オニツカタイガーイエローコンセプトとは?
「オニツカタイガーイエローコンセプト」とは、ブランドのシグネチャーカラーである“タイガーイエロー”を軸に展開される特別なコレクション、そしてその世界観を体感できるコンセプトストアを指します。もともとオニツカタイガーは1949年に日本で誕生したスポーツシューズブランドですが、現在では「ファッション×クラフトマンシップ」を掲げるモードブランドとして進化しています。その象徴的存在が、イエローコンセプトストアなのです。
2023年8月に世界初の店舗が銀座にオープンし、2025年4月には表参道にも新店舗が登場しました。いずれも単なる販売店ではなく、ブランドの哲学・美意識・デザインを五感で体験できる「空間型ストア」として注目を集めています。
銀座イエローコンセプトストアの誕生と特徴
銀座店は、世界初のオニツカタイガーイエローコンセプトストアとして誕生しました。外観から内装まで全体をタイガーイエローで統一し、街を歩く人の目を奪う存在感を放ちます。建物の外壁はスタッコ仕上げによって角度によって異なる表情を見せ、アートオブジェのような印象を与えるデザインです。
店内は2フロア構成。1階には最新のイエローコレクションが並び、2階にはプライベート感のあるVIPルームが設けられています。照明・音響・香り・什器に至るまで、すべてが「ブランドの世界観を体験するための仕掛け」として設計されています。
特に銀座という立地は、オニツカタイガーが“スポーツブランド”から“プレミアムブランド”へと進化する象徴的な意味を持っています。ハイブランドが並ぶ街において、日本発のブランドが世界へ向けたラグジュアリー表現を体現した形です。
表参道イエローコンセプトストアが描く新たな世界
2025年に登場した表参道店は、銀座店に続く第二のコンセプト拠点です。建築デザインを担当したのはイタリア・ミラノの建築事務所「Studio Dini Cataldi」。日本の伝統美とモードな感性を融合させたコンテンポラリーな空間として設計されています。
店舗は地下1階から地上3階までの4フロア構成で、各階が異なるテーマを持っています。地下と1階には最新のコレクション、2階にはアパレルやデニムを中心としたライン、3階にはブランドのアーカイブを再構築した“ヘリテージスタイル”が展開されています。
また、表参道店では日本製デニムを使った「DENIVITA」コレクションが注目の中心。日本の職人技を感じさせる質感と、都会的なデザインを掛け合わせたアパレルラインは、ファッション好きの間でも高く評価されています。
イエローコレクションで展開される主なアイテム
イエローコレクションは、従来のスニーカー中心の構成から一歩進み、ファッションアイテムとしての幅を広げています。
ミラノ・ファッションウィークで発表されたコレクションを中心に、次のようなアイテムが展開されています。
- タイガーイエロー×ブラックの大胆な配色が特徴的なスニーカー
- ジャケット、パンツ、シャツなどのアパレルライン
- ショルダーバッグやキャップ、アクセサリー類
- 日本製デニムを使ったDENIVITAシリーズ
- 過去の名作を再構築したヘリテージモデル
これらのアイテムは、シンプルながらも存在感があり、ストリートからハイエンドまで幅広いスタイルに溶け込むデザインが魅力です。
日本の伝統とモードを融合させたデザイン哲学
イエローコンセプトストアのデザインには、随所に「和の要素」が取り入れられています。障子や格子、竹簾のような素材感をモダンに再解釈した内装は、日本の伝統美を感じさせながらも洗練された印象を生み出しています。
また、空間の中に鏡面素材や金属質の質感を取り入れることで、光の反射や陰影が生まれ、訪れるたびに異なる表情を楽しめる構成となっています。このように、日本的要素とモード的表現を融合させることが、他のスニーカーブランドにはないオニツカタイガー独自の魅力といえます。
体験型ストアとしての魅力
イエローコンセプトストアは「体験するための場所」として設計されています。購入を目的とするのではなく、ブランドの世界観を体感し、自分のライフスタイルにどう取り入れるかを“感じる”場です。
店内のディスプレイはまるでギャラリーのようで、商品は展示物としても成立するほどの完成度。さらに、照明・音楽・香りなど五感すべてでブランドを体験できるよう設計されています。こうした没入型の空間づくりは、現代の「モノ消費からコト消費へ」という流れとも一致しています。
また、SNS映えするビジュアルも多く、来店者が写真を投稿することで自然とブランドの拡散力が高まる設計になっている点も特徴です。
オニツカタイガーが目指す新しいブランド像
オニツカタイガーは、長年愛されてきたスニーカーの伝統を守りつつ、現代的なファッションブランドとして新たなステージを築こうとしています。その方向性を最も明確に体現しているのが、このイエローコンセプトです。
これまでのスポーツブランドという枠を超え、デザイン性・クラフトマンシップ・体験価値を重視する姿勢は、世界的なモードシーンの潮流にも合致しています。日本の美意識を根底に据えたモダンな表現は、海外のファッション愛好家にも強く響いています。
イエローコンセプトが象徴するブランドの未来
イエローコンセプトは、単なる限定店舗ではなく、オニツカタイガーの“未来のブランド像”を可視化する場所です。
日本発のブランドが国際的モードと肩を並べるために、「伝統と革新」「スポーツとファッション」「機能と感性」という相反する要素をどのように融合できるか。その答えの一つが、このストアに詰まっています。
今後は、銀座・表参道に続く新たな都市展開も期待されており、イエローコレクションの新モデルや限定アイテムの発表も予想されています。ブランドの進化をリアルに感じ取る場として、訪れる価値のある空間です。
オニツカタイガーイエローコンセプトが示す新時代のスタイル
オニツカタイガーイエローコンセプトは、過去と未来、日本と世界、クラフトとモードをつなぐブランドの象徴です。
スニーカーという枠を超えて、デニムやアパレル、空間体験を通じてブランドの哲学を伝えるその姿勢は、「日本発ファッションの新しい可能性」を感じさせます。
ただのショップではなく、訪れる人が自分の感性を刺激される場所。
それが、オニツカタイガーが提案する“イエローコンセプト”の本質といえるでしょう。


