夏が近づくと、足元をどうするか悩みませんか。
スニーカーだと蒸れるし、かといってビーチサンダルじゃちょっとラフすぎる。特にアメカジスタイルで通してきた大人の男性なら、「この年でどんなサンダル履けばいいんだ」って迷いますよね。
実際、アメカジに合うサンダル選びって意外と難しい。無骨さは欲しいけど野暮ったくはしたくない。カジュアルだけど安っぽく見えないものがいい。
今回はそんな悩みを解決するために、アメカジスタイルに本当に合うサンダルを厳選してご紹介します。スポーツサンダルからレザーサンダルまで、大人の夏を格上げする一足が見つかるはずです。
アメカジに合うサンダルってそもそもどんなもの?
「アメカジに合うサンダル」と一口に言っても、実はけっこう幅があります。
大別するとふたつの方向性があって、ひとつは「スポーツサンダル系」、もうひとつは「レザーサンダル系」です。
スポーツサンダル系は、アウトドアやミリタリーの雰囲気を持ったタフなデザインが特徴。Tシャツにデニム、みたいな王道アメカジにすごく馴染みます。いわゆる“ゴツめ”のサンダルですね。
一方レザーサンダル系は、革の経年変化を楽しみながら履ける上質なタイプ。アロハシャツやリネンのパンツと合わせると、こなれた大人のアメカジが完成します。
どちらを選ぶかは、あなたが目指したい夏のスタイル次第。次から具体的なブランドとモデルを見ていきましょう。
スポーツサンダル編|デニムにもミリタリーパンツにも合うタフな3ブランド
まずはアメカジの王道、スポーツサンダル系から。どれも無骨でいて、ちゃんと今の気分もあるモデルばかりです。
TEVA オリジナルユニバーサル
スポーツサンダルと言えば、まず外せないのがTEVAです。
1984年にコロラド川のガイドのために開発されたこのブランド、実はスポーツサンダルというジャンルそのものを生み出した元祖なんです。
中でも「オリジナルユニバーサル」は、デビューから40年近く経った今でも色褪せない名作。無駄のないシンプルなデザインだから、デニムにもチノパンにも合わせやすい。
ベルクロで微調整できるストラップは、足にしっかりフィットして歩きやすいのもポイント。価格も1万円前後と手頃で、アメカジサンダル入門にはぴったりです。
カラーはブラックやオリーブなどミリタリー系を選ぶと、よりアメカジらしい雰囲気に。迷ったらまずこれ、と言える一足ですね。
SHAKA ネオバンギー
「90年代に履いてたなあ」というアメカジ世代も多いはず。南アフリカ生まれのSHAKAは、一度市場から消えながら2013年に復活を遂げたブランドです。
現行モデルの「ネオバンギー」は、当時のデザインをほぼそのままに、履き心地だけを現代仕様にアップデート。アッパーにネオプレーン素材を使っているので、素足に当たっても痛くなりにくいんです。
特筆すべきはそのカラーバリエーション。ブラックやカーキといったミリタリーカラーが充実していて、アメカジスタイルとの相性は抜群です。
ひとつ注意点を挙げるとすればサイズ感。1cm刻みの展開なので、普段26.5cmを履く方は27cmを選ぶのが無難です。足幅が広めの方はATソール採用モデルを選ぶと快適に履けますよ。
KEEN ニューポートH2
「世界で一番ブサイクなサンダルを作ろう」。
こんな衝撃的なコンセプトから生まれたのがKEENの「ニューポートH2」です。
一目見れば忘れられない、つま先を覆うトゥガード。これが最大の特徴であり、アメカジ好きの心をくすぐるポイントでもあります。
機能面でも本格的で、水陸両用のタフさと、足をしっかりホールドするストラップシステムを搭載。キャンプやフェスはもちろん、街履きとしても存在感を放ちます。
履き口が伸縮しない構造なので、着脱時に少しコツがいりますが、一度足を入れればそのフィット感に驚くはず。幅広の方は0.5〜1cm大きめを選ぶことをおすすめします。
「ブサイク」を自称する潔さも、アメカジの無骨さに通じるものがありますよね。
レザーサンダル編|大人アメカジを極める上質な3ブランド
続いてはレザーサンダル系。履けば履くほど足に馴染み、経年変化を楽しめるのが革の魅力です。ちょっと予算は上がりますが、長く付き合える一足として検討する価値は十分あります。
パラブーツ パシフィック
フランスの老舗シューメーカーPARABOOT。アメカジ好きなら革靴で知っている方も多いでしょう。
そんなパラブーツが作るサンダル「パシフィック」は、いわゆるグルカサンダルと呼ばれるスタイル。イギリス軍がネパールで採用していたサンダルがルーツで、これだけでミリタリーテイスト満点です。
最大の特徴はアッパーに使われている「リスレザー」。オイルをたっぷり含んだこの革は、防水性が高く、履き込むほどに柔らかくなって自分の足に馴染んでいきます。
履き始めは甲の部分が少し窮屈に感じるかもしれませんが、リスレザーは驚くほど早く伸びてくれます。ヒールカップが付いているので、革靴のような安定感で歩けるのも嬉しいポイント。
ソックスを合わせれば秋口まで長く履けるので、夏だけのアイテムにしたくない方には特におすすめです。
