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スエード革靴の手入れ完全ガイド!初心者でも失敗しない汚れ落としと長持ちのコツ

「スエードの靴って、雨に弱そうだし手入れが難しそう……」

そんな風に思って、お気に入りの一足を眠らせていませんか?

実は、スエードは正しい知識さえあれば、ツヤのあるスムースレザーよりもずっと手入れが楽で、しかも雨に強いという最強のポテンシャルを秘めているんです。

今回は、初心者の方でも絶対に失敗しない革靴のスエードの手入れについて、基本のブラッシングから、いざという時のトラブル解決法まで、プロ顔負けのノウハウを分かりやすく解説します。


そもそもスエードってどんな革?「汚れやすい」は誤解です

まず、スエードの正体を知ることから始めましょう。スエードとは、革の内側を起毛させたもの。この「毛羽立ち」こそが、スエードの最大の魅力であり、手入れの鍵となります。

「起毛しているから汚れが入り込んで取れないのでは?」と心配される方が多いのですが、実は逆。毛があるおかげで、汚れが革の深部まで浸透するのを防いでくれているんです。表面の毛の上に乗っている汚れを、適切な道具で「払い出す」ことができれば、いつまでも新品のような風合いを保てます。

また、スエードは「水に弱い」と思われがちですが、これも半分正解で半分間違い。確かにそのままではシミになりやすいですが、毛の表面に防水スプレーをかけることで、雨を玉のように弾く「最強のレインシューズ」に変貌します。


これだけは揃えたい!スエード手入れの必須アイテム

「何を買えばいいかわからない」という方のために、これだけあれば完璧という道具をご紹介します。

1. スエードブラシ(真鍮混毛・豚毛)

スエード手入れの主役です。ホコリを払うだけでなく、寝てしまった毛を立たせるために使います。特におすすめなのが、真鍮(ワイヤー)が混じったタイプ。これでブラッシングすることで、繊維の奥の汚れまでかき出せます。

スエードブラシ

2. スエード用消しゴム(クリーナー)

部分的な黒ずみや、こすって付いた汚れを「消しゴム」のように削り落とします。

スエードクリーナー 生ゴム

3. 保湿・栄養・補色スプレー

スエードは乾燥すると色が白っぽく褪せてきます。これを防ぐために、定期的な栄養補給が必要です。無色のタイプならどんな色の靴にも使えて便利です。

スエードスプレー 無色

4. 防水スプレー

これは必須中の必須。スエードを汚れや水から守るバリアになります。

防水スプレー

【実践】初心者でも失敗しない基本のステップ

それでは、実際の手入れ手順を見ていきましょう。難しいことは一つもありません。

ステップ1:毛並みに逆らって「汚れをかき出す」

まずはブラシを使って、靴全体のホコリを落とします。ポイントは、最初から毛並みを整えようとせず、あえて**「毛を逆立てるように」**ブラシを動かすこと。

これによって、毛の根本に詰まった微細な砂やホコリが浮き上がってきます。スナップを効かせて、リズミカルにブラッシングしましょう。

ステップ2:頑固な汚れを「消しゴム」で狙い撃ち

ブラッシングだけで落ちない黒ずみや、つま先のこすれ跡には、専用の消しゴムを使います。

力を入れすぎず、汚れた部分を優しくこすってください。削りカスと一緒に汚れがポロポロと落ちていきます。終わったら再度ブラッシングをして、カスを払い落とします。

ステップ3:栄養補給で「鮮やかな色」を取り戻す

汚れが落ちたら、栄養スプレーの出番です。

靴から20〜30cmほど離して、全体にムラなく吹きかけます。スプレーをすることで、革に油分が戻り、しなやかさと鮮やかな発色が復活します。スプレー直後は色が濃く見えますが、乾けば元に戻るので安心してくださいね。

ステップ4:防水バリアで仕上げる

スプレーが完全に乾いたら、仕上げに防水スプレーをかけます。

「え、さっき栄養スプレーしたばかりなのに?」と思うかもしれませんが、防水スプレーは「最後に」かけるのが鉄則です。これにより、水だけでなく、油汚れや泥汚れもつきにくくなります。

