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スタンス ミス 初代の伝説とは?現行モデルとの決定的な違いと見分け方を徹底解説

世界で一番売れたスニーカーとしてギネス記録にも認定されているアディダスの名作、スタンスミス。街を歩けば必ずと言っていいほど目にする定番中の定番ですが、実はその歴史の頂点に君臨する「スタンス ミス 初代」の存在をご存知でしょうか。

「今のスタンスミスと何が違うの?」「ヴィンテージとして価値があるのはどれ?」そんな疑問を持つ方のために、今回は初代モデルの正体と、現代のラインナップの中でどれを選ぶべきかを深掘りしていきます。これを読めば、次にアディダス スタンスミスを手に取るときの視点がガラリと変わるはずです。


スタンスミスの原点「ハイレット」という名の前身モデル

スタンスミスという名前になる前、このシューズには別の名前がありました。それがフランスのテニスプレーヤーの名を冠した「ロバート・ハイレット」です。1964年に誕生したこのモデルこそが、すべてのスタンスミスの直系の先祖にあたります。

当時のテニスシューズはキャンバス(布)製が当たり前でしたが、アディダスは世界で初めてレザーを採用しました。この革新的な一歩が、現在の洗練されたレザースニーカーのスタンダードを作ったのです。1970年代に入り、アメリカのスター選手であるスタン・スミス氏と契約を結んだことで、モデル名が徐々に移行していきました。

興味深いのは、1970年代初頭の過渡期モデルです。シュータン(ベロ)にはスタン・スミス氏の顔がプリントされているのに、その横には「Haillet(ハイレット)」の文字が残っているという、マニア垂涎のハイブリッドモデルが存在しました。これがいわゆる「初代スタンスミス」の象徴的な姿の一つとされています。


圧倒的なオーラを放つ「フランス製」初代ヴィンテージの特徴

古着屋やオークションで高値で取引される「初代」や初期ヴィンテージモデル。それらには、現行品にはない独特のディテールが詰まっています。

まず、最も分かりやすいのが「シルエット」です。初代に近いヴィンテージモデルは、現行品に比べてつま先(トウ)が非常にシャープで、全体的にシュッとした細身の形をしています。上から見たときのスマートさは、ドレスシューズにも通じる気品があります。

次に「シュータンの仕様」です。初期のモデルは、シュータンが厚手の一枚革で作られており、縁にステッチ(縫い目)がありません。切りっぱなしのような質感は、足首に吸い付くような柔らかさを提供していました。また、現在のモデルでは当たり前になっている「スタンスミス氏の肖像画」も、最初期のハイレット時代には存在せず、非常にシンプルな顔立ちだったのです。

さらに、ヒールパッチ(かかと部分)のロゴにも注目です。初期モデルには、アディダスの象徴であるトレフォイル(三つ葉)ロゴの横に、登録商標を示す「®(Rマーク)」が入っていません。こうした細かい「引き算の美学」が、初代モデルの持つ圧倒的なオーラを作り出しています。


現行モデルの大きな転換点!2021年のサステナブル化

スタンスミスの歴史を語る上で避けて通れないのが、2021年の大きな仕様変更です。アディダスは環境保護の観点から、スタンスミスのすべてのレギュラーモデルにおいて、天然皮革の使用を廃止し、リサイクル素材(合成皮革)へと切り替える決断をしました。

これにより、かつての初代が持っていた「本革の質感」や「履き込むほどに馴染む経年変化」は、一部の上位モデルを除いて姿を消すことになりました。

現在、スタンスミス サステナブルとして販売されているモデルは、汚れに強く、雨の日でも気兼ねなく履けるというメリットがあります。一方で、初代のような「育てる楽しみ」を求める層からは、本革仕様の復活を望む声も根強くあります。


初代の雰囲気を味わいたいなら選ぶべき「LUX」と「復刻版」

「初代のような本物の質感が欲しいけれど、ヴィンテージは高すぎるし手入れが大変……」という方に朗報なのが、アディダスが展開するプレミアムラインです。

今、最も初代の精神に近いと言われているのが「スタンスミス LUX(ラックス)」です。これは、高品質な天然皮革を使用し、ライニング(内張り)までレザーで仕上げた贅沢な一足。ステッチの細かさや全体のフォルムが非常に丁寧で、大人が履くにふさわしい高級感を備えています。

また、定期的にリリースされる「80s」や「ヴィンテージ」と銘打たれた復刻モデルも見逃せません。これらは、あえてソールを少し黄色みがかったオフホワイトにしたり、シュータンを薄くしたりすることで、当時の雰囲気を忠実に再現しています。

スタンスミス LUXを選べば、初代が持っていた「最高級のテニスシューズ」という誇りを、現代のクオリティで体感することができるでしょう。


後悔しないための見分け方:ABCマート版とオリジナルス版

スタンスミスを購入しようとすると、価格帯の違う2つのモデルに出会うことがあります。いわゆる「ABCマート限定モデル」と、アディダス公式の「オリジナルス版」です。

ABCマート版は、より多くの人が履きやすいように設計されており、ソールにクッション性があったり、シュータンが厚く作られていたりします。コストパフォーマンスに優れ、日常の道具として非常に優秀です。

対して、初代のディテールを重んじるのはオリジナルス版です。特に型番が「LUX」や「80s」となっているものは、細身のシルエットを維持しており、ファッションのプロやスニーカー愛好家から選ばれる傾向にあります。

もしあなたが「初代スタンスミスの細身でエレガントなスタイル」に憧れているなら、少し予算を足してでも、オリジナルス版の上位モデルをチェックすることをおすすめします。


スタンスミスのサイズ選びと長く愛用するためのコツ

初代のような細身のシルエットを楽しむために重要なのがサイズ選びです。スタンスミスは、ナイキなどのスニーカーに比べると横幅がややタイトに作られています。

ジャストサイズで履くと、サイドの「3本線のパンチング」が横に広がってしまい、せっかくの美しいシルエットが崩れてしまうことがあります。そのため、普段履いている靴よりも0.5cmほどサイズアップして、紐をギュッと絞って履くのが、スタンスミスを最も美しく見せるコツです。

また、防水スプレーを使用して汚れをガードするのはもちろん、本革モデルを選んだ場合は、定期的にレザークリームで保湿してあげてください。初代モデルが数十年経ってもヴィンテージとして価値を保っているように、手入れ次第であなたの一足も一生モノの相棒になります。


スタンス ミス 初代から受け継がれる「究極のシンプル」

最後に改めて、このスニーカーがなぜこれほどまでに愛され続けているのかを考えてみましょう。それは、初代から一貫して変わらない「引き算のデザイン」にあります。

余計な装飾を削ぎ落とし、白を基調としたクリーンなルックス。サイドのロゴをパンチングの穴で表現するという控えめな自己主張。この潔さこそが、どんなコーディネートにも馴染み、時代を超えて愛される理由です。

「スタンス ミス 初代」の歴史を知ることは、単に古い靴に詳しくなることではありません。それは、50年以上変わらない価値を持つ「本物」の見極め方を知ることでもあります。

最新のサステナブルな一足を選ぶもよし、こだわりのLUXモデルで初代の質感に浸るもよし。次にスタンスミス ホワイトを履くときは、そのかかとに宿る長い歴史に、少しだけ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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