アンソニー・エドワーズのシグネチャー第2弾、adidas Anthony Edwards 2。巷では「AE 1ほどの衝撃はない」なんて声も聞こえてきますが、ちょっと待ってください。あの重厚感が少し苦手だった人、足入れの硬さに泣かされた人にとって、このAE 2はむしろ大本命かもしれないんです。実際にコートで試したプロたちの声を交えながら、忖度ナシでその実力をひも解いていきましょう。
なぜ今アンソニー・エドワーズ2が話題?AE 1ユーザーの本音と期待
初代AE 1は、あの未来的なラバーシェルと抜群の安定感でバスケットボールシューズ界に旋風を巻き起こしました。でも、実際に履いたプレイヤーからは「見た目は最高、でも重い」「アッパーが硬くて馴染むまでが長い」というリアルな声も。
そこで登場したのがadidas Anthony Edwards 2です。皆が気になるのは「ただのマイナーチェンジなのか、それとも買い替える価値のある進化なのか」という一点。結論から言うと、AE 2は“初代の不満点を悉く潰した完全強化版”という立ち位置です。
初代ユーザーが歓喜する3つの進化点
まずは、AE 1から乗り換える人が最も実感するポイントを整理します。
圧倒的な軽さと柔らかさを手に入れたアッパー
AE 1最大の特徴であり、諸刃の剣でもあったのが分厚いラバーシェル。デザインは秀逸ですが、足を入れた時の硬さと重量がネックでした。
AE 2では、そのシェルを思い切って撤廃。通気性抜群のテキスタイルメッシュに、牙をモチーフにしたTPUパーツ「Articulated Fangs」を組み合わせています。これが本当に柔らかい。履いた瞬間から足にフィットし、シュータン部分の不快な圧迫感や、切り返した時のかかとの抜け感が驚くほど解消されています。「もう慣らし運転は必要ない」と言い切れるほどの進化です。
ローレスポンスなのに快適。再設計されたクッション
ミッドソールにはAE 1と同じく「LIGHTBOOST」と「Lightstrike」のコンビを採用。でもこれ、中身は全くの別物です。
AE 1が“ストンと落ちて跳ねる”ようなバウンド感だったのに対し、AE 2はより地面に近い感覚。反発性が向上し、一歩目の蹴り出しがとにかく速いんです。「クッションが硬くなった」と感じる人もいますが、これは柔らかさで動きを殺さないためのチューニング。安定感とレスポンスを両立させたいガードやフォワードにこそ刺さります。
爪先からかかとまで完璧なロックダウン
X型の推進プレート「Propulsion Plate」が内蔵され、足全体のねじれを抑制。かかと周りの構造もブラッシュアップされていて、急な方向転換でもシューズの中で足が遊びません。
「アウトソールのグリップも良好」というのが多くのレビュー共通の意見。キュッキュッと音が鳴り、思い通りのストップが効きます。
これだけは知っておきたい3つのデメリット
キレイなことばかりじゃありません。買う前に絶対知っておくべき現実もお伝えします。
アウトソールの耐久性は要チェック
これはAE 1から続くウィークポイント。グリップ性能が高い半面、ラバーが削れやすいという声があります。特にアスファルトの屋外コート、通称“外バス”での使用は正直オススメできません。メインが体育館や屋内コートの人向けのシューズだと割り切ったほうがいいでしょう。
「軽量モデル」ではないという事実
先ほど「軽くなった」と言いましたが、あくまで「AE 1比」です。最新の軽量シューズと並べると、決して軽い部類には入りません。「とにかく軽さ最優先」という人は、試着で重さを確かめたほうが無難です。
圧倒的なバウンド感は求めないで
最近流行りの、履くだけで背が伸びたような錯覚に陥る分厚いクッションを期待すると肩透かしを食らいます。AE 2は“沈み込み”よりも“蹴り出し”の速さに振った実戦派。プレイスタイルで好みが真っ二つに分かれるポイントです。
どんなプレイヤーにアンソニー・エドワーズ2を勧めたいか
adidas Anthony Edwards 2を履いて活きるのは、こんな人です。
- AE 1の重さや硬さが気になって見送った人
- クッションの柔らかさより、切り返しの速さや安定感で勝負したいガード・フォワード
- シュータンの食い込みや、かかとのズレにストレスを感じやすい人
- 主戦場が屋内コートで、シューズのフィット感を何よりも重視する人
反対に、「バッシュは履き口がガバッと開いて簡単に脱ぎ履きしたい」という人や、「とにかく雲の上の歩き心地が欲しい」という人は、他の選択肢も検討した方がいいかもしれません。
競合モデルとの比較で見えた立ち位置
現在のバッシュ市場は群雄割拠。AE 2は、例えばナイキ ブック1のような極上のフィット感や、中国ブランドの超臨界発泡の分厚いクッションには真っ向勝負していません。あるプロ選手は「AE 2は、初代にあった“余分な主張”を削ぎ落として、プレイに集中できるシューズだ」と評価しています。派手さや衝撃ではなく、シューズとしての完成度を求めたモデルと言えるでしょう。
アンソニー・エドワーズ2 サイズ選びの最終アドバイス
気になるサイズ感について。初代AE 1は「普段よりハーフサイズ上げる」が定説でしたが、AE 2はアッパーが柔らかくなった分、普段のサイズでジャストフィットするという声が多いです。
ただし、足幅が広い人や、厚手のソックスを履く人は、念のため試着をおすすめします。通販で買うなら、幅広の人だけはハーフアップも選択肢に入れておきましょう。
まとめ:AE 1の“その先”を見たいなら
アンソニー・エドワーズ2は、派手さや新しさで話題になるよりも、初代の核となる魅力を残しつつ、ノイズを丁寧に取り去ったプロダクトです。「AE 1のデザインは好きだったけど、あの重さはちょっと…」と思っていたあなたにこそ、adidas Anthony Edwards 2は刺さるはず。価格帯も約1.9万円前後と、このスペックでは十分に戦えるレベルです。
決して万人受けするオールラウンダーではありません。でも、自分のプレイスタイルと体格にハマった時のアンソニー・エドワーズ2は、きっとコートで無二の相棒になってくれますよ。


