「今年こそは山登りに挑戦してみたい!」「自然の中を歩いてリフレッシュしたい」
そう思って、いざ道具を揃えようとしたとき、最初にぶつかる壁が「靴選び」ですよね。
特に、全国どこにでもあって頼りになるスポーツデポ。圧倒的な品揃えは魅力ですが、プロ仕様からコスパ重視のモデルまで並んでいる棚を前にして、「結局、自分に合うのはどれ?」と立ち尽くしてしまった経験はありませんか?
トレッキングシューズは、単なる運動靴ではありません。山道の岩や泥、急な斜面からあなたの足を守る「命を守る道具」でもあります。
今回は、スポーツデポで購入できるモデルの中から、初心者でも失敗しないトレッキングシューズの選び方と、今買うべきおすすめモデルを徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、自信を持って自分の一足を選べるようになっているはずですよ!
なぜトレッキングシューズ選びで「スポーツデポ」が選ばれるのか
登山用品店というと少し敷居が高く感じるかもしれませんが、スポーツデポ(アルペングループ)は初心者にとって非常に心強い味方です。その理由は、圧倒的なブランドの幅広さと、実際に触れて試せる「体験型」の店舗作りにあります。
1. 超初心者からベテランまで納得のラインナップ
スポーツデポには、サロモンやコロンビア、メレルといった世界的なトップブランドはもちろん、アルペン独自のプライベートブランドであるティゴラまで揃っています。
「まずは予算を抑えて始めたい」という方から、「形から入って長く使える良いものが欲しい」という方まで、同じ売り場で比較検討できるのが最大のメリットです。
2. 実際の山道を想定した試着ができる
多くの店舗では、店内に「テストトレイル」と呼ばれる傾斜のついた台が設置されています。
平坦な床の上で歩くだけでは、靴の本当の性能はわかりません。下り坂でつま先が当たらないか、上り坂でかかとが浮かないか。これを店舗で確認できるかどうかが、山でのトラブルを防ぐ境界線になります。
初心者がまず押さえるべき「3つのカット」の違い
トレッキングシューズの棚を見ると、足首の高さがバラバラなことに気づくはずです。これは「カット」と呼ばれ、歩く場所や目的によって使い分ける必要があります。
ローカット:街履きから軽いハイキングに
くるぶしが出るタイプのローカットシューズ。
メリットは何より「軽さ」と「歩きやすさ」です。スニーカー感覚で履けるため、整備された公園の散策や、標高の低い里山のハイキングに向いています。ただし、足首のサポートがないため、ゴツゴツした岩場では捻挫のリスクが高まる点には注意が必要です。
ミドルカット:最初の一足に最もおすすめ
くるぶしまで覆うミドルカットシューズ。
スポーツデポで初心者の方に「どれがいい?」と聞かれたら、私は間違いなくこれを勧めます。足首を適度に固定しつつ、動きやすさも確保されているバランスの取れたタイプです。日帰り登山から一泊程度の小屋泊まで、幅広く対応できる「万能選手」と言えます。
ハイカット:重い荷物を背負う本格登山に
足首をがっちりホールドするハイカットシューズ。
足首が固定されることで、不安定なガレ場(石が転がっている場所)でも関節を保護してくれます。また、重いザックを背負ったときにバランスを崩しにくいのも特徴です。ただし、靴自体が重く、慣れないうちは足が疲れやすく感じることもあります。
失敗しないための「選び方の5ステップ」
デザインだけで選んでしまうと、山道で痛い思いをすることになります。次の手順で、あなたの足にフィットする一足を見極めましょう。
ステップ1:厚手の靴下を用意する
これが意外と忘れがち!登山の時は、衝撃を吸収するために登山用ソックスを履きます。普段の靴下でサイズを合わせると、山でパンパンになって血行不良の原因になります。店舗で借りるか、あらかじめ購入して持参しましょう。
ステップ2:つま先の「捨て寸」を確認する
靴を履き、紐を結ぶ前に足を一番前まで詰めてみてください。その状態で、かかとに指が一本分(約1〜1.5cm)入る隙間があるのが適正サイズです。
なぜこれが必要かというと、下り坂では足が前方に押し出されるからです。この余裕がないと、下山中ずっとつま先が靴の先端に当たり、爪が死んでしまうこともあります。
ステップ3:土踏まずと幅のフィット感
次に紐をしっかり結びます。足の甲や幅が圧迫されていないか、逆に中で足が左右に泳いでいないかを確認しましょう。日本人は幅広・甲高の人が多いため、海外ブランドを選ぶ際は「ワイドモデル」があるかチェックするのも賢い方法です。
ステップ4:防水透湿性のチェック
山は天気が変わりやすく、朝露やぬかるみも多いです。そのため、水を通さず、中の蒸れを逃がすゴアテックスなどの素材を使っているかは死守したいポイントです。靴の横に「GORE-TEX」のタグがあるか確認してみてください。
ステップ5:店内のスロープを「下り」で歩く
上りよりも大切なのが「下り」の試着です。傾斜を降りるときに、つま先が先端にガツンと当たらないか、足首がグラグラしないかを念入りにチェックしてください。
スポーツデポで買える!おすすめトレッキングシューズ10選
