「私服に革靴を合わせたいけれど、なんだか仕事帰りみたいに見えてしまう……」
「スニーカーほどラフすぎず、でもカッチリしすぎない絶妙な足元が欲しい」
そんな悩み、ありませんか?大人のファッションにおいて、足元をスニーカーから革靴に変えるだけで、全体の印象は驚くほど洗練されます。しかし、選び方を一歩間違えると「スーツ用の靴を無理やり履いている人」に見えてしまうのも事実です。
今のトレンドは、ドレス(きれいめ)とカジュアル(崩し)のバランス。この記事では、私服に馴染むカジュアル革靴ブランドを厳選。2026年の最新トレンドや失敗しない選び方、そしてコスパ最強から一生モノまで、あなたの相棒となる一足を徹底的に解説します。
なぜ今、カジュアルな革靴が求められているのか?
最近のファッションは「ビジネスカジュアル」や「セットアップスタイル」の普及により、オンとオフの境界線がかつてないほど曖昧になっています。そこで重宝されるのが、スニーカーの気軽さと革靴の品格を併せ持った一足です。
カジュアル革靴が1足あるだけで、デニム、チノパン、軍パン、さらにはショーツまで、コーディネートの幅が劇的に広がります。まずは「どんな靴がカジュアルに見えるのか」という基本から押さえておきましょう。
カジュアルに見える革靴の「3要素」
ビジネス用とカジュアル用を分けるのは、主に「形」「素材」「ソール」の3点です。
- つま先の形状(ラスト):ビジネス用はシュッとした細身の形が多いですが、カジュアルなら少し丸みを帯びた「ラウンドトゥ」がおすすめ。私服のボリューム感に負けない存在感が出ます。
- アッパーの素材:ツヤツヤの鏡面磨きが必要な革よりも、シボ感のある「グレインレザー」や、温かみのある「スエード」、油分を含んだ「オイルドレザー」などが私服に馴染みやすいです。
- ソールの厚み:薄いレザーソールはドレッシーですが、カジュアルなら厚みのある「ラバーソール(ゴム底)」が正解。凹凸のあるコマンドソールなどは、男らしい武骨な印象をプラスしてくれます。
【1万円〜3万円】コスパ最強!初心者がまずチェックすべきブランド
「革靴は高い」というイメージがあるかもしれませんが、最近は3万円以下でも非常に優秀なモデルが揃っています。まずはここから始めてみましょう。
日本が誇る信頼のブランド REGAL
日本の革靴界の王者といえば、やはり REGAL です。日本人の足型を徹底的に研究しているため、フィッティングの安心感が違います。
特に「2504」などの外羽根プレーントゥは、質実剛健な作りで何年も履ける一品。最近ではゴアテックスを採用したモデルも多く、雨の日でも気兼ねなく履けるカジュアルラインが充実しています。
圧倒的なコストパフォーマンス HARUTA
学生靴のイメージが強い HARUTA ですが、実は大人向けのカジュアルラインが非常に優秀です。
1万円台で本革、しかも国内生産という驚異のコスパを実現。特にコインローファーは、そのミニマルなデザインから、夏のTシャツスタイルを大人っぽく格上げしてくれる名品として再評価されています。
走れる革靴の代名詞 texcy luxe
アシックス商事が手がける texcy luxe は、まさに「見た目は革靴、中身はスポーツシューズ」です。
驚くほど軽量でクッション性が高く、長時間の歩行でも全く疲れません。「革靴=痛い、疲れる」という固定概念を持っている人にこそ履いてほしい、実用性重視のブランドです。
ストリートの定番 Dr. Martens
カジュアル革靴の代名詞といえば Dr. Martens です。象徴的なイエローステッチと厚みのあるエアクッションソールは、唯一無二の存在感。
特に「3ホールシューズ」の「1461」は、どんなパンツにも合わせやすく、2026年もトレンドの最前線にあります。モードからストリートまで、守備範囲の広さが魅力です。
【3万円〜7万円】実用性とステータスを両立する本格ブランド
「少し良い靴を履いて、気分を上げたい」という方には、歴史と伝統、そして独自の技術を持つブランドがおすすめです。
ワークとドレスの融合 Red Wing
ブーツで有名な Red Wing ですが、短靴(ローカット)の「ポストマン」はカジュアル革靴の傑作です。
もともと郵便局員が歩くために作られた靴なので、タフさと歩きやすさは折り紙付き。マットな質感のレザーは、履き込むほどに自分の足に馴染み、唯一無二の「味」が出てきます。
英国のミリタリー精神 Sanders
イギリスの老舗 Sanders は、英国国防省(MOD)へ靴を供給している実績があります。
