靴の中でインソールが少し浮いたり、足が前にずれたりすること、ありませんか?
そんなとき「自分でインソールをカットして調整できたら便利だな」と思った人も多いはず。でも、いざ切るとなると「どこまで切っていいの?」「失敗したらどうしよう」と不安になりますよね。
この記事では、インソールを自分でカットするときの手順や注意点、フィット感を保つコツを、初心者でもわかりやすくまとめました。正しいカット方法を知っておくことで、靴の履き心地を格段にアップできます。
そもそもインソールをカットする理由とは?
市販のインソールは「25〜27cm」などの幅広いサイズ展開が多く、靴にそのまま入れるとつま先やかかとが当たってしまうことがあります。
靴の形状やブランドによって中底のラインも微妙に違うため、「あと数ミリ短ければピッタリなのに」と感じる場面も多いです。
そんなときに役立つのが“自分でカットする調整”です。インソールを靴の形に合わせて少しだけ切ることで、靴の中でのズレや浮きを防ぎ、フィット感を整えられます。
特にこんな悩みがある人におすすめです。
- 靴が少し大きくて前に滑る
- かかとが浮いて歩きにくい
- 厚みのあるインソールを入れ替えたいが入らない
- 左右でサイズ感が違う
カットするだけでこれらの問題が改善されるケースもあります。
カット前に必ず確認したい3つのポイント
1. インソールが「カット対応」か確認する
すべてのインソールが自由に切れるわけではありません。
アーチサポートや多層構造のモデルは、層を切りすぎると機能が損なわれることも。パッケージに「サイズ調整可能」や「カットライン入り」と書かれているものを選ぶのが安全です。
2. 元の中敷きが外せるかどうか
靴によっては中敷きが接着されていることがあります。外せるタイプなら、それを型紙にして新しいインソールを切ると簡単です。外せない場合は、紙で靴の中の形をなぞって型を作りましょう。
3. カット用の道具を用意する
作業に必要なのは以下の道具です。
- よく切れるハサミまたはカッターナイフ
- 油性マーカー(線を引く用)
- 型取り用の紙または既存のインソール
ハサミは布用などのしっかりしたものを使うと、ウレタンやゲル素材もきれいに切れます。
インソールを自分でカットする手順
ステップ1:型を取る
まず靴から中敷きを取り出し、新しいインソールの上に重ねます。かかとをしっかり合わせて、つま先部分を油性ペンでなぞりましょう。
このとき「少し大きめ」に線を引いておくのがコツです。いきなりジャストサイズで切ってしまうと、後で小さくなりすぎることがあります。
もし中敷きが外せない場合は、靴の中に厚紙を押し込み、指でラインをなぞって型を取る方法もあります。
ステップ2:線に沿ってカットする
線が引けたら、外側の線に沿ってハサミで切ります。厚めの素材なら、カッターナイフを使うとスムーズ。
このときも一気に切らず、少しずつ調整しながら進めるのがポイントです。特に親指側(内側)を切りすぎると履き心地が悪くなるため、外側から微調整していきましょう。
切り終えたら、断面にバリ(引っ掛かり)がないか確認し、軽く整えておきます。
ステップ3:靴に入れて試す
カット後は靴に入れて試し履きをします。
立って体重をかけたときに「つま先が当たらない」「かかとがズレない」かを確認。もしまだ少し大きいと感じたら、前方を1〜2mmずつカットして微調整します。
歩いたときに浮きやズレがなければ完成です。
カットするときの注意点
インソールのカットは簡単そうに見えて、意外と失敗しがちなポイントがあります。よくあるミスとその対策を紹介します。
- 切りすぎる
一度小さくしてしまうと元に戻せません。まずは少し大きめに残し、数回に分けて調整を。 - 内側を切りすぎる
靴は多くが内振り設計(親指側が内向き)です。内側を削るとアーチサポートのバランスが崩れ、足の疲れにつながることがあります。 - 厚みのある多層構造を無理に切る
衝撃吸収素材などが何層にもなっているタイプは、無理に切ると剥離やめくれが起きます。カット対応と書かれていない場合は避けましょう。 - 靴が合っていないのにインソールで調整しようとする
靴自体が小さすぎたり幅が狭すぎたりする場合、インソールでの調整には限界があります。その場合は靴選びから見直すことが大切です。
フィット感を保つためのコツ
インソールをきれいにカットできても、実際に履いてみたら「歩くとズレる」「かかとが浮く」ということもあります。そんなときは次のポイントを意識してみてください。
- 左右で同時に確認する
片足だけ合わせると微妙な差が出ます。必ず両足を入れて、歩いた感覚で判断しましょう。 - 切るたびに靴へ入れて確認する
数ミリ単位での調整を意識。少し歩いてみて違和感がなければOK。 - インソール裏の滑り止め対策をする
素材によっては靴の中で動きやすいことがあります。滑り止め付きソックスや、インソール固定用の両面テープを活用すると安定します。 - 湿気対策を忘れずに
インソールは汗を吸収しやすいので、定期的に取り出して乾燥させましょう。滑りの原因を防げます。
目的別のカット調整ポイント
インソールをカットする目的によって、気をつけたい部分も変わります。
- ランニング・ウォーキング用
前滑り防止とかかとのホールドが重要。つま先を切りすぎると固定力が弱まります。 - ビジネスシューズ・革靴用
厚みを出しすぎると甲が圧迫されるため、薄型のインソールを選び、かかと合わせを優先。 - 子ども靴・ジュニアシューズ用
成長を考えて“やや余裕を残す”のが基本。完全フィットさせるよりも、指先に少し空間を持たせると安心です。
カット後に確認したい「履き心地チェック」
- かかとがぴったり収まっているか
- つま先が当たらず、余裕があるか
- 歩行中にインソールが動かないか
- 足裏全体に均等に体重がかかっているか
どれか一つでも違和感がある場合は、もう一度微調整を。履き心地が安定すれば、長時間歩いても疲れにくくなります。
カット後も快適さを保つメンテナンス
インソールは消耗品です。素材がへたってきたり、表面が摩耗したりすると、せっかく調整してもフィット感が落ちます。
目安としては半年〜1年を目途に交換を検討。特に運動靴や毎日履く通勤靴は劣化が早い傾向があります。
また、インソールを複数の靴で使い回す場合は、靴ごとの形状に合わせて再調整するのがおすすめ。靴の中底のカーブが違うと、せっかくのフィットが崩れてしまうことがあります。
インソール カットのまとめ
インソールのカットは、ちょっとしたコツさえ掴めば誰でも簡単にできます。
重要なのは「一気に切らない」「試しながら微調整する」「左右でバランスを確認する」この3つ。
フィットしたインソールは、歩行時の安定感や疲労軽減にもつながります。自分の足と靴に合わせて丁寧に調整すれば、今までよりも快適な履き心地が手に入るはずです。
靴が合わないとき、まずは“インソールをカットして調整する”という選択肢を試してみてください。きっと足元の悩みが一歩軽くなるはずです。


