雨の日でも快適に作業できる「ゴアテックス安全靴」。
防水なのに蒸れにくく、長時間履いても快適。そんな理想的な一足を探している方に向けて、今回は人気ブランドの最新モデルを徹底比較していきます。
ゴアテックスとは？安全靴との相性を知る
まずは、「ゴアテックス」という素材がどんなものかを押さえておきましょう。
ゴアテックスはアメリカのW.L.ゴア社が開発した高機能防水透湿素材。極めて細かい無数の孔をもつ特殊なメンブレン構造で、水の侵入を防ぎながら、靴内部の湿気を外に逃がします。
つまり、「雨は通さないのに、汗の蒸気は抜ける」。この仕組みが、過酷な現場や長時間作業で足を守ってくれるのです。
安全靴にゴアテックスを使うことで、雨天や湿気の多い現場でも足が濡れにくく、蒸れや臭いの発生を抑えられます。
特に屋外作業・建設・配管・運送業など、水や泥に触れる機会が多い方には心強い存在です。
ゴアテックス安全靴のメリットと注意点
防水性の高さ
ゴアテックスの一番の強みは、やはり防水性能。
一般的な撥水加工とは異なり、素材そのものが水を通さないため、長時間雨に打たれても内部に浸水しにくい構造です。
また、ソールとアッパーの接合部までしっかり防水設計されたモデルも多く、ぬかるんだ現場でも安心して動けます。
通気性と快適さ
ゴアテックスは防水だけでなく透湿性にも優れています。
靴内にこもった熱や湿気を外に逃がしてくれるため、ムレやベタつきを軽減。
「長時間履いても蒸れない」「汗で靴下が濡れにくい」といった口コミも多く見られます。
耐久性と安全性能
防水素材は経年劣化に強く、雨や泥の侵入を防ぐことで靴全体の寿命を延ばしてくれます。
多くのモデルでは樹脂製の軽量先芯や耐滑ソール、静電気対策なども搭載。まさに“全天候型安全靴”といえる存在です。
注意点もある
万能に見えるゴアテックスですが、上からの水や大量の飛沫には限界があります。
特にローカットタイプでは、履き口から水が侵入することも。
また、素材の性能が高い分、価格は一般的な安全靴よりやや高めです。使用環境や頻度を考えて選ぶのがポイントです。
人気モデル① アシックス ウィンジョブ CP604 G-TX BOA
アシックスの「ウィンジョブ」シリーズは、安全靴の中でもトップクラスの人気を誇ります。
中でも「アシックス ウィンジョブ CP604 G-TX BOA」は、ゴアテックスファブリクスを採用したハイカットモデル。雨の日の屋外作業やぬかるんだ現場でも、高い防水性を発揮します。
BOAフィットシステムによるダイヤル調整で、片手で素早くフィット感を調整可能。
さらに、ガラス繊維強化樹脂製のA種先芯、耐滑性の高いCPグリップソール、反射材付きアッパーなど、安全面も万全。
蒸れにくく疲れにくいという口コミが多く、「雨の日の救世主」として支持を集めています。
人気モデル② アシックス ウィンジョブ CP603 G-TX
同じくアシックスの「アシックス ウィンジョブ CP603 G-TX」はローカットタイプで、動きやすさを重視する人におすすめ。
こちらもゴアテックス採用で、防水透湿性を確保しながら軽快な履き心地を実現しています。
つま先の巻き上げソールが特徴で、段差や不整地でも安定感を発揮。
屋外から屋内への出入りが多い作業でも、水を気にせず快適に動けるモデルです。
価格帯はCP604よりやや抑えめで、コスパ面でも人気があります。
人気モデル③ ミドリ安全 RT935 GORE-TEX 防水反射タイプ
老舗ブランド・ミドリ安全の「ミドリ安全 RT935 GORE-TEX 防水反射タイプ」は、ゴアテックスファブリクスを採用した防水反射モデル。
全天候対応の設計で、雨・泥・夜間の作業など、厳しい環境での使用を想定しています。
アッパーには反射材を装備し、視認性を確保。耐滑性・耐熱性の高いラバーテックソールを採用しており、油や水に強く、滑りにくいのが特徴です。
重厚な見た目ながら履き心地は柔らかく、ワイド樹脂先芯でつま先の圧迫感も軽減。
「長時間履いても疲れにくい」「防水性能が抜群」と高評価を得ています。
どう選ぶ？ゴアテックス安全靴のチェックポイント
どのモデルを選ぶにしても、次のようなポイントを意識すると失敗が少なくなります。
- 作業環境を考える
屋外・雨天・ぬかるみなど、濡れやすい環境ならハイカットや防水シーム処理付きが安心。
屋内中心であれば、ローカットでも十分です。 - 通気性と快適性
透湿性のあるゴアテックスでも、靴内の換気設計やインソールの工夫で快適性が変わります。
「SRB中敷き」や「トゥアップ設計」など、疲労を軽減する構造もチェック。 - 安全性能の確認
先芯（A種・B種）、耐滑ソール、耐油性など、作業内容に適した規格を満たしているかを確認。
アシックスやミドリ安全のモデルは、いずれもJSAA認定を取得しています。 - サイズとワイズ（幅）
ゴアテックス靴は構造上ややタイトに感じる場合もあります。3E～4Eなど、自分の足幅に合うものを選びましょう。 - コストと耐久性
価格は2万円台後半が中心ですが、防水・透湿・安全を兼ね備えた性能を考えれば、長期的に見てコスパは高いです。
ゴアテックス安全靴のリアルな使用感
実際の利用者レビューでは、次のような意見が多く見られます。
- 「豪雨でも足が濡れなかった」
- 「蒸れにくくて疲れにくい」
- 「夏でも冬でも快適」
- 「少し重いが安心感がある」
特にアシックスのウィンジョブシリーズは、「防水＋BOA＋軽量先芯」のバランスが絶妙と高評価。
一方で、「価格がやや高い」「ハイカットは慣れるまで硬い」といった声もありました。
とはいえ、多くのユーザーが「一度履くと他の靴には戻れない」と語るほど満足度の高いジャンルです。
雨の日も快適に！ゴアテックス安全靴で作業環境をアップデート
濡れる・蒸れる・滑るといった足元の悩みは、作業効率や安全性に直結します。
ゴアテックス採用の安全靴は、そうした課題を素材レベルで解決してくれる強力な味方です。
アシックスの「アシックス ウィンジョブ CP604 G-TX BOA」や「アシックス ウィンジョブ CP603 G-TX」、ミドリ安全の「ミドリ安全 RT935 GORE-TEX 防水反射タイプ」など、信頼性の高いモデルが揃っている今こそ、買い替えのタイミングかもしれません。
現場の天候に左右されず、快適に動ける一足を手に入れて、毎日の作業をもっと快適に。
ゴアテックス採用の安全靴で、足元から働き方を変えてみませんか？
