安全靴と聞くと「重い」「硬い」「地味」といったイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、国内メーカー「シモン」はその固定観念を覆す存在です。長年にわたり“働く人の足を守る”ことにこだわり続け、高品質で快適な安全靴を作り続けてきました。
この記事では、そんなシモンの魅力や代表的なモデル、選び方のポイントを丁寧に解説します。
国内メーカー「シモン」とは?信頼の歴史と理念
株式会社シモンは1948年に設立された老舗の国内メーカー。
もともとは軍需や作業靴を製造していた会社で、1960年代から本格的に安全靴の製造をスタートしました。70年以上にわたって日本の現場を支えてきた実績があり、現在も多くの作業現場で「信頼できるブランド」として知られています。
シモンの企業理念は、「働く人の安全を守ること」。
この信念のもとで作られる靴は、品質管理・安全性能・履き心地の三拍子が揃っています。さらに、国内生産を重視し、JIS規格(日本工業規格)をクリアしたモデルを多数展開。安全性へのこだわりが他社との大きな違いです。
シモンの安全靴が選ばれる理由
シモンの安全靴は、機能・デザイン・耐久性のすべてにおいて高い評価を得ています。
ここでは、他メーカーと比較したときの強みを紹介します。
1. SX3層底で抜群の安定性とクッション性
シモンの代表的な技術が「SX3層底Fソール」。
ウレタンとラバーなど複数の素材を重ね合わせることで、衝撃吸収性と耐滑性を両立しています。作業中の足への負担を軽減し、長時間履いても疲れにくいのが特徴です。
2. 高い耐滑・耐油性能
滑りやすい床面や油を扱う現場では、靴底の性能が重要です。
シモンの多くのモデルはJIS耐滑性「F2」等級を取得しており、グリップ力に優れています。さらに耐油・耐薬品性を備えたモデルもあり、工場・整備・屋外作業など幅広い環境で活躍します。
3. 軽量樹脂先芯で快適に
昔ながらの鋼製先芯ではなく、「ワイドACM樹脂先芯」を採用したモデルも登場。
これにより軽量化と広幅設計を実現し、足の圧迫感を軽減しています。特に長時間の立ち仕事や移動の多い作業者に人気です。
4. 国内生産ならではの品質管理
「Made in Japan」にこだわるシモンは、国内の自社工場で厳格な品質チェックを実施。
縫製やソール接着などの細部まで丁寧に作り込まれており、耐久性の高さも魅力です。
種類で選ぶ!シモン安全靴のラインナップ
用途や職種によって、安全靴に求められる機能は異なります。
シモンでは作業現場に合わせた幅広いラインナップが用意されています。
● 短靴タイプ
軽快に動ける定番モデル。工場や倉庫など、床が整った屋内作業におすすめです。
代表モデル:WS11黒静電靴
・JIS T8103(静電気除去機能)合格
・SX3層底Fソール搭載でクッション性と耐滑性が高い
・牛革+メッシュのアッパーで通気性にも優れる
● 中編上靴タイプ
足首をしっかりホールドし、安定感を重視する人に最適。
代表モデル:AW22中編上靴
・ワイドACM樹脂先芯搭載で軽量
・牛革(型押しソフト)を使用した柔らかなフィット感
・JIS T8101 CⅠ/S/P1合格
● 長編上靴・半長靴タイプ
屋外や悪天候時の作業に適したタイプ。砂や水が入りにくく、高所作業にも対応します。
代表モデル:8518赤/黒
・耐滑性F2、HI1(高温耐性)合格
・耐油・耐薬品性あり
・クレイドルインソール採用で足圧を分散
● スニーカータイプ
動きやすさと軽快さを重視した人気シリーズ。
「8600シリーズ」などが代表で、スポーティーなデザインが特徴です。
屈曲性に優れ、一般作業や軽作業にもおすすめ。
シモンの安全靴を選ぶポイント
どのモデルも高性能ですが、用途に合わせて選ぶとより快適に使えます。
- 作業環境を考える
屋外なら防水・耐滑モデル、屋内なら軽量・静電気対策モデルが最適。
油や薬品を扱う場合は耐油性のあるソールを選びましょう。 - 足型とフィット感
EEE(3E)など幅広タイプも多いシモンの靴。自分の足幅に合ったサイズを選ぶことで、疲労を軽減できます。試着時には厚手の靴下も想定して確認を。 - 重量とバランス
軽量モデルは動きやすく疲れにくい一方で、重厚モデルは安定感があります。
立ち仕事中心なのか、歩行が多いのかで選ぶ基準が変わります。 - 素材の違い
牛革は耐久性が高くフィット感も良好。
一方、メッシュ素材を使ったモデルは通気性が高く、蒸れやすい現場に適しています。 - メンテナンスと寿命
ウレタン底は加水分解により劣化する場合があるため、長期保管には注意。
直射日光や高温多湿の場所を避け、定期的な点検を心がけましょう。
履き心地を支える細かな工夫
シモンの安全靴は、単に“安全”なだけではありません。
履いた瞬間の快適さや、長時間作業でも疲れにくい構造が評価されています。
- Sライン重心移動設計で自然な歩行をサポート
- サスペンション構造が段差・障害物での安定感を維持
- クレイドル・インソールで足裏全体に荷重を分散
- 抗菌防臭加工で清潔さをキープ
これらの設計が、現場でのパフォーマンスと快適さを両立しています。
現場で支持される理由
建設、製造、整備、物流など、あらゆる現場でシモンの靴が選ばれています。
理由はシンプルで、「安心して一日を過ごせる」からです。
履き心地が良く、滑らず、長く使える。結果的にコストパフォーマンスも高い。
国内メーカーならではの品質への信頼が、多くのリピーターを生んでいます。
まとめ:シモンの安全靴で“快適×安全”を両立しよう
安全靴 シモン は、「信頼」と「快適さ」を両立した数少ない国内ブランド。
SX3層底や樹脂先芯などの独自技術、国内生産の品質管理、幅広いラインナップが魅力です。
働く環境は人それぞれですが、共通して言えるのは「足元の安全が仕事の質を左右する」ということ。
シモンの安全靴なら、その一歩一歩を確実に支えてくれます。
あなたの現場にぴったりの一足を、ぜひ見つけてみてください。


