作業現場で一日中立ちっぱなし。安全靴はどうしても「重い」「蒸れる」「硬い」というイメージがありますよね。
そんな常識を覆すのが、アシックスの人気モデル「アシックスCP122」。スニーカーのような履き心地と、現場対応の安全性能を兼ね備えた一足として注目を集めています。この記事では、アシックスCP122の特徴・評判・実際の使い心地までを詳しく紹介します。
- アシックスCP122とは?安全靴の常識を変えた“動ける作業靴”
- 快適な履き心地の理由① 軽量かつクッション性の高いソール
- 快適な履き心地の理由② SRB中敷と3Eラストの安定感
- BOAフィットシステムで脱ぎ履きが圧倒的にスムーズ
- 高い安全性能:軽くても“安全靴”としての信頼性
- 通気性と耐久性の両立:アッパー素材の工夫
- 実際の評判:ユーザーが感じた履き心地と使いやすさ
- デメリット・注意点:万能ではないが用途を選べば最高の一足
- どんな人におすすめ?アシックスCP122が真価を発揮するシーン
- 他モデルとの違い:アシックスの中でアシックスCP122が際立つ理由
- 長く快適に履くためのメンテナンスと工夫
- まとめ:アシックスCP122は“動ける安全靴”の決定版
アシックスCP122とは?安全靴の常識を変えた“動ける作業靴”
アシックスCP122は、同社のワークシューズライン「ウィンジョブ(WINJOB)」シリーズに属する安全靴です。
見た目はスタイリッシュなハイカットスニーカーですが、内部にはA種先芯を備えた本格仕様。現場で求められる安全基準を満たしつつ、快適さや動きやすさを追求したモデルです。
重量は26.5cmで約475gと軽量。安全靴としてはかなり軽く、長時間の作業でも疲れにくいのが大きな特徴です。
「軽くて履きやすい安全靴が欲しい」「足が蒸れにくくて柔らかい靴がいい」と感じている方にとって、まさに理想的な選択肢といえるでしょう。
快適な履き心地の理由① 軽量かつクッション性の高いソール
アシックスCP122が高く評価されている理由のひとつが、ソールの快適さです。
ミッドソールにはランニングシューズでも使われる「FLYTEFOAM(フライトフォーム)」を採用。これは軽量で反発性のある素材で、踏み込みのたびに柔らかく衝撃を吸収してくれます。
さらに、かかと部分には「GEL(ゲル)」が内蔵されており、着地時の衝撃をしっかり緩和。
一般的な安全靴にありがちな“硬さ”や“底の突き上げ感”がなく、スニーカーのような自然な履き心地を実現しています。
快適な履き心地の理由② SRB中敷と3Eラストの安定感
中敷にはアシックス独自の「SRB中敷」を搭載。アーチ(土踏まず)を支える立体構造で、かかとの内側への倒れ込みを防ぎ、長時間の立ち作業でも足が疲れにくい設計です。
幅は3E相当のゆとり設計。足幅が広い方でも圧迫感が少なく、ホールド感と安定性のバランスが絶妙です。
「安全靴は窮屈」というイメージを持っていた人ほど、初めて履いたときの軽さとフィット感に驚くでしょう。
BOAフィットシステムで脱ぎ履きが圧倒的にスムーズ
アシックスCP122には「BOAフィットシステム」が搭載されています。
これは、ワイヤーとダイヤルで締め付けを調整する仕組みで、手袋をつけたままでもワンタッチで脱ぎ履き可能。靴紐が解ける心配もなく、安全性の面でも優れています。
作業中に靴の着脱が多い職場では、このBOAフィットシステムの便利さが際立ちます。
特に立ち仕事や整備作業の現場では、朝から夕方まで履きっぱなしでも、途中での調整が簡単にできるのは大きな魅力です。
高い安全性能:軽くても“安全靴”としての信頼性
軽量で柔らかいとはいえ、アシックスCP122はれっきとしたA種先芯入り安全靴です。
つま先部分にはガラス繊維強化樹脂製の先芯を採用。鋼鉄製より軽い素材ながら、A種規格に準拠した耐衝撃性を備えています。
また、靴底には「CPグリップソール」を採用。耐油性ラバーを使用しており、油や水で滑りやすい床でもしっかりグリップします。
滑りやすい鉄板の上や傾斜のある現場でも安定した足元を確保できるのが強みです。
つま先が上向きの「トゥアップ設計」も特徴的。ちょっとした段差やケーブルに引っかかるリスクを減らし、転倒防止にもつながります。
さらに、かかとには再帰反射材がついており、夜間や暗所での作業時にも視認性を確保しています。
通気性と耐久性の両立:アッパー素材の工夫
