「紐靴より華やかだけど、ローファーほどカジュアルすぎない靴が欲しい」
そんな贅沢な悩みを一発で解決してくれるのが、ダブルモンクストラップの革靴です。二つのバックルが並ぶその姿は、紳士の足元に圧倒的な色気と品格を添えてくれます。
しかし、その独特なデザインゆえに「ビジネスで失礼にならない?」「バックルが派手でダサいと思われない?」と、一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ダブルモンクの基本マナーから、失敗しない選び方、そして周囲と差がつく着こなし術までを徹底的に深掘りします。2026年の今、選ぶべき至高の一足を見つけましょう。
ダブルモンクの革靴が「最強のオンオフ兼用靴」と言われる理由
革靴の世界には、冠婚葬祭の主役である「内羽根ストレートチップ」や、リラックス感のある「ローファー」など、さまざまな種類があります。その中で、ダブルモンクは極めて特殊な立ち位置にいます。
もともとは15世紀の修道士(モンク)が履いていたサンダルをルーツに持ち、それを貴族が注文して現在の形になったという歴史があります。紐ではなくストラップで固定する仕組みは、ミリタリーやスポーティーな背景も持っているのです。
この「フォーマルすぎず、カジュアルすぎない」という絶妙なバランスこそが、現代のビジネススタイルに完璧にフィットします。スーツはもちろん、ジャケパンスタイルやデニムにまで合わせられる汎用性の高さは、他の靴にはない大きな魅力です。
迷ったらこれ!ダブルモンク選びで失敗しない3つのポイント
「ダブルモンクはダサい」という声が稀にありますが、それは多くの場合、選び方を間違えていることが原因です。以下の3点を意識するだけで、誰でもスマートに履きこなせます。
1. つま先の形状(トゥ)で印象は激変する
スタイリッシュに見せたいからといって、つま先が極端に長いロングノーズを選びすぎていませんか? 現代のトレンドは、少し落ち着いたラウンドトゥや、エッジの効いたスクエアトゥです。
特に、REGAL ダブルモンクのようなクラシックなフォルムは、どんなパンツの裾幅にも馴染みやすく、失敗がありません。
2. バックルの色とアクセサリーをリンクさせる
意外と見落としがちなのが、バックル(金具)の色です。
シルバーのバックルなら、時計のケースやベルトのバックルもシルバーで統一しましょう。ゴールド系ならアンティーク調の小物と合わせるのが定石です。この「金属の色合わせ」ができているだけで、コーディネートの完成度は一気に上がります。
3. 素材で使い勝手を決める
ビジネスメインなら、迷わずスムースレザーのブラックを選んでください。一方で、少し「こなれ感」を出したいならダークブラウンやスエード素材がおすすめです。スエードのダブルモンクは、ネイビーのジャケパンやベージュのチノパンと合わせると、驚くほど色気のある大人のスタイルが完成します。
知っておきたいダブルモンクのTPOとマナー
「ダブルモンクは結婚式で履いてもいいの?」という質問をよく受けます。結論から言えば、ゲストとしての参加なら「YES」です。
ビジネスシーンでの扱い
ダブルモンクは、ビジネスにおいて非常に使い勝手の良い靴です。内羽根ストレートチップに次ぐフォーマル度があると言われており、重要な会議やプレゼンの場でも自信を持って履くことができます。ただし、バックルが極端に大きくキラキラと光りすぎるものは避け、落ち着いたデザインを選びましょう。
結婚式やパーティー
華やかな場には、ダブルモンクは最適です。ネイビーやグレーのスーツに、ピカピカに磨き上げたJALAN SRIWIJAYA ダブルモンクを合わせれば、お祝いの席にふさわしい特別感を演出できます。
葬儀・告別式ではNG
ここが最大の注意点です。葬儀などの弔事では「光り物」を避けるのが鉄則。バックルという金属パーツが付いているダブルモンクは、不謹慎とされるため絶対に避けましょう。葬儀には必ず紐靴の黒・内羽根ストレートチップを用意してください。
編集部厳選!今履くべきダブルモンクのおすすめ15選
それでは、初心者からこだわり派まで満足できる、信頼のブランドとモデルを紹介します。
1. REGAL(リーガル) 727R
日本の革靴の代名詞。日本人の足型に合わせた設計で、初めてのダブルモンクに最適です。耐久性が高く、雨の日でもガシガシ履ける実用性が魅力です。
2. JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリウァヤ) 98374
圧倒的なコストパフォーマンスを誇るインドネシア発のブランド。ハンドソーンウェルテッド製法を採用しており、履き込むほどに足に馴染む感覚は、高級靴そのものです。
3. Madras(マドラス) モデロ ダブルモンク
シャープなシルエットが特徴。イタリアンな雰囲気を纏いたいならこの一足。防水機能付きのモデルもあり、外回りの多いビジネスマンに支持されています。
4. Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ) ロウンズ
ダブルモンクの傑作といえばこれ。映画の中でジェームズ・ボンドが履いていたことでも有名です。完璧なバランスのシルエットは、一生モノとして手に入れる価値があります。