ステップ5:毛並みを整えてフィニッシュ

すべての工程が終わったら、最後にブラシで毛並みを一定方向に揃えます。これで、スエード特有の美しい陰影が生まれ、見違えるような仕上がりになります。


こんな時どうする?状況別の救急処置

「飲み物をこぼした!」「雨でシミになった!」そんなトラブルへの対処法を知っておけば、もう怖くありません。

雨でビショビショに濡れてしまったら

  1. まずは乾いた布や紙で、優しく水分を吸い取ります。絶対にこすらないでください。
  2. 靴の中に新聞紙やシューキーパーを詰め、型崩れを防ぎます。
  3. 直射日光を避け、風通しの良い日陰でじっくり乾かします。
  4. ここが重要! 完全に乾く「直前」に一度ブラッシングをして毛を立たせます。完全に乾ききってからだと、毛が固まってゴワゴワになってしまうからです。

脂っこい食べこぼしが付いた

油汚れは時間が経つと浸透してしまいます。付着してすぐなら、ティッシュなどで軽く押さえて油分を吸い取り、その後、専用のパウダータイプのクリーナーや、強力なスエード消しゴムを使って対処します。

スエード用サンドクリーナー

色あせがひどく、白っぽくなってきた

長年愛用して色が抜けてしまった場合は、その靴の色に合わせた「補色スプレー」を使いましょう。

全体に薄く何度も重ねるのがコツ。一箇所に集中してかけるとシミになるので注意してください。まるで新品のような色が戻ってきますよ。


やってはいけない!スエード手入れのNG行動

初心者が陥りがちな「これをやると台無しになる」というポイントをまとめました。

  • 乳化性クリーム(ツヤ出し用)を塗るスムースレザー用のクリームをスエードに塗るのは絶対にやめてください。毛がベタベタに固まって寝てしまい、二度と元の質感には戻りません。
  • ドライヤーで急激に乾かす濡れた革を熱風で乾かすと、革が縮んだり、ヒビ割れたりする原因になります。乾燥は必ず「自然乾燥」が鉄則です。
  • 汚れたまま防水スプレーをかける汚れの上から防水スプレーをかけると、汚れをコーティングして閉じ込めてしまいます。必ず「汚れを落としてから」スプレーしましょう。

日々のちょっとした工夫で、手入れはもっと楽になる

スエードの靴を長持ちさせるためには、メンテナンスと同じくらい「履き方」も大切です。

  • 1日履いたら2日休ませる革靴全般に言えることですが、足の裏は1日でコップ1杯分の汗をかきます。スエードに吸い込まれた湿気をしっかり逃がすために、中2日は空けるのが理想的です。
  • 帰宅後のブラッシングを習慣にする本格的な手入れは月に1回でも十分ですが、玄関先での軽いブラッシングは毎日行いましょう。これだけで、汚れの定着を8割防げます。
  • シューキーパーを活用する形を整えながら保管することで、起毛部分に余計なシワが寄るのを防ぎ、ブラッシングもしやすくなります。木製シューキーパー

まとめ:革靴のスエードの手入れをマスターして、足元に自信を!

スエードの靴は、その独特の温かみと上品な質感で、ビジネスからカジュアルまで幅広く活躍してくれる優秀なアイテムです。

「難しそう」という先入観を捨てて、まずは1本のブラシと1本の防水スプレーから始めてみてください。たったそれだけで、あなたの靴は驚くほど長持ちし、雨の日でも晴れやかな気分で歩けるようになるはずです。

手入れを重ねるごとに愛着が湧いてくるのも、本革ならではの楽しみ。ぜひ、今回ご紹介した革靴のスエードの手入れを実践して、お気に入りの一足と末長く付き合っていってくださいね。

もし、どうしても落ちない汚れや、自分でのケアに不安を感じた時は、無理をせずプロの靴クリーニング店に相談するのも一つの手です。大切な靴を、最高のコンディションで楽しみましょう!

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