クルントウキョウとは？浅草発のハンドメイドブランド
「クルントウキョウ（kurun TOKYO）」は、東京・浅草の職人が一足ずつ手作業で仕上げるバレエシューズブランドです。2019年に誕生して以来、「毎日でも履きたくなる靴」をコンセプトに、履き心地と美しさを両立させたデザインで注目を集めています。
ブランド名の“kurun”には、軽やかにステップを踏むように、日常を心地よく過ごしてほしいという想いが込められています。
クルントウキョウの特徴は、日本製ハンドメイドという確かな品質に加え、環境にも配慮した素材選び。食肉の副産物から生まれたレザーや、サトウキビを配合したソールなど、サステナブルな視点も取り入れています。見た目だけでなく、足に優しく地球にも優しいブランドです。
驚くほど軽い履き心地
クルントウキョウの靴は、とにかく軽いことで知られています。片足わずか約100gという驚きの軽量設計で、長時間歩いても足が疲れにくいと評判です。
軽さの秘密は、柔軟性のあるソールと、薄くても耐久性の高いレザー素材。足を包み込むような柔らかい履き心地で、立ち仕事や通勤、旅行にもぴったりです。
実際に履いてみると、スニーカーのようなクッション性こそありませんが、「足が靴の中でストレスなく動ける」感覚があります。フラットシューズ特有の“ぺたんこ疲れ”が少なく、裸足感覚で歩けるのが魅力です。
デザイン性の高さが人気の理由
クルントウキョウの魅力は、履き心地だけではありません。見た目の美しさ、バリエーションの多さもブランドの大きな特徴です。
定番の「Pauline」は丸みのあるラウンドトゥで、優しい印象。対して「Mathilde」はポインテッドトゥで、シャープかつ上品な雰囲気です。また「Inès」のようにリボンのないミニマルなデザインもあり、パンツスタイルやモード系にもなじみます。
素材や色の展開も非常に豊富。エナメル、スエード、グリッター、パイソン柄など、季節やシーンに合わせて選べる楽しさがあります。カラーはなんと250色以上。シンプルな黒からメタリック、アニマル柄まで幅広く揃っており、「自分だけの一足」が見つかるのも人気の理由です。
履き心地の秘密：日本人の足型を意識した設計
クルントウキョウの靴は、見た目だけでなく履き心地にも徹底的にこだわっています。
特徴的なのが、日本人の足型に合わせた細身の設計。公式サイトにも「シルエットを美しく見せるため少し細め」と明記されており、履いたときに足がすっきりと見えるのがポイントです。
ただし、この細身設計があるため、足幅が広い人や甲が高い人は、いつものサイズより0.5cm上げたほうが快適に履ける場合があります。実際、ブランドも「普段よりハーフサイズ上をおすすめ」と案内しています。
かかと部分には芯があり、かかと抜けを防止。柔らかい中敷きと外反母趾にも優しいフォルムで、足全体を包み込むような感触です。履いた瞬間に「ぴったり」というよりも、「歩くうちに馴染んでくる」タイプ。履くほどに自分の足にフィットしていきます。
防水仕様で雨の日も安心
ファッション性と機能性の両立もクルントウキョウの魅力です。
一部モデルでは「waterproof smooth」や「waterproof suede」など、防水仕様の素材が採用されています。突然の雨にも対応でき、レインシューズのように見えない上品な仕上がりです。
通勤途中の急な天候変化にも安心して履けるため、「雨でもお気に入りの靴で出かけたい」という人にはぴったりです。
また、季節限定の「Giselle」素材は冬におすすめ。ふんわりしたボアが足を包み込み、暖かさと柔らかさを両立しています。素材ごとに履き心地が変わるため、季節に応じて選ぶ楽しさもあります。
実際の着用感レビュー
クルントウキョウのバレエシューズを履いてまず感じるのは、足入れのスムーズさです。かかとが柔らかく、履いた瞬間から足全体にフィットします。
長時間歩いてもかかとが擦れにくく、素足でも快適。フラットながら足裏への衝撃が少なく、階段の上り下りでも安定感があります。
軽量で柔らかいため、電車通勤や買い物など、日常シーンに最適です。スニーカーほどのクッション性はないものの、見た目のきちんと感を保ちながら楽に過ごせる点は大きなメリット。
ただし、ソールが薄めなので、長時間の立ち仕事や石畳を歩くときは、別売りのインソールを入れるとより快適です。サイズ感は全体的にタイトなため、特に幅広・甲高の方は試着をおすすめします。
サイズ交換・アフターサービスも安心
オンライン購入でも安心できるのがクルントウキョウの魅力です。
「サイズが合わない場合、1回目の交換は送料無料（国内限定）」というサービスがあり、初めてでも気軽に試せます。
職人によるハンドメイドながら、購入後のサポート体制が整っている点も、ブランドの信頼性を支える要素です。
また、レザーケア用品や替えリボンなども販売しており、長く愛用するためのメンテナンス体制が整っています。デザインがシーズンごとに少しずつアップデートされるので、リピーターが多いのも納得です。
クルントウキョウはどんな人に向いている？
クルントウキョウの靴は、次のような人に特におすすめです。
・軽くて歩きやすいバレエシューズを探している人
・通勤やお出かけで毎日使える上品なデザインを求める人
・フラットでもきちんと感を大事にしたい人
・日本製の高品質な靴を選びたい人
・シーズンごとに素材や色を変えて楽しみたい人
一方で、長時間のウォーキングやアウトドアには向いていません。ソールが薄めのため、クッション性を重視する人は物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、「見た目が美しく、軽くて疲れにくい靴」を求める人には、まさに理想的な一足です。
クルントウキョウの靴の履き心地まとめ
浅草の職人技と現代的なデザインが融合したクルントウキョウ。
軽くて柔らかく、毎日履きたくなる快適さが魅力です。日本人の足に合わせた設計でフィット感が良く、カラー・素材のバリエーションも豊富。防水仕様や交換サービスなど、機能面でも安心です。
「今日は何を履こう？」と迷う朝、クルントウキョウの靴を選べば、きっと一日が軽やかになります。デザイン性と履き心地、どちらも妥協したくない人にこそ、試してほしいブランドです。