5. Cole Haan(コールハーン) ゼログランド ダブルモンク
「革靴は疲れる」という常識を覆す一足。スニーカーのようなクッション性を備えながら、見た目はしっかりとダブルモンク。アクティブに動く日の強い味方です。
6. Santoni(サントーニ) ダブルモンク
イタリアの至宝。芸術的なパティーヌ(色付け)が施された革は、もはや美術品の域。大人の色気を足元から醸し出します。
7. Scotch Grain(スコッチグレイン) アシュランス
東京・墨田区の職人が作る一足。良質な海外のタンナーから仕入れた革を使い、丁寧な作り込みがされています。長く愛用できる安心感があります。
8. Berwick1707(バーウィック) 3637
スペインの老舗。質実剛健な作りでありながら、トレンドを押さえたフォルムが人気です。ダイナイトソール仕様を選べば、滑りやすい路面でも安心です。
9. Church's(チャーチ) ベケット
英国靴の王道。力強く、重厚感のあるデザインは、クラシックな英国スーツに合わせると最高の風格を放ちます。
10. Allen Edmonds(アレンエドモンズ) セントジョンズ
アメリカ靴らしい、どこかタフな印象を持つダブルモンク。少しボリュームのあるデザインは、太めのスラックスやカジュアルな装いにもマッチします。
11. Asahi(アサヒ) 通勤快足
機能性重視ならこちら。ゴアテックスを搭載しており、雨の日でも蒸れずに快適。見た目はしっかりとした革靴なので、梅雨時期の救世主になります。
12. Tricker's(トリッカーズ) ダブルモンク
カントリーブーツで有名なブランドですが、ダブルモンクも逸品。分厚いソールと堅牢な革は、カジュアルシーンで無骨な存在感を放ちます。
13. Paraboot(パラブーツ) ウィリアム
ダブルモンク界のカジュアル王。ノルヴェイジャン製法のゴツいソールは、デニムや軍パンとの相性が最高。雨に強いリスレザーも魅力です。
14. John Lobb(ジョンロブ) ウィリアム
ダブルモンクの原点にして頂点。最高級の素材と技術が結集した一足は、靴好きなら誰もが憧れる存在。履くたびに背筋が伸びる名作です。
15. KENFORD(ケンフォード) ダブルモンク
リーガルの弟分。手頃な価格ながら、トレンドを抑えたデザインと歩きやすさが両立されています。若手ビジネスマンの強い味方です。
周囲と差をつける!ダブルモンクの着こなし術
せっかくのダブルモンク、ただ履くだけではもったいない。少しの工夫で「おしゃれ上級者」に見えるテクニックを紹介します。
1. ストラップを「あえて」一つ外す
イタリアの洒落者がよくやる「スプレッツァトゥーラ(計算された崩し)」というテクニックがあります。二つあるストラップのうち、上のバックルをあえて外したままにするのです。
これにより、足元に抜け感が生まれ、キメすぎないリラックスした雰囲気を演出できます。もちろん、フォーマルな会議ではしっかり留めるのがマナーですが、アフターファイブや休日にはぜひ試してみてください。
2. パンツの裾幅と長さにこだわる
ダブルモンクの主役はバックルです。パンツの裾が長すぎてバックルが隠れてしまうと、ただの「手入れ不足な人」に見えてしまいます。
おすすめは、裾が靴に触れるか触れないか程度の「ハーフクッション」か、少し短めの「ノークッション」です。裾幅は少し細めのテーパードシルエットにすると、靴の存在感が際立ちます。
3. ソックスで遊ぶ
バックルという装飾があるため、ダブルモンクはソックスとの組み合わせも楽しめます。
ネイビーのスーツに赤いソックスをチラ見せしたり、スエードのダブルモンクにアーガイル柄のソックスを合わせたり。足元に視線が集まりやすい靴だからこそ、細部までこだわる楽しさがあります。
ダブルモンクを長く愛用するためのメンテナンス
美しいバックルの輝きと革の質感を保つために、最低限のケアは欠かせません。
- 履いた後はブラッシング: ストラップの隙間にはホコリが溜まりやすいので、馬毛ブラシでしっかり払いましょう。
- シューキーパーは必須: ダブルモンクは構造上、履き口が広がりやすい傾向にあります。型崩れを防ぐために、脱いだらすぐに木製シューキーパーを入れてください。
- バックルの手入れ: 革だけでなく、バックルの金具もクロスで拭いて曇りを取りましょう。これだけで靴全体の高級感が維持されます。
まとめ:ダブルモンクの革靴で足元から自信をまとう
ダブルモンクは、一見すると派手で難しそうに見えますが、実は誰にでも似合い、あらゆるシーンで活躍してくれる「頼れる相棒」です。
ビジネスでの信頼感、パーティーでの華やかさ、休日のこなれ感。そのすべてを叶えてくれる一足があれば、毎朝の靴選びがもっと楽しくなるはずです。
まずは自分のスタイルに合った一足を選び、ピカピカに磨いて外へ出かけてみてください。歩くたびにカチカチと微かに鳴るバックルの音が、あなたの足元に確かな自信を与えてくれるでしょう。
ダブルモンクの革靴おすすめ15選!ダサいと言わせない選び方やマナー、コーデを徹底解説を参考に、あなたにとって最高のパートナーを見つけてくださいね。


