スニーカーが好きな人なら、一度は「この靴ってどの会社が作っているんだろう?」と思ったことがあるはず。
近年はストリートファッションや通勤スタイルにも欠かせない存在となり、世界中で多くのブランドや企業がしのぎを削っています。
今回は、スニーカーを製造・販売する代表的な会社を一覧で紹介しながら、それぞれの特徴や企業規模をわかりやすく解説していきます。
- 世界のスニーカー市場の今
- ナイキ(NIKE)|圧倒的なブランド力を持つ世界最大手
- アディダス(adidas)|三本線が象徴のドイツ発ブランド
- プーマ(PUMA)|スピードとデザインを融合した老舗
- ニューバランス(New Balance)|履き心地を追求する実力派
- スケッチャーズ(SKECHERS)|快適さを追求したライフスタイルブランド
- アシックス(ASICS)|日本発、世界で愛される機能性ブランド
- 安踏(ANTA)・リーニン(Li-Ning)|中国勢の台頭
- コンバース・Vans・HOKAなど、個性派ブランドも台頭
- 日本市場におけるスニーカー会社の動向
- スニーカー業界のこれから
- スニーカーを製造・販売する会社一覧のまとめ
世界のスニーカー市場の今
スニーカー市場は、スポーツだけでなくファッションやライフスタイル全体を支える巨大産業です。
2020年代に入ってからは「快適」「個性」「サステナブル」といった価値観が重視され、従来の“運動靴”という枠を超えた成長を続けています。
世界全体の市場規模は10兆円を超え、2030年には14兆円規模に達するという予測もあります。
とくにライフスタイルスニーカーの需要が伸びており、街中でも履ける「見た目重視×機能性」がトレンド。
この成長を支えているのが、ナイキやアディダスをはじめとする大手ブランド企業たちです。
ナイキ(NIKE)|圧倒的なブランド力を持つ世界最大手
スニーカーと聞いて最初に思い浮かぶのが、やはりナイキでしょう。
アメリカ・オレゴン州発祥のナイキは、1964年に創業されて以来、世界最大のスポーツブランドとして君臨しています。
Air Jordan、Air Max、Dunk、Blazerなど、数え切れないほどの名作を世に送り出してきました。
とくに「エア」シリーズは技術革新の象徴であり、ファッションアイテムとしても不動の人気を誇ります。
ナイキの年間売上は5兆円を超えるとも言われ、世界のスニーカー市場におけるシェアは群を抜いています。
自社工場を持たず、グローバルな委託生産体制を構築している点も特徴。
革新的なデザインとマーケティング力で、今もスニーカーカルチャーの中心に立ち続けています。
アディダス(adidas)|三本線が象徴のドイツ発ブランド
ナイキと並ぶもう一つの巨塔がアディダス。
1949年にドイツで誕生し、三本線のロゴはスポーツ界だけでなくファッション界でも象徴的な存在になりました。
Stan Smith、Superstar、Ultra Boostなど、時代を超えて愛されるモデルを多く展開。
シンプルながらも機能美に優れ、スポーツ・ストリート・カジュアルのすべてに対応できる万能ブランドです。
アディダスの年間売上は2兆円規模。
ナイキとの差はあるものの、ヨーロッパでは絶大な支持を得ています。
近年では若者世代向けにデザイン性を高めたラインも増え、ファッションブランドとのコラボも積極的に行っています。
プーマ(PUMA)|スピードとデザインを融合した老舗
プーマはアディダスの創業者の兄が立ち上げた、もう一つのドイツ発ブランドです。
スポーツ競技の現場で培われた性能と、スタイリッシュなデザイン性を両立しています。
代表作にはSuede、RS-X、Caliなどがあり、スポーティーでありながら街履きにも合うバランスが魅力。
リアーナやセルジオ・アグエロなど著名人とのコラボも話題を呼び、トレンドを押さえたモデルを次々とリリースしています。
年間売上は約1兆円弱とされ、ナイキ・アディダスに続く世界的ブランドの一角。
ヨーロッパの感性を感じるデザインが、他ブランドとの差別化ポイントです。
ニューバランス(New Balance)|履き心地を追求する実力派
「履いた瞬間にわかるフィット感」で知られるニューバランス。
1906年にアメリカ・ボストンで誕生し、整形外科用インソールの開発から始まったという歴史を持ちます。
現在は990シリーズや574など、クラシックとモダンを融合したモデルが人気。
特にMade in USA/Made in UKシリーズは、クラフトマンシップと上質な素材使いが評価されています。