代表作の「ミリタリーダービーシューズ」は、光沢のあるポリッシュドレザーと、トリプルステッチが特徴。上品なのに頑丈という、大人のカジュアルスタイルに最適なバランスを持っています。
高級靴への登竜門 Jalan Sriwijaya
インドネシア発の Jalan Sriwijaya は、世界でも希少な「ハンドソーンウェルテッド製法」を採用しながら、3万円〜4万円台という価格を実現。
この製法は履き込むほどに中底が沈み込み、自分の足の形にフィットしていくのが特徴です。フランスのデュプイ社の革を使用するなど、素材選びにも一切の妥協がありません。
【7万円以上】一生モノとして愛せる最高峰ブランド
手入れをしながら10年、20年と履き続けたい。そんな「本物」を求める方に捧げる、究極のラインナップです。
カジュアル革靴の王様 Paraboot
「カジュアルな革靴を探している」と言って、真っ先に名前が挙がるのがフランスの Paraboot です。
自社でラバーソールを製造している世界唯一のメーカーであり、そのクッション性は感動モノ。雨に強い「リスレザー」を使用した「シャンボード」や「ミカエル」は、ボリューム感のあるシルエットで、昨今のワイドパンツブームにも完璧にマッチします。
アメリカントラッドの象徴 ALDEN
革靴好きがいつかは手に入れたいと願うのが ALDEN です。
特に「コードバン」と呼ばれる馬の臀部の革を使ったモデルは、宝石のような光沢を放ちます。アメリカブランドらしい無骨さと、履き心地の柔らかさを両立した「モディファイドラスト」は、一度履いたら虜になると言われるほどです。
知っておきたい!失敗しないカジュアル革靴の選び方
ブランドが決まっても、サイズ選びや種類選びで失敗しては元も子もありません。購入前にチェックすべきポイントを整理しました。
スニーカーと同じサイズを選んではいけない
これが最大の注意点です。革靴には「捨て寸」と呼ばれる、つま先の余裕が最初から設計されています。
そのため、普段 NIKE などのスニーカーで27.0cmを履いている方は、革靴では26.0cm、あるいは25.5cmが適正になることが多いです。必ず足の実寸を確認しましょう。
自分の私服に合う「種類」を知る
- プレーントゥ:迷ったらこれ。シンプルで何にでも合います。
- ローファー:春夏に大活躍。くるぶしを見せて軽やかに履くのがコツ。
- チロリアンシューズ:ボリューム感が欲しい時に。太めのパンツと好相性。
- サイドゴアブーツ:冬のカジュアル。脱ぎ履きが楽で、スタイリッシュ。
メンテナンスは「やりすぎない」
カジュアルな靴は、鏡のようにピカピカに磨く必要はありません。
むしろ、適度なブラッシングと栄養補給で「自然なツヤ」を保つ方が、私服には馴染みやすいです。ただし、汚れっぱなしはNG。最低限のケアが、清潔感のある「大人カジュアル」を作ります。
2026年のトレンド:ハイブリッド革靴の台頭
2026年現在、革靴の世界にもテクノロジーの波が押し寄せています。
見た目はクラシックなレザーシューズですが、ソールにはランニングシューズさながらのカーボンプレートや、超軽量フォームを採用したモデルが人気を集めています。
また、環境意識の高まりから、アップルレザーやキノコ由来のヴィーガンレザーを用いた adidas などの革靴風スニーカーも注目されています。これらは、よりリラックスした街着としての革靴を求める層に支持されています。
カジュアル革靴ブランドおすすめ15選!オンオフ使える選び方と人気モデルを徹底解説:まとめ
お気に入りのブランドは見つかりましたか?
革靴を私服に取り入れることは、決して難しいことではありません。自分のライフスタイルに合った「形」と、無理のない「価格帯」から一歩踏み出してみるだけで、鏡に映る自分の姿が今までよりも少し誇らしく見えるはずです。
最後に、今回ご紹介した選び方のポイントを振り返りましょう。
- 丸みのある形(ラウンドトゥ)を選ぶ
- 歩きやすいラバーソールのものを選ぶ
- スニーカーサイズより1cm程度小さめを検討する
- まずは「黒の外羽根プレーントゥ」か「ローファー」から始める
良い靴は、あなたを素敵な場所へ連れて行ってくれます。
まずは REGAL や Dr. Martens といった定番から手に取って、その一歩の重みと心地よさを楽しんでみてください。手入れをしながら育てる楽しみを知ったとき、あなたのファッションはもう一段階、深いものになるでしょう。


