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アシックスSPブレード10の性能を徹底レビュー!スプリント用スパイクの特徴と評判

短距離走やハードル競技で使うスパイクを選ぶとき、「反発力」と「安定性」、そして「履きやすさ」のバランスはとても大切ですよね。
今回は、アシックスの最新スプリント用モデル「アシックスSPブレード10」に注目。前作から大幅に進化したポイントや、実際の評判までをわかりやすく紹介していきます。


SPブレード10とは?アシックスのスプリントスパイク最新モデル

アシックスSPブレード10は、アシックスが2025年に発売した短距離・ハードル種目向けのスパイク。
100m・200m・400mといったスプリント競技、さらにはハードルにも対応する「オールウェザートラック専用モデル」です。

前作のSPブレード9から大きく変わったのは、ソールの厚み。
“厚底化”によって反発力と安定性が格段に向上し、走り出しから加速までの力の伝わり方がよりスムーズになりました。

アシックスの公式価格は税込23,000円前後。実店舗やオンラインショップでは、2万円を切る価格で販売されていることもあります。


デザインと素材:軽さと安定性を両立する設計

アシックスSPブレード10のアッパーは、合成繊維と人工皮革を組み合わせたシームレス構造。
足全体を包み込むようにフィットし、柔軟性を保ちながらもしっかりとサポートしてくれます。通気性にも優れており、試合中の蒸れや不快感を抑える作りです。

ソール部分には、ナイロン製のプレートと金属スパイクピンを採用。
ピンは全て取り替え可能で、7mmのリバース柱状スパイクが標準装備されています。ピン位置のバランスが絶妙で、地面をしっかり捉えながらも蹴り出しの安定感を高めています。


ミッドソールの厚底化がもたらす“反発力の進化”

今回のモデルチェンジの核となるのが、ミッドソールの構造変更です。
中足部に厚みを持たせたことで、地面を押し返す力がより強く感じられるようになりました。反発性が増した分、走り出しからトップスピードまでの流れがスムーズになり、足への負担も軽減されています。

一方で、前足部はあえて薄く設計。これにより屈曲性が保たれ、蹴り出し時の自然な動きを妨げません。
まさに「厚底スパイク」と「薄底スパイク」の中間的な特性を持ち、反発と操作性のバランスが取れた仕上がりです。


履き心地:ホールド感と柔軟性のバランス

履いた瞬間に感じるのは、足を包み込むようなやわらかさ。
アシックス特有のフィット感がありながらも、硬すぎず、スプリント初心者でも違和感なく履けるのが特徴です。

ただし、前作と比べると締め付け感がやや弱めになっています。
「軽く脱げそう」と感じる人もいるようで、フィット感を重視する上級スプリンターには物足りなく感じる場合も。
その一方で、「靴擦れしにくくなった」「足先の自由度が高まった」という好意的な声も多く、特に女性選手やロングスプリントの愛用者から高評価を得ています。


実際の評判とレビューまとめ

販売店やレビューサイトでは、アシックスSPブレード10に対しておおむね高評価が並びます。

  • 「反発がしっかりしていて走りやすい」
  • 「厚底なのに接地感がしっかりある」
  • 「安定感が増してフォームが崩れにくい」

といったコメントが多く、前作で指摘されていた“硬さ”や“反発のムラ”が改善された印象です。

一方で、

  • 「ホールドが少し甘い」
  • 「人によっては足に合わない」

といった声も一部あります。スプリントスパイクの中でも“バランス型”に寄っているため、極端に硬いスパイクを好む上級者には合わないかもしれません。

総じて「履きやすさとパワーの両立」が評価されており、学生アスリートや中級者層から支持を集めています。


SPブレード9からの進化点をチェック

前モデル・SPブレード9と比べて明確に進化したポイントは次の3つです。

  1. 厚底化による反発アップ
     中足部を厚くしたことで、地面を押す力が増し、走行中の安定性が高まりました。
  2. ソール構造の耐久性向上
     ソール裏の補強線が太くなり、耐摩耗性がアップ。長期使用でもヘタりにくい設計です。
  3. フィット感のチューニング
     アッパーの素材とベルト構造を改良し、足首のサポート力を強化。締め付けが穏やかになったぶん、柔らかな履き心地に。

これらの変化により、アシックスSPブレード10は“より多くの選手にとって履きやすいスパイク”へと進化しました。


向いている人・向いていない人

向いている人

  • 短距離やハードルで反発力と安定性を両立させたい人
  • 初めてスパイクを履く、または中級者レベルの陸上選手
  • 厚底すぎず、自然な接地感を求めるランナー
  • 長距離スプリント(200〜400m)や女性アスリート

向いていない人

  • 強いホールド感や硬めのプレートを求める上級スプリンター
  • カーボンプレート系のレスポンスを重視する競技志向ランナー
  • 土トラックや芝生で練習することが多い選手(※オールウェザートラック専用)

このように、アシックスSPブレード10は「スピードと履きやすさのバランス型」。
スプリント初心者から中級者まで幅広い層に対応する万能モデルといえます。


使用時の注意点とメンテナンス

  • 使用場所を守る:土や芝のトラックでの使用はNG。オールウェザー専用設計のため、ピンやソールを痛める原因になります。
  • ピンの管理をこまめに:取り替え式ピンは消耗品。錆びや摩耗を放置するとグリップ性能が落ちるので、定期的な交換が必要です。
  • サイズ選びに注意:前足部がやや広めのため、足幅が細い人はハーフサイズ下げてもよいかもしれません。
  • 乾燥保管を心がける:使用後は必ず乾かしてから保管。湿気や汚れを放置すると素材の劣化を早めます。

まとめ:アシックスSPブレード10は“厚底スプリント”の完成形

アシックスSPブレード10は、厚底化による反発性アップと、履き心地の柔らかさを両立させたスプリントスパイク。
「軽さ」「安定性」「走りやすさ」のバランスが非常に高く、これからスプリント競技を本格的に始めたい人にもおすすめできる一足です。

一方で、競技レベルが上がるほど求められる“剛性”や“ホールド感”に物足りなさを感じることもあるでしょう。
そうした選手は、よりハイエンドなメタスピードSPジェットスプリントシリーズなども検討してみても良いかもしれません。

それでもアシックスSPブレード10が放つ魅力は、「履いた瞬間に走りたくなる軽さと反発力」。
短距離種目で自分のベストを更新したい人にとって、頼れる相棒になることは間違いありません。


アシックスSPブレード10の性能と評判を総括して

アシックスSPブレード10は、短距離用スパイクの中でも極めて完成度の高いモデルです。
厚底ソールがもたらす力強い蹴り出し、柔軟なアッパーによる快適なフィット感、そして耐久性のある構造。どれを取ってもバランスが良く、トレーニングから試合まで安心して使える一足です。

短距離スパイクの「理想形」を探しているなら、アシックスSPブレード10は確かにチェックすべき存在。
その履き心地と走行感は、アシックスのスプリントテクノロジーの進化を実感させてくれます。

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