売上規模は6,000億円を超え、スニーカー市場のトップ5に位置。
「走れる」「疲れにくい」「上品に見える」という三拍子がそろい、ビジネスカジュアル層にもファンが多いブランドです。
スケッチャーズ(SKECHERS)|快適さを追求したライフスタイルブランド
スケッチャーズは1992年創業のアメリカ企業で、「快適性」に特化したスニーカーを展開。
スポーツブランドというより、ライフスタイルシューズブランドとして成長してきました。
代表的なモデルはD’Lites、GOWALKなど。
軽量ソールやクッション性を重視した構造が特徴で、立ち仕事やウォーキングに適しています。
世界120カ国以上で販売され、年間売上は2兆円近くに迫る規模。
シンプルで価格も手頃なため、幅広い年齢層に支持されています。
アシックス(ASICS)|日本発、世界で愛される機能性ブランド
アシックスは1949年創業の日本企業で、神戸市に本社を構えます。
名前はラテン語の「健全な身体に健全な精神を(Anima Sana In Corpore Sano)」に由来。
日本人の足に合った設計と技術力の高さで、世界中のランナーに支持されています。
ランニングシューズGEL-KAYANO、GEL-NIMBUSシリーズは特に人気。
クッション性と安定性の両立は世界トップクラスで、アスリートから日常ランナーまで幅広く支持を得ています。
ここ数年はデザイン性の高い「ASICS SportStyle」ラインが若年層に浸透。
ファッションブランドとのコラボも増え、「おしゃれなアシックス」という新しいイメージが広がっています。
安踏(ANTA)・リーニン(Li-Ning)|中国勢の台頭
ここ数年で急成長しているのが、中国発のスポーツブランドです。
中でも安踏(アンタ)とリーニンは国内外で存在感を高めています。
安踏はFILAの中国事業を買収し、国内スポーツ市場でトップクラスの売上を記録。
リーニンも北京五輪以降のブランド再構築に成功し、ストリートカルチャー層から注目を集めています。
両社とも自国生産を強みに、コスト競争力とデザイン性を両立。
特にリーニンは「中国発のファッションスニーカー」として、若者の間で人気が急上昇しています。
コンバース・Vans・HOKAなど、個性派ブランドも台頭
スニーカーブランドといえば、やはり「定番の一足」も欠かせません。
コンバースの「オールスター」は100年以上の歴史を持つアイコン的存在。
キャンバス素材とシンプルなフォルムは、時代を超えて愛されています。
スケートカルチャーをルーツに持つVans(ヴァンズ)は、チェック柄のスリッポンやオールドスクールで人気。
また、HOKA(ホカ)は厚底ソールの革新的なデザインでランナーやトレッキング層から注目を集めています。
こうしたブランドは一見ニッチですが、ファッション性と個性を武器に確実にファンを増やしています。
日本市場におけるスニーカー会社の動向
日本のスニーカー市場も拡大を続けています。
アシックスやミズノ、ムーンスターといった国内メーカーが技術力を武器に存在感を発揮。
一方で、ナイキやアディダス、ニューバランスなど海外ブランドも安定した人気を誇ります。
ABCマートやアトモスなどの販売企業も重要な役割を担っており、海外ブランドの国内展開を支えています。
特に都心部では、限定スニーカーやコラボモデルを求める消費者が増え、コレクション文化も盛り上がりを見せています。
スニーカー業界のこれから
スニーカー業界は今後も成長が期待されています。
その理由は「機能性」「デザイン」「サステナブル」という3つの価値軸が同時に進化しているからです。
リサイクル素材を使ったモデルや、3Dプリント技術によるカスタムスニーカーも登場。
さらにデジタル販売やメタバース内でのバーチャルスニーカーなど、新しい市場も広がりつつあります。
スニーカーはもはや“履く道具”ではなく、“自己表現の一部”。
製造・販売する企業は、その時代の価値観をいち早く形にしていくクリエイターでもあります。
スニーカーを製造・販売する会社一覧のまとめ
今回紹介したスニーカー会社は、世界の市場を牽引するトップブランドばかり。
ナイキ、アディダス、プーマ、ニューバランス、アシックス、スケッチャーズ、安踏など、それぞれに独自の強みがあります。
スニーカーを選ぶときは、ブランドの背景や理念にも注目してみると、より深く楽しめるはず。
お気に入りの一足の裏側には、情熱と技術、そして企業の歴史が詰まっています。
これからもスニーカーを製造・販売する会社たちは、私たちの足元を支え、日常を少し特別なものにしてくれるでしょう。


