2025年もスニーカー界では、ブランド同士のコラボレーションが続々と登場しています。ストリート、ハイファッション、アウトドア、さらにはアートや映画といったカルチャーとの融合まで、限定モデルの話題が尽きません。今年のトレンドは「異業種・異文化の掛け合わせ」。一足ごとに物語があり、ファンの心をつかんで離さない魅力があります。ここでは、2025年に注目を集める最新のスニーカーコラボ情報をまとめて紹介します。
- ナイキ×シュプリーム|定番コラボの進化形
- Undefeated×Nike Air Max 95|都市限定“City Exclusive”モデル
- Nike×Palace|ストリート×テックの融合
- On×POST ARCHIVE FACTION|機能美とモードの融合
- Sézane×New Balance 471|フランス発、上品なコラボスニーカー
- Denny’s×Mache|食×スニーカーの異色コラボ
- Nike×Netflix『Stranger Things』|80年代の空気を再現
- Jil Sander×Puma King|ミニマルデザインの頂点
- ASICS×atmos|カルチャーを映す限定コラボ
- Jordan×Nigel Sylvester|ストリートの魂を宿す一足
- 2025年のスニーカーコラボは「越境」がキーワード
ナイキ×シュプリーム|定番コラボの進化形
ナイキとシュプリームのタッグは、もはやスニーカーカルチャーの象徴的存在。2025年の最新作は「Air Force 1 Low」をベースにした限定カラーモデルで、シンプルながらもラグジュアリーな質感に仕上がっています。
ホワイトとブラックの2カラーが登場し、どちらも細部にシュプリームのロゴが控えめに配置。過去モデルよりも素材感を重視した仕上がりで、街履きにもフォーマルにも馴染む万能な一足です。
発売前からSNSでは抽選情報が話題になり、リリース当日には即完売が予想されています。
Undefeated×Nike Air Max 95|都市限定“City Exclusive”モデル
ナイキの定番モデル「Air Max 95」に、ストリートブランドUndefeatedが再び参戦。今回のテーマは「City Exclusive」。東京、ロサンゼルス、ロンドンなど、都市ごとに異なる限定カラーが展開されます。
特に東京モデルの“Fire Red”は、わずか600足限定。アッパーには異素材のレイヤーが重なり、クラシックなシルエットにモダンなアレンジが加えられています。コレクターズアイテムとしても注目度が高く、発売直後から二次市場でプレミア化が進む可能性もあります。
Nike×Palace|ストリート×テックの融合
イギリス発のスケートブランド「Palace(パレス)」とナイキのコラボレーションでは、Air Max DN8が新たなキャンバスに。Palaceらしいビビッドな色彩とナイキの最新クッショニング技術が融合し、履き心地とデザイン性の両立を実現しています。
2025年12月の発売を皮切りに、世界の主要都市で順次リリース予定。ストリートカルチャーとスポーツテクノロジーの共存を象徴するモデルとして、今季のハイライトのひとつといえるでしょう。
On×POST ARCHIVE FACTION|機能美とモードの融合
スイスのパフォーマンスブランド「On(オン)」と韓国のデザイナーズブランド「POST ARCHIVE FACTION(PAF)」が手を組み、近未来的なコラボモデル「Current Form 3.0」を発表。
PAF特有の構築的なデザインを、Onの軽量ソールテクノロジーが支える構成で、ランニングシューズとしての機能とモードファッションとしての美学を両立しています。
アジアを中心に展開される限定ラインとして注目され、ミニマルな美しさとスポーティーさを求める層に強く響いています。
Sézane×New Balance 471|フランス発、上品なコラボスニーカー
パリの人気ブランド「Sézane(セザンヌ)」と「New Balance(ニューバランス)」のコラボレーションは、クラシックでありながら柔らかな印象を放つ仕上がり。
ベースとなったのは「New Balance 471」。セザンヌらしい淡いベージュトーンに、スエード素材の温かみがプラスされ、どんなコーディネートにも合わせやすい万能モデルです。
