセレクトショップとのコラボレーションモデルも続々登場。
希少性の高さやデザイン性で、スニーカーファンの間では争奪戦が続いています。
ただし転売価格が高騰しやすいため、公式情報をこまめにチェックするのがおすすめです。
ニューバランスを使った人気コーデ術
ここからは、実際にニューバランスを取り入れたスタイリングのヒントを紹介します。
「どう履きこなせばいいかわからない」という人も、これを参考にすれば一気に垢抜けた印象になります。
カジュアルスタイルに王道の組み合わせ
デニム＋グレースニーカーは定番中の定番。
シンプルな白Tやスウェットに合わせるだけで、こなれ感が生まれます。
New Balance 996やNew Balance 574のようなスマートなフォルムのモデルが特におすすめです。
ワイドパンツとの相性も抜群
トレンドのワイドパンツには、ボリュームのあるスニーカーが好バランス。
New Balance 1906RやNew Balance 990 v6のような厚底タイプを選ぶと、全体のシルエットが引き締まります。
きれいめコーデに“外し”を効かせる
ジャケットやコートなどのきれいめアウターにスニーカーを合わせると、程よい抜け感を演出できます。
モノトーンのカラーリングを選ぶと、上品さを損なわずにトレンド感を出せます。
女性にはスカート×スニーカーも人気
フェミニンなロングスカートにNew Balance WL996を合わせれば、柔らかさの中にカジュアルな軽さをプラス。
色はベージュやライトグレーなど、優しいトーンが今年の気分です。
自分に合った一足を選ぶポイント
ニューバランスは見た目だけでなく、履き心地の良さもブランドの核。
せっかく選ぶなら、長く愛用できる一足を見つけたいですよね。
ここでは購入前にチェックしたいポイントを紹介します。
- ワイズ（幅）を確認する
ニューバランスは足幅ごとに複数のサイズを展開しています。Dが標準、2Eがやや広め、4Eが幅広タイプ。自分の足型に合うものを選ぶことで、疲れにくく快適に履けます。 - モデル番号の意味を知る
100〜500番台はカジュアル向け、900番台はハイエンドライン、1000番台は革新モデル。用途に合わせて番号で選ぶのも一つの方法です。 - カラーと素材で印象が変わる
スエード素材は上品で落ち着いた雰囲気、メッシュ素材は軽快でスポーティー。季節やコーデに合わせて使い分けると長く楽しめます。 - 試着してフィット感を確かめる
特にオンライン購入ではサイズ選びが難しいため、店舗で一度履いてみるのが理想。履き心地を確認してから購入することで失敗を防げます。
これからのニューバランス、そして“次の一足”へ
ニューバランスの勢いは、まだまだ続きそうです。
2025年以降も、サステナブル素材の採用やデザインのアップデート、コラボ展開などが期待されています。
「快適さ」と「おしゃれさ」を両立するブランドとして、これからも多くの人の足元を支えていくでしょう。
トレンドに乗りたいなら、今がまさに買い時。
New Balance 990 v6やNew Balance 1906Rなどの人気モデルを中心に、自分らしい一足を選んでみてください。
街を歩けば、同じくニューバランスを履いた仲間がきっと目に入るはずです。
ニューバランスが今流行中の理由をもう一度
ニューバランスが流行しているのは、単なるファッションブームではありません。
長年にわたって磨かれた履き心地、どんな服にも合わせやすいデザイン、そして時代に寄り添う柔軟さ。
この3つが揃っているからこそ、世代や性別を超えて愛され続けています。
「トレンドを取り入れたい」「一足でコーデを格上げしたい」と思うなら、まずはニューバランスを試してみてください。
それが、2025年の“おしゃれの第一歩”になるはずです。