それでは、具体的に人気のあるモデルを見ていきましょう。
1. サロモン X ULTRA 4 GORE-TEX
サロモンを代表する人気モデル。トレイルランニングシューズの軽快さと、登山の安定感をミックスしたような一足です。特筆すべきは「クイックレース」という紐。引っ張るだけで均等に締まるので、休憩時に緩めたり、登り坂で締め直したりするのが非常に楽です。
2. メレル モアブ 3 シンセティック ミッド GORE-TEX
「世界で最も愛されている登山靴」との呼び声高いメレルのモアブシリーズ。履いた瞬間から足に馴染むような柔らかさが特徴です。特にミッドカットモデルは、初めての本格登山靴として選ぶ人が非常に多い「安心の定番」です。
3. コロンビア セイバー 5 ミッド アウトドライ
コロンビア独自の防水機能「アウトドライ」を採用。表面で水をシャットアウトするため、靴が重くなりにくいのが魅力です。カラーバリエーションも豊富で、フェスやキャンプでも映えるデザイン性の高さが人気の秘密です。
4. ティゴラ TR-8BG1021
スポーツデポのPBティゴラ。驚くべきはそのコストパフォーマンスです。1万円を切る価格設定ながら、透湿防水機能を備え、日本人の足型に合わせて設計されています。「まずは一度体験してみたい」という超初心者の方の強い味方です。
5. アディダス テレックス AX4 GORE-TEX
アディダスのアウトドアライン。タイヤメーカーのコンチネンタル社製ラバーを使用しており、濡れた岩場でも驚くほどのグリップ力を発揮します。見た目もスタイリッシュなので、タウンユースと兼用したい方におすすめです。
6. キーン ピレニーズ
クラシックなレザー風のデザインが特徴のキーン。見た目はレトロですが、中身は最新の防水機能を備えています。足幅が非常に広く設計されているため、他の靴では幅が狭くて痛くなってしまうという方にぜひ試してほしい一足です。
7. ニューバランス フレッシュフォーム ヒエロ
スニーカーでおなじみのニューバランス。高いクッション性を誇るフレッシュフォームを搭載しており、膝への負担を軽減してくれます。本格的な岩場というよりは、林道や緩やかなハイキングコースを長時間歩くのに向いています。
8. キャラバン C1_02S
日本を代表する老舗ブランド。日本人の足を知り尽くした設計で、指先にゆとりがあるのが特徴です。入門者向けとして長年愛されており、これを履いて登山デビューする人は非常に多いです。履き口が柔らかく、筋肉がまだ付いていない初心者でも歩きやすいよう工夫されています。
9. ノースフェイス クレストン ミッド ネオ FUTURELIGHT
ノースフェイスの独自素材「FUTURELIGHT」を採用。非常に高い通気性を持ちながら、雨はしっかり防ぎます。ソールが適度に硬いため、岩場が多い山でも安定して歩くことができます。
10. サロモン エルブラス GORE-TEX
雪道や冬の低山にも対応できるモデル。スポーツデポでは季節に合わせて、こうした防寒性の高いモデルも並びます。冬のアウトドアを視野に入れているなら、保温性と防水性を両立したこうしたモデルも選択肢に入ります。
買った後に後悔しないための「メンテナンス」
せっかくスポーツデポで良い一足を手に入れたなら、長く愛用したいですよね。登山靴を長持ちさせるコツは「乾燥」と「汚れ落とし」です。
山から帰ったら、まずはインソール(中敷き)を外しましょう。靴の中は想像以上に汗をかいています。そのままにしておくと雑菌が繁殖し、嫌なニオイや素材の劣化を招きます。
泥汚れは、乾いたブラシでサッと落とすだけでOK。ひどい汚れの時だけ、濡らした布で拭き取ります。直射日光を避け、風通しの良い日陰でじっくり乾かすのが、トレッキングシューズを長持ちさせる秘訣です。
また、数年経つとソール(底)が剥がれることがあります。これは加水分解という現象で、どんな高級靴でも避けることはできません。山の中で剥がれると非常に危険なので、久しぶりに履く際は必ず自宅でソールを引っ張って確認してみてくださいね。
スポーツデポで選ぶトレッキングシューズおすすめ10選!初心者向けの選び方も徹底解説:まとめ
トレッキングシューズ選びは、新しい世界への第一歩です。
自分の足にぴったりの一足が見つかれば、歩くことそのものが楽しくなり、頂上で見る景色はもっと素晴らしいものになるでしょう。
最後におさらいですが、スポーツデポでの靴選びを成功させるポイントは以下の通りです。
- 登山用の厚手の靴下で試着する
- かかとに指一本分の**「捨て寸」**を確保する
- 店内のスロープを使って**「下り」**のフィット感を確かめる
- **防水(GORE-TEX等)**モデルを優先して選ぶ
もし迷ったら、恥ずかしがらずに店員さんに声をかけてみてください。「登る山の名前」や「登山経験」を伝えれば、あなたに最適なモデルを絞り込んでくれるはずです。
さて、準備は整いましたか?
あなたを新しい景色へと連れて行ってくれる最高の一足を見つけて、素晴らしい登山ライフをスタートさせましょう!
次は、ザックやレインウェアの選び方も気になりませんか?もし興味があれば、おすすめの登山ギアの揃え方についても詳しくお話しできますよ。