フェルナンドレザー クロッグ
「一生モノのレザーサンダルを探している」。
そんな方にぜひ知ってほしいのが、FERNAND LEATHERの「クロッグ」です。
アッパーには1枚のオイルドレザーを使用し、ソールにはイタリアの名門「ビブラム」社製を採用。無骨ながらも洗練された佇まいは、まさに大人のためのアメカジサンダルと言えます。
革の厚みとコシがしっかりあるので、履き始めはやや硬さを感じるかもしれません。でもこれが徐々に自分の足に馴染んでいく過程こそ、レザーサンダル最大の醍醐味。
決して安くはない買い物ですが、ソールの張り替えにも対応しているので、まさに一生付き合える一足です。デニムはもちろん、リネンパンツとの相性も抜群ですよ。
ジュッタノイマン アリサ
「人と同じは嫌だ」という方に最後にご紹介したいのが、ニューヨークでハンドメイドされるJUTTA NEUMANNの「アリサ」。
デザイナーのジュッタ・ノイマンが一足ずつ手作業で仕上げるこのサンダル、ソールにはあのビルケンシュトックと同じものを採用しています。
つまり、履き心地はビルケンシュトック譲りの快適さでありながら、アッパーは唯一無二のラグジュアリー仕様。こんな贅沢な組み合わせ、なかなか他では見つかりません。
価格は正直かなり高額ですが、その分だけ所有する満足感もひとしお。アロハシャツに白のリネンパンツ、そしてこのサンダル。そんな夏の休日を想像するだけで、ちょっとワクワクしませんか。
その他チェックしておきたいアメカジサンダル3選
ここまで王道どころを紹介してきましたが、まだまだ気になるブランドはあります。予算や好みに合わせて選べる、あと3つだけピックアップしておきます。
オルフィック スポーツサンダル
スニーカー感覚で履けるスポーツサンダルを探しているなら、ORPHICは外せません。
最大の特徴は独自のEVAシステムによる抜群のクッション性。長時間歩いても疲れにくいから、旅行やフェスにもぴったりです。
デザインもスポーティすぎず、アメカジにすんなり溶け込む絶妙なバランス。スニーカー派だった方の“サンダルデビュー”にもおすすめできます。
ジョジョ ビーチサンダル
「ビーチサンダルはさすがに子供っぽいかな」と思っている方、ちょっと待ってください。
京都・祇園の老舗履物匠「ない藤」の5代目が手がけるJOJOは、和のテイストとハイテク素材を融合させた、まったく新しいビーチサンダルです。
鼻緒の部分にはシルクを使い、ソールには衝撃吸収素材を採用。見た目はビーサンなのに、履き心地はまるで別物。
浴衣はもちろん、デニムに合わせても様になる稀有な存在です。日本の夏をアメカジで楽しみたい方にぜひ。
アヴィレックス スポーツサンダル
「まずは手頃な価格で試してみたい」。
そんな方にはAVIREXのスポーツサンダルがぴったりです。
ミリタリーテイストをベースにしたブランドだけあって、デザインはアメカジとの親和性が非常に高い。それでいて価格は5,000円前後からと、かなりリーズナブル。
もちろん上級ブランドと比べれば素材やつくりの差はありますが、アメカジサンダル入門としては十分すぎる選択肢です。まずはここから始めて、自分に合うスタイルを見つけるのもいいですよね。
アメカジサンダルをもっと楽しむための選び方とコツ
ここまでたくさんのサンダルを紹介してきましたが、最後に選び方のポイントをいくつかお伝えします。
まず「ソール素材」には注目してください。EVA素材は軽くてクッション性が高く、長時間歩く日に最適。ラバー素材は重いぶん耐久性に優れ、ビブラムソールならその両方を高い次元で実現しています。
次に「サイズ選び」。スポーツサンダルは基本的にジャストサイズで問題ありませんが、レザーサンダルは履き込むほど伸びることを考慮して選びましょう。特に甲高・幅広の方は、試着できるなら必ず試着を。できない場合も、各ブランドのサイズ感を事前に調べておくことをおすすめします。
そして「ソックス合わせ」。これ、意外と重要です。スポーツサンダルに白ソックスを合わせると一気にアメカジ感が増しますし、レザーサンダルにリブソックスを合わせれば秋口まで着用期間を延ばせます。ただし蒸れには注意。こまめに脱いで足を休ませるのが、サンダルを長持ちさせるコツです。
まとめ|アメカジに合うサンダルで大人の夏を格上げしよう
アメカジに合うサンダルは、単なる夏の履き物じゃありません。
あなたのスタイルを完成させる、大切なパーツのひとつです。
スポーツサンダルならTEVAやSHAKA、KEENあたりから選べば間違いなし。もう少し予算をかけられるならPARABOOTやFERNAND LEATHERのレザーサンダルで、大人の風格を漂わせるのも素敵です。
大切なのは「何を履くか」よりも「どう履きこなすか」。デニムのロールアップ加減ひとつで印象はガラリと変わります。
今年の夏は、ぜひあなたらしいアメカジサンダルを見つけてみてください。足元から変われば、コーディネート全体の雰囲気もきっと格上げされるはずですから。


