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スニーカーのかかと内側が擦れたときの修理方法!長持ちさせる補修アイデアも紹介

お気に入りのスニーカーを履き続けていると、いつの間にか「かかとの内側」が擦れて破れてしまうこと、ありますよね。履き心地が悪くなったり、靴下が破れたりと、見えない場所のダメージほど気になるものです。この記事では、スニーカーのかかと内側が擦れたときの修理方法を、DIYからプロ修理までわかりやすく紹介します。長持ちさせるための補修アイデアもあわせてチェックしていきましょう。


なぜスニーカーのかかと内側は擦れやすいのか

かかと内側が傷む最大の理由は「摩擦」です。歩くたび、足の踵がライニング(内側の布部分)に触れ続け、少しずつ生地が薄くなっていきます。特に以下のような要因が重なると、劣化は一気に進行します。

  • サイズが合っていない(緩すぎ・きつすぎ)
  • 履くときにかかとを強く押し込む癖がある
  • 素足や薄い靴下で履くことが多い
  • 長時間の歩行やランニングによる摩耗
  • 汗や湿気で素材が弱っている

これらが重なると、内側の布地が破れ、スポンジが見えたり、内部の芯材が露出してしまうこともあります。放置するとさらに擦れが広がり、靴擦れや痛みの原因にもなります。


破れの程度をチェック!まずは状態を見極める

修理を始める前に、かかとのダメージがどの程度なのか確認しましょう。
目安としては次の3段階に分けられます。

  • 軽度:表面の布が毛羽立っている、軽く擦れている程度
  • 中程度:布が一部破れてスポンジが見え始めている
  • 重度:大きく穴が開き、内部の芯材が露出している

軽度〜中程度であれば、自宅で補修できます。重度の場合は、プロの修理店に依頼するのが安心です。自分のスニーカーがどの段階なのかを見極めることで、最適な補修方法を選べます。


自宅でできる!スニーカーのかかと内側修理の基本

① 補修パッチを貼る

最も簡単で手軽なのが「補修パッチ」タイプ。靴の内側に貼るだけで、擦れた部分をカバーできます。
市販の「かかと補修シール」や「内側補修パッド」は、強力な粘着力を持ち、靴の内側でもはがれにくい仕様です。

使い方のコツ:

  1. 破れ部分のホコリや汚れをきれいに拭き取る
  2. しっかり乾燥させる(湿気があると粘着力が落ちる)
  3. パッチを少し大きめにカットして貼る

これだけで、見た目もスッキリし、摩耗が進むのを防げます。色も黒・グレー・ベージュなど靴に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。


② 接着剤で補修する

破れが少し大きい場合には、靴用接着剤を使うのがおすすめです。
定番は「シューグー」のようなゴム系補修剤。弾力性があり、摩擦部分に強いのが特徴です。

手順は簡単:

  1. 破れた部分の埃を除去し、表面を軽くやすりがけ
  2. 接着剤を薄く均等に塗る
  3. 乾燥させて硬化させる(数時間~一晩が目安)

乾くと透明または半透明になり、違和感のない仕上がりになります。ただし厚く塗りすぎるとゴワつくので、薄く重ねるのがコツです。


③ 100円ショップの補修布・ナイロンシートを活用

100均の「ナイロン補修シート」や「アイロン接着補修布」は、コスパ抜群のアイテムです。
破れた部分に合わせてカットし、アイロンまたは手で圧着するだけ。

ダイソーやセリアには靴の補修向け商品も多く、初心者でも手軽に試せます。
ただし、粘着力はプロ用より弱いため、一時的な補修や「とりあえず使えるようにしたい」場合に向いています。


④ フェルトや布で補強する

より強力に直したい場合は、布やフェルトを切って貼り付ける方法があります。
擦れた箇所の形に合わせて素材をカットし、接着剤でしっかり固定。フェルトはクッション性が高く、足当たりが柔らかくなるというメリットもあります。

おすすめは、やや厚みのある柔らかめの布地。靴の形状になじむ素材を選ぶと仕上がりが自然になります。


⑤ 縫って直す(上級者向け)

縫い補修は耐久性を重視する人向けです。
破れが広い場合、同じサイズの布を裏から当てて縫い付けます。
針と糸を使って手縫いで仕上げるため少し時間がかかりますが、強度は抜群。革靴の修理にも応用できるテクニックです。

縫う際は「靴用の太めの糸」や「革用針」を使うと破れにくく、長持ちします。糸が外側に出ないように縫い目を工夫すると見た目もきれいです。


プロの靴修理店に依頼する場合

自分で修理するのが不安な場合や、破れが大きい場合はプロに任せましょう。
靴修理店では、かかと内側のライニングや芯材を交換してくれるメニューがあります。素材の張り替えまで行うため、仕上がりは新品同様。履き心地も戻ります。

料金の目安:

  • 片足:約2,000〜4,000円前後
  • 両足:約4,000〜7,000円程度

期間は1週間〜10日ほどが一般的です。お気に入りのスニーカーやブランドシューズを長く履きたい人には、費用に見合う価値があります。


修理後に長持ちさせるためのアイデア

修理して終わりではなく、その後のケアが大切です。かかと内側を長持ちさせるには、次のポイントを意識しましょう。

  • 履くときは靴べらを使う
     → かかとを押し潰さずに履くことで、摩耗を防げます。
  • 厚手の靴下を選ぶ
     → 踵の摩擦を軽減し、布の破れを遅らせます。
  • 定期的に中の汚れを拭き取る
     → 汗や皮脂が残ると接着剤の劣化や臭いの原因になります。
  • 早めの補修を心がける
     → 小さな破れのうちに手を入れることで、広がりを防げます。

また、靴用の防水スプレーや保護剤を使うと、素材の劣化を抑えられます。補修後の仕上げとして、軽くコーティングしておくのもおすすめです。


かかと内側の修理は「早めの対処」がカギ

スニーカーのかかと内側が擦れたまま履き続けると、破れが進むだけでなく足への負担も大きくなります。小さな傷みを放置せず、早めに修理することが長持ちのコツです。

補修パッチを貼るだけの簡単ケアから、接着剤・布補強・プロ修理まで、選べる方法はいろいろ。自分のスニーカーの状態や愛着度に合わせて最適な修理方法を選びましょう。少しの手間で、お気に入りの一足をもっと長く履き続けられます。


スニーカーのかかと内側修理で快適さと寿命を取り戻そう

どんなに丈夫なスニーカーでも、日常的な摩擦には勝てません。
しかし、正しい修理方法と少しの工夫で、再び快適に履けるようになります。

「もう捨てようかな」と思ったそのスニーカーも、かかと内側をきちんと修理すればまだまだ現役。
自分で補修する楽しみも加わり、靴との付き合い方が少し変わるはずです。

今日からできる簡単なメンテナンスで、大切な一足を長く、気持ちよく使っていきましょう。

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