アシックスの新しい話題といえば、デンマークのデザインブランド「HAY（ヘイ）」とのコラボレーション。
機能性とデザイン性を融合させたこのシリーズは、2024年の登場以来、ファッション界からも大きな注目を集めています。
この記事では、HAYシリーズの特徴、最新モデルの詳細、そして日常での取り入れ方をわかりやすく紹介します。
北欧デザインブランド「HAY」とは
HAYは2002年にデンマークで誕生したデザインブランド。
家具や照明、雑貨などを手がけ、北欧らしいシンプルさと大胆な色使いを特徴としています。
“日常に溶け込むデザイン”をテーマに掲げ、世界中のクリエイターから愛されるブランドへと成長しました。
そんなHAYがアシックスとタッグを組んだ理由は明快です。
「快適さ」「機能性」「デザイン性」という共通の哲学を持っていたから。
どちらも“日常の質を高めるものづくり”を追求しており、両者の理念が自然に融合した結果がこのHAYシリーズです。
コラボのベースモデル「ASICS × HAY SKYHAND OG」について
アシックス × HAYコラボのベースとなっているのが、1994年に登場したハンドボールシューズ「SKYHAND OG」。
当時のスポーツカルチャーを象徴するスリムなコートスタイルをベースに、現代の街歩きやファッションにもマッチするようアップデートされています。
アッパーには上質なスエードとレザーを採用し、ガムソールがクラシックな印象を強調。
ヒール部分にはEVAクッションを搭載し、見た目のレトロさとは裏腹に履き心地は驚くほど快適です。
一歩ごとに柔らかく沈み込むクッション性と、安定したグリップ力が、日常の歩行を心地よいものにしてくれます。
アシックス × HAY 最新コレクションの全貌
2024年夏に登場した第1弾では、パステルピンク、ソフトブルー、エメラルドグリーンといったHAYらしい色合いが印象的でした。
「スポーツシューズなのに可愛い」とSNSでも話題になり、発売直後に完売した店舗も少なくありません。
続く2024年11月には第2弾が登場。
新色としてブラウンとライラックが追加され、より落ち着いたトーンで大人のファッションにも溶け込むカラー展開となりました。
価格は税込18,700円。サイズは23〜28.5cm（カラーによって若干異なる）で、ユニセックスで着用できます。
このコレクションにはスニーカーだけでなく、オーガニックコットン製の「ASICS × HAY LOGO BAG」もラインナップ。
シューズと同じカラートーンで、HAYの世界観を日常に取り入れられる小物として人気を集めています。
HAYシリーズの魅力は「生活になじむデザイン」
HAYコラボの最大の魅力は、日常に自然と溶け込むデザイン性にあります。
アシックスの技術による履き心地の良さと、HAYの色彩感覚が見事に融合。
一見シンプルなのに、どこか印象に残るカラーリングは、北欧デザインならではのセンスです。
たとえばブラウンはコーヒーのような温かみがあり、ライラックは淡い紫が足元を軽やかに見せてくれます。
どちらも派手すぎず、シーンを選ばない万能カラー。
オフィスカジュアルにも、リラックスした休日のコーデにも自然にマッチします。
どんなスタイルにも馴染む万能スニーカー
HAYシリーズは、幅広いコーデに対応できる点も評価されています。
スポーティーな格好はもちろん、シックなジャケットやワンピース、ワイドパンツにも相性抜群。
特にライラックカラーは淡いデニムや生成りのパンツと合わせると、北欧の街角を思わせる洗練された雰囲気に。
また、ブラウンカラーは秋冬の装いにぴったり。
ウールコートやトレンチの足元に合わせるだけで、重たくなりがちな季節の装いを柔らかくまとめてくれます。
男女問わず、シンプルでありながら個性を表現できる一足です。
機能性にも妥協なし。アシックスの技術が光る
HAYコラボとはいえ、アシックスのこだわりはしっかり生きています。
ソールには耐摩耗性に優れたガムソールを採用し、歩行時の安定感を確保。
インソールとミッドソールにはEVA素材を使い、長時間歩いても疲れにくい構造です。
また、アッパーのスエードレザーは履き込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめるのもポイント。
「デザインスニーカー＝履きづらい」という固定観念を覆すほどの快適さが、リピーターを生んでいます。
購入できる場所と注意点
HAYシリーズは数量限定販売のため、在庫が少なく再入荷がない場合もあります。
アシックス公式オンラインストアやHAY公式サイトのほか、一部セレクトショップ（KICKS LAB.など）でも取り扱いがあります。
発売直後は完売になることも多いので、気になる人は早めのチェックがおすすめです。
なお、サイズ感はややタイト。
普段のサイズから0.5cm上げるとちょうどいいという声もあります。
特にスエード素材のモデルは履き始めがやや硬めなので、最初の数回は靴下を厚めにして馴染ませるのがコツです。
ファッションとしての「HAYシリーズ」の価値
アシックスHAYシリーズが注目されるのは、単なるコラボという枠を超えているからです。
スポーツブランドのテクノロジーとデザインブランドの美意識を融合した、まさに“ライフスタイルスニーカー”という新しい提案。
街を歩く、仕事に行く、週末を過ごす——そのすべてのシーンで活躍できる一足です。
また、コラボシューズでありながら、奇抜さよりも「長く使えるデザイン」を重視している点も特徴。
流行に左右されず、どんな服にも合わせやすいという点で、ファッション初心者にも取り入れやすいシリーズと言えます。
アシックスHAYシリーズで叶える日常のアップデート
HAYシリーズは、スニーカーを“履く”から“楽しむ”ものへと変える存在です。
スポーツでも仕事でもない、ただ自分らしい毎日の足元に寄り添う。
そんな考え方こそ、このコラボが伝えたいメッセージでしょう。
歩くたびに軽やかで、鏡に映るたびに少し気分が上がる。
それは、北欧デザインと日本の技術が交わることでしか生まれなかった心地よさです。
まだ履いたことがない人には、ぜひ一度試してほしいシリーズです。
アシックスHAYシリーズの魅力をもう一度
アシックスHAYシリーズは、機能とデザインの理想的なバランスを実現したスニーカーです。
どんな服にも合わせやすく、履き心地も抜群。
限定性の高さも相まって、手に入れた人にとっては特別な存在になるでしょう。
シンプルだけど印象的。
そんな北欧のエッセンスを、アシックスの技術が支える——。
日常を少し豊かにする一足として、HAYシリーズはこれからも多くの人に愛されていくはずです。
