スニーカーを選ぶときに「USサイズ」と書かれた数字を見て、少し戸惑ったことはありませんか？海外ブランドのスニーカーを購入するとき、このUSサイズの理解は欠かせません。日本サイズとの違いや、自分にぴったり合う一足を選ぶためのコツを知っておくことで、失敗のないスニーカー選びができます。ここでは、USサイズの基本から、日本サイズとの対応関係、実際の選び方までを詳しく解説します。
USサイズとは？まず知っておきたい基本
スニーカーのUSサイズは、アメリカの靴のサイズ表記方法です。日本では足の長さを「センチ（cm）」で表すのに対し、USサイズは「インチ」を基準にしています。そのため、同じ「26」といっても、cmとUSサイズではまったく意味が異なります。
USサイズは、主にナイキやアディダス、ニューバランスなど海外ブランドで使われています。例えばナイキの靴箱を見ると、「US 8 / UK 7 / EUR 41 / CM 26」といった表記があります。つまり「US8」は日本サイズでおよそ26cmに相当する、ということです。
このように、USサイズを理解しておくと、海外通販や輸入モデルを購入する際にも安心です。
日本サイズとの違いを理解する
日本サイズは足の長さをそのままセンチで表しています。たとえば「26.0cm」は、かかとからつま先までの実測値です。一方、USサイズは「インチ」をもとにしており、足長以外にも足幅（ウィズ）を考慮して作られているのが特徴です。
また、USサイズは男女で数値の意味が異なります。たとえば、同じ「US7」でも、メンズとウィメンズでは約1cmほど差があります。メンズのUS7は日本サイズ約25cm前後、ウィメンズのUS7は約23.5cmに相当します。
この違いを知らないと、オンラインで購入したときに「小さすぎる」「大きすぎる」といったトラブルが起こりがちです。ブランド公式の換算表を確認しておくことが大切です。
スニーカーUSサイズの目安一覧（メンズ・レディース）
スニーカーのUSサイズを日本サイズに換算する際の目安を、リストで紹介します。これは一般的な参考値であり、ブランドやモデルによって多少の誤差があります。
メンズスニーカーのUSサイズ目安
- US6 → 約24cm
- US7 → 約25cm
- US8 → 約26cm
- US9 → 約27cm
- US10 → 約28cm
- US11 → 約29cm
レディーススニーカーのUSサイズ目安
- US5 → 約22cm
- US6 → 約23cm
- US7 → 約24cm
- US8 → 約25cm
- US9 → 約26cm
- US10 → 約27cm
この対応関係はあくまで目安です。同じUSサイズでも、ナイキは少しタイトめ、アディダスはややゆったりめなどの傾向があります。実際のフィット感はブランドや木型（ラスト）の違いによって変わります。
自分の足に合ったスニーカーサイズを見つける方法
スニーカーのサイズ選びで失敗しないためには、まず自分の足を正確に測ることが大切です。
- 足長を測る
紙の上に足を置き、かかとから最も長いつま先までの距離を測ります。これが「足長」です。
測るときは立った状態で行うと、体重がかかって実際に履いたときのサイズ感に近くなります。 - 足幅（ワイズ）を測る
親指の付け根から小指の付け根までをメジャーで測ります。幅が広めの方は、同じサイズでも“ワイド”や“2E・3E”といった表記のモデルを選ぶと快適です。 - 左右の足を測る
人によって左右の足の大きさが微妙に違います。大きい方の足を基準にサイズを決めると失敗が少なくなります。 - 捨て寸を考慮する
つま先に0.5〜1cm程度の余裕を持たせるのが理想です。特にランニングシューズやカジュアルスニーカーは、指先が軽く動くくらいが快適です。
USサイズ選びのコツ：ブランド別の傾向を押さえる
スニーカー選びでは、ブランドによってフィット感の特徴が大きく異なります。ここでは代表的なブランドの傾向を紹介します。
- ナイキ
全体的に細めの作り。甲が低く、幅が狭い人に合いやすい。普段履いているサイズより0.5cm上げる人も多いです。 - アディダス
比較的標準〜やや広めの作り。モデルによって差がありますが、オリジナルス系は少しゆったりめ。 - ニューバランス
サイズ展開が豊富で、ワイズ（D・2E・4Eなど）を選べるのが特徴。フィット感を重視するなら実際に試着するのがベスト。 - コンバース
少し細身のシルエット。キャンバス生地モデルは伸縮性が少ないため、やや大きめを選ぶ人も多いです。 - バンズ
比較的ゆとりがあるが、ソールが硬め。長時間歩くときはジャストサイズより0.5cm上げると快適。
このように、同じUS8でもブランドによって履き心地が変わるため、口コミやレビューも参考にしましょう。
海外通販でスニーカーを買うときの注意点
海外サイトでスニーカーを購入する場合、USサイズ表記しかないことが多く、換算ミスが起こりやすいです。以下の点に注意しましょう。
- 公式サイトのサイズガイドを確認する
ブランドごとに換算表や測定方法が公開されています。自分の足長を入力すると自動的にUSサイズを表示してくれるサイトもあります。 - 返品・交換ポリシーを確認する
サイズが合わなかった場合に交換可能かどうか、送料はどちらが負担するかを事前に確認しておくと安心です。 - 男女サイズの区別に注意
“Men’s 8”と“Women’s 8”では日本サイズが約1.5cm違います。特にユニセックスモデルでは混同しやすいので、表記をしっかり確認しましょう。 - レビューを活用する
「少し小さめ」「いつものサイズでOK」など、実際に購入した人の声は参考になります。
サイズ選びで失敗しないための実践ポイント
サイズ換算表だけで選ぶのではなく、以下のポイントを意識すると、自分に合ったサイズを見つけやすくなります。
- 試着できる場合は必ず試す
- 厚手の靴下を履く季節には0.5cm大きめを選ぶ
- 足幅が広い人はワイドタイプを選択
- ブランド公式の「足長計測ツール」や「サイズ診断」を活用する
- 長時間歩く用途なら、少し余裕のあるサイズを選ぶ
こうした基本を押さえるだけで、ネット購入でもフィット感の失敗を防ぐことができます。
スニーカーのUSサイズを理解して自分にぴったりの一足を
スニーカーのUSサイズは、慣れてしまえば決して難しくありません。日本サイズとの違いを理解し、自分の足の特徴を知っておけば、ブランドやモデルを問わず快適に履ける一足を選べます。サイズ選びは見た目以上に重要で、足の健康や歩きやすさにも直結します。
スニーカーは日常に欠かせないアイテムだからこそ、サイズの知識をしっかり身につけて、心地よく履ける相棒を見つけましょう。USサイズの早見表を活用すれば、海外モデルも安心して選べるようになります。自分にぴったりのスニーカーを探す第一歩として、この記事をぜひ参考にしてください。
