「オーダーメイドインソールって高いんでしょ?」
そう思って調べてみると、たしかに値段の幅が広くてびっくりします。
1万円台で作れるものもあれば、数万円、なかには10万円を超えるものまで。
でも、なぜそんなに差があるのか。
この記事では、オーダーメイドインソールの値段の相場や、目的別の価格帯、そして失敗しない選び方をわかりやすく解説していきます。
オーダーメイドインソールの値段相場をざっくり知ろう
まずは全体の相場感を押さえましょう。
一般的に、オーダーメイドインソールの価格は1万円〜2万円前後がボリュームゾーンです。
この価格帯では、スポーツショップや靴店などで足型を測定し、既存のインソールを熱成形して自分の足に合わせるタイプが多く見られます。
一方、2万円〜5万円台になると、より精密な足型測定や歩行分析、補正調整などを行う“本格オーダー”の領域に入ります。
整形外科や義肢装具士が関わる医療用インソール(足底板)になると、保険適用外で数万円〜8万円前後になることもあります。
さらに上には、素材・製法・カスタム性すべてにこだわったフルオーダータイプがあり、こちらは5万円〜10万円以上、場合によっては10万円台後半になることも。
値段の差には、単に「高級だから」ではなく、計測精度・製作工程・目的の違いが関係しているのです。
値段の差はどこから?価格を左右する5つのポイント
オーダーメイドインソールの価格が大きく変わる理由を、わかりやすく整理してみましょう。
- 足型の採取方法
簡易的な3Dスキャンやフォーム型取りなのか、手作業で石膏型を取るのかでコストが変わります。
後者ほど時間と技術が必要になり、高額になります。 - 歩行・姿勢の分析の有無
単に足型だけでなく、歩き方・重心・荷重バランスを分析する店舗では、その分の測定費が加わります。
特にスポーツや矯正目的ではこの分析が大切です。 - 素材と加工技術
EVAやカーボン、コルクなど、素材の質や耐久性によって価格が異なります。
衝撃吸収や反発性など、目的別に使い分けるため、素材選びも値段を左右します。 - 医療・矯正目的かどうか
外反母趾や扁平足、膝痛、腰痛など、身体のトラブルに合わせて矯正するタイプは、医療的専門知識が必要。
この分野は整形外科や義肢装具士が関わるため、一般より高額です。 - アフターサポート・再調整サービス
完成後の再調整や保証が付いているものは、初期費用がやや高く設定されがちですが、長期的にはコスパが良い場合もあります。
同じ「オーダーメイド」と言っても、これだけの要素が関わっているため、価格差が生まれるのは当然といえます。
目的別に見るオーダーメイドインソールの価格帯
オーダーメイドインソールを検討する際は、「何のために使いたいのか」を明確にすることが大切です。
ここからは、目的別にどのくらいの値段を目安に考えればいいかを紹介します。
● 日常生活や立ち仕事の疲れ軽減
長時間の通勤や立ち仕事で「足が疲れやすい」「むくみやすい」という人には、1万円〜2万円前後のライトオーダータイプがちょうど良いです。
既製インソールをベースに熱成形して足型を合わせるだけでも、フィット感が大きく改善します。
● ウォーキング・ランニング・スポーツ用途
足のバランスや衝撃吸収を重視したい人は、1.5万円〜2.5万円くらいを目安にしましょう。
スポーツ向けのオーダーメイドインソールは、足裏のアーチや重心移動を分析して作られるため、疲労軽減やケガ防止にも効果的です。
ランナーやゴルファー、サッカー・バスケットなど、競技ごとに特化したタイプもあります。
● 外反母趾・偏平足・膝痛・腰痛などの矯正目的
足や膝・腰の痛み改善を目的にするなら、2万円〜5万円台の“矯正用インソール”を検討するのがおすすめです。
専門スタッフや義肢装具士が在籍する店舗で、歩行分析・補正設計・再調整が受けられるものを選びましょう。
症状が重い場合は、整形外科で“足底板”として処方してもらう選択肢もあります。
● 医療用・フルオーダータイプ
糖尿病足、変形性関節症、リウマチなどの疾患対応、または足の変形が大きい人には、5万円〜10万円以上のフルオーダーや医療用インソールが適しています。
これは、靴の中敷きというより“治療具”に近い位置づけです。
素材・形状ともに完全オーダーで、再調整や経過観察も含まれるため、高額でも納得できる価格設定になっています。
安いオーダーメイドインソールでも効果はある?