アッパーにはポリウレタン樹脂とメッシュ素材を組み合わせた構造を採用。
水や汚れ、油などへの耐性を確保しつつ、通気性を保つ工夫がされています。これにより、汗をかく夏場でもムレにくく、一日中履いていても快適。
また、素材自体の強度も高く、擦れや摩耗に強い点もポイント。工場・倉庫・建築現場など、過酷な環境下でも長持ちするタフな作りです。
実際の評判:ユーザーが感じた履き心地と使いやすさ
ユーザーのレビューでは、次のような声が多く見られます。
- 「スニーカーを履いているみたいに軽い」
- 「BOAフィットシステムがとにかく便利。朝の着脱が早くなった」
- 「中敷のホールド感がよく、長時間でも疲れにくい」
- 「鉄板の上でも滑りにくい。安全靴とは思えない快適さ」
特に「クッション性の高さ」「足の痛みが出にくい」という意見が目立ち、アシックスならではのスポーツテクノロジーの恩恵を実感するユーザーが多い印象です。
一方で、「価格がやや高め」「BOAダイヤルの破損が心配」といった声もあり、使い方や環境によっては注意が必要です。
デメリット・注意点:万能ではないが用途を選べば最高の一足
どんな靴にも弱点はあります。アシックスCP122の場合、軽量化と快適性を優先しているため、鋼鉄先芯に比べて「極端に重い物の落下」などにはやや不向きです。
また、BOAフィットシステムは便利な反面、ワイヤーやダイヤルの破損時には修理対応が必要になります。
さらに、冬場の寒冷地では通気性の高さが裏目に出ることも。防寒性を求める場合は、別モデルを併用するのがベターです。
価格面では、公式販売価格が約24,000円前後と、一般的な安全靴より高めの設定。
とはいえ、長時間の快適さや疲労軽減を考えると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。
どんな人におすすめ?アシックスCP122が真価を発揮するシーン
アシックスCP122は、次のような方に特におすすめです。
- 一日中立ち仕事・歩き仕事をしている方
- 建設、整備、倉庫作業など、動きが多い現場の方
- 油・水・鉄板など、滑りやすい床で作業する方
- スニーカーのような履き心地を求める方
- BOAフィットシステムで素早く脱ぎ履きしたい方
また、デザイン性も高く、作業後にそのままコンビニや移動に出かけても違和感がないのもポイント。
「見た目もスマートな安全靴が欲しい」という方にもぴったりです。
他モデルとの違い:アシックスの中でアシックスCP122が際立つ理由
アシックスの安全靴シリーズには、CP203・CP304・CP209など、用途や形状が異なる多くのモデルがあります。
その中でアシックスCP122が特に評価されているのは、「快適性と安全性のバランス」に優れている点です。
軽さ・クッション性・BOAフィットシステムの使い勝手の三拍子が揃っており、「安全靴=重くて硬い」という固定観念を変える存在。
実際に履いた人からは、「今までの安全靴に戻れない」といった感想も少なくありません。
長く快適に履くためのメンテナンスと工夫
アシックスCP122の性能を長く保つためには、定期的な手入れも大切です。
- 汚れや油が付いたら、柔らかい布で拭き取る
- メッシュ部分はブラシで軽くこすり、風通しの良い場所で陰干し
- 中敷は取り外して乾燥させ、清潔を保つ
- BOAフィットシステムワイヤーの状態を定期的にチェックする
こうした簡単なケアを続けることで、耐久性やフィット感を長く維持できます。
また、中敷がヘタってきたら、アシックス純正の交換用インソール(型番1273A007など)を使うのがおすすめです。
まとめ:アシックスCP122は“動ける安全靴”の決定版
アシックスCP122は、軽量性・クッション性・安全性を高いレベルで融合させた、まさに次世代型の安全靴です。
BOAフィットシステムで快適に着脱でき、FLYTEFOAMとGELによるソフトな履き心地は、長時間作業でも疲れにくい。
確かなグリップ力と耐油性で、現場での安定感も抜群。
一方で、価格やBOAフィットシステムのメンテナンス性には注意が必要ですが、それを上回る履き心地と実用性が魅力です。
安全靴に“動きやすさ”と“快適さ”を求める方にとって、アシックスCP122は間違いなく有力な選択肢。
ぜひ実際に履いて、その違いを体感してみてください。