ヨーロッパのファッション誌でも「最も上品なスニーカー」として高く評価されており、日本でも発売直後から話題を呼びました。
Denny’s×Mache|食×スニーカーの異色コラボ
アメリカのファミリーレストラン「Denny’s(デニーズ)」が、カスタムスニーカーアーティスト「Mache」とのコラボを発表。
その名も「Sticky Kicks」。パンケーキのシロップをイメージしたブラウンとゴールドのグラデーションが特徴で、遊び心にあふれた一足です。
フードカルチャーとファッションの融合という異色の試みながら、アメリカでは早くも完売店が続出。スニーカーが単なるファッションアイテムではなく、カルチャー表現の一形態であることを再認識させてくれます。
Nike×Netflix『Stranger Things』|80年代の空気を再現
世界的人気ドラマ『Stranger Things(ストレンジャー・シングス)』とナイキのコラボコレクションも正式発表されました。
1980年代のアメリカを舞台とする本作の世界観を再現した「Air Max 1」や「Converse Chuck 70」など、懐かしさと新しさが同居するラインナップです。
シューズボックスやタグもドラマ仕様となっており、ファンならずとも手に入れたくなる完成度。ストリートとエンタメの融合は、スニーカーカルチャーの新たな可能性を示しています。
Jil Sander×Puma King|ミニマルデザインの頂点
2025年のベストコラボとして名が挙がるのが、「Jil Sander(ジルサンダー)」と「Puma(プーマ)」のタッグ。
伝統的な「Puma King」をベースに、無駄を削ぎ落としたデザインで再構築。ジルサンダーの美学を宿したシンプルなフォルムは、ファッションシーンでも注目を集めています。
素材には上質なレザーを採用し、履くほどに味が出る仕上がり。スニーカーでありながら、まるでドレスシューズのような存在感があります。
ASICS×atmos|カルチャーを映す限定コラボ
国内ブランドのコラボでは、「ASICS(アシックス)」と「atmos(アトモス)」の「GT-2160 “タペタム”」が話題。
夜行性動物をモチーフに、暗闇で反射する素材を採用。日中と夜で表情が変わるデザインが特徴です。
国内販売のみの展開ながら、海外スニーカーメディアでも高い評価を得ており、日本発スニーカーの存在感を世界に示しています。
Jordan×Nigel Sylvester|ストリートの魂を宿す一足
プロBMXライダーのNigel Sylvester(ナイジェル・シルヴェスター)とJordan Brandのコラボ「Jordan 4 “Brick by Brick”」は、ストリートカルチャーの象徴的な一足。
ブラウンとグレーを基調にした落ち着いたトーンに、レンガをイメージした質感を加えたデザインが特徴。アートとストリートを繋ぐ存在として、多くのアーティストにも愛用されています。
2025年のスニーカーコラボは「越境」がキーワード
今年のスニーカーコラボを俯瞰すると、共通して見られるのは「ジャンルの越境」です。ファッションブランドとスポーツブランド、アートとストリート、食とカルチャー。
異なる価値観が出会うことで、これまでにないデザインや物語が生まれています。スニーカーは単なる靴ではなく、時代や文化を映す“キャンバス”のような存在へと進化しています。
2025年も、まだ発表されていないコラボプロジェクトが控えており、今後もサプライズが続きそうです。限定モデルは販売数が少なく、抽選形式での入手が一般的ですが、情報を早めにキャッチすればチャンスは十分。
お気に入りのブランド同士の新作コラボが登場した際には、ぜひその背景やストーリーにも目を向けてみてください。スニーカーを“履く”だけでなく、“体験する”楽しさが広がっていくはずです。
スニーカーコラボ最新情報2025まとめ
2025年は、ナイキ、ニューバランス、プーマ、アシックスといった王道ブランドが、多様なパートナーとタッグを組み、コラボスニーカーを新たなカルチャーの発信源へと押し上げています。
デザインだけでなく、背景にある思想やストーリーを知ることで、より深くその魅力を味わうことができるでしょう。
スニーカーコラボの世界は、これからも進化を続けます。あなたの次の一足は、どんな出会いを届けてくれるでしょうか。