「安いオーダーメイドインソールだと意味がないのでは?」という疑問を持つ人もいます。
実際は、目的に合っていれば1万円前後でも十分に効果を感じられるケースが多いです。
たとえば、歩行時の疲労軽減や靴のフィット感向上が目的なら、ライトオーダータイプで十分。
反対に、足の変形や慢性的な痛みを抱えている人が簡易オーダーを選ぶと、期待した効果が得られないこともあります。
つまり「値段より目的との相性」が重要なのです。
高ければいいわけじゃない!よくある失敗パターン
高額なインソールを買えば効果が出ると思い込むのは危険です。
実際に「10万円以上のフルオーダーを作ったけれど、効果を感じなかった」という声もあります。
その多くは、靴との相性が悪かったり、使うシーンに合っていなかったというケース。
オーダーメイドインソールは、あくまで“足と靴をつなぐ補助具”。
靴そのものが合っていないと、いくら高性能でも力を発揮できません。
作成時には、必ず「どんな靴に入れるのか」を伝え、靴のフィッティングも一緒に確認してもらうことが大切です。
医療機関でのオーダーメイドインソール(足底板)と費用の目安
整形外科などで処方される足底板(そくていばん)は、医療目的のオーダーメイドインソールです。
診断書や医師の指示があれば、条件次第で保険適用になることもあります。
自己負担額は3割負担で数千円〜1万円前後になることもありますが、作成費全体は数万円するため、いったん全額を支払い、後から払い戻されるケースが一般的です。
ただし、保険が使えるのは一定の症状に限られ、作り直しも1年半〜2年に1回程度までと制限があります。
医療目的であれば、専門医や義肢装具士と相談して、自分に合ったタイプを選ぶのが安心です。
値段以外でチェックすべきポイント
オーダーメイドインソールを選ぶとき、値段だけで決めるのは危険です。
次の3つも合わせて確認しておきましょう。
- 計測や分析の内容
単に足型を取るだけでなく、歩行や姿勢もチェックしてくれるかどうか。
分析が細かいほど、仕上がりの満足度が高くなります。 - 再調整・保証の有無
使ってみて違和感が出ることもあるため、無料調整や修理保証がある店舗を選ぶと安心です。 - スタッフの専門性
スポーツ用ならトレーナーや理学療法士、医療用なら義肢装具士が関わっているかを確認しましょう。
経験豊富なスタッフほど、足の悩みに合わせた提案をしてくれます。
自分に合った価格帯を見つけよう
ここまでの内容をまとめると、オーダーメイドインソールの値段は「何を目的に作るか」で決まります。
- 快適性アップ・疲労軽減 → 1〜2万円前後
- スポーツ用途 → 1.5〜2.5万円前後
- 矯正・リハビリ目的 → 2〜5万円前後
- 医療用フルオーダー → 5〜10万円以上
まずは、自分の足の悩みや使用目的を整理してから、店舗や医療機関を選ぶと失敗しません。
特に初めて作る人は、ライトオーダーから試してみるのがコスパ的にもおすすめです。
オーダーメイドインソールの値段はいくら?まとめ
オーダーメイドインソールの値段は、安いものなら1万円前後から、高いものでは10万円以上までと幅広いです。
この差は、測定方法や素材、目的の違いによって生まれます。
大切なのは「高い=正解」ではなく、「自分の目的に合っているか」。
日常使いならライトオーダーで十分、スポーツや矯正目的なら専門的な分析を行う中〜上位クラスを選ぶと良いでしょう。
そして、靴との相性やアフターケアの有無も忘れずに確認してください。
オーダーメイドインソールは、足の健康と快適さを支える投資です。
値段を理解し、自分の目的に合った一足を選ぶことで、毎日の歩きが驚くほどラクになります。


