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アシックス フジスピード3の進化を検証!前作との違いとおすすめポイントを紹介

ランニングシューズの中でも、トレイルとロードを両方走れる万能タイプとして注目を集めているのが「アシックス フジスピード3」です。カーボンプレートを搭載した厚底トレランモデルとして進化を遂げ、スピード重視のランナーからも高い評価を得ています。この記事では、前作との違いを踏まえながら、実際の特徴や履き心地、おすすめの使い方をわかりやすく紹介していきます。


フジスピード3とは?基本スペックをチェック

アシックス フジスピード3は、2024年に登場したトレイルランニング向けのレーシングモデルです。
価格は税込17,600円前後。メンズ28cmで約255gと、軽量かつ安定感のある設計が魅力です。

特徴的なのは、フルレングスのカーボンプレートと、クッション性に優れたFF BLAST PLUSフォームの組み合わせ。ソールの厚さはヒール約36mm、前足部約30mmでドロップは6mmと、トレランシューズの中ではやや厚底に分類されます。

アウトソールにはASICSGripラバーを採用し、約4mmのラグが配置されています。これにより、トレイルだけでなく、グラベル(砂利道)やロード(舗装路)でも安定したグリップを発揮。アッパーは通気性とフィット感に優れたジャガードメッシュで、長時間の走行でも快適さを維持します。


フジスピード3の進化ポイント:前作との違いを整理

アシックス フジスピード3は、シリーズの中でも明確に“スピード志向”へシフトしたモデルです。前作の「フジスピード2」に比べ、ミッドソール素材やプレート構造の改良が進み、より反発力と安定性を両立させた設計になっています。

カーボンプレートの改良

アシックス フジスピード3では、フルレングスのカーボンプレートが採用され、足全体で推進力を感じられる仕様に。プレートが地面への力を効率的に変換するため、上り坂やフラット区間でもテンポを維持しやすいのが特徴です。

FF BLAST PLUSによるクッション性アップ

従来のFF BLASTよりも軽量で柔らかく、反発性に優れるFF BLAST PLUSを搭載。下りでの衝撃吸収性が向上し、長距離でも疲れにくい走り心地を実現しました。

グリップと安定性の両立

ASICSGripの配置パターンを最適化し、乾いたトレイルはもちろん、湿った路面でも滑りにくくなっています。特に、ロード区間への移行時に“違和感が少ない”という意見が多く、ハイブリッドコースでの安定感が向上しています。

軽量化とフィット感の見直し

アッパー素材には新しいジャガードメッシュを採用。従来より軽量で柔軟性がありながら、ホールド力も確保。足と一体化するようなフィット感が得られます。

これらの改良により、アシックス フジスピード3は「カーボンの反発力×厚底の安定感×トレイル対応力」という三拍子が揃った一足として完成度を高めています。


実際の履き心地と使用感

軽快なスピード感と安定した走行性能

実際に履いてみると、第一印象は「軽いのにしっかりしている」。
255gという軽量性に加え、プレートの反発が強く、テンポの良い走りをサポートしてくれます。平坦な林道ではまるでロードシューズのような感覚が得られ、加速したくなるシューズです。

クッションと反発のバランスが絶妙

FF BLAST PLUSのフォームは柔らかすぎず、硬すぎず、トレイルでも安心感があります。下りでは衝撃を吸収しつつ、登りでは反発を生かして前へ進める。長距離でも脚へのダメージが少ないと感じるランナーが多いようです。

フィット感の高さ

ジャガードメッシュアッパーは通気性がよく、足を包み込むようなホールド感があります。足の甲や踵が浮きにくく、砂利の侵入も少なめ。夏場でも蒸れにくく、快適な履き心地をキープします。

グリップ性能

ASICSGripは濡れた岩や木の根でもしっかり粘るタイプ。4mmラグという中間的な深さが、トレイルからロードまで滑らかに移行できる理由です。特にグラベルや林道レースなどの「ミックス路面」に強さを発揮します。


メリット:フジスピード3を選ぶ理由

  • 軽量かつ安定感のある履き心地
  • トレイル・グラベル・ロードのすべてに対応可能
  • カーボンプレートによる高い推進力
  • FF BLAST PLUSで反発性とクッション性を両立
  • アッパーの通気性・フィット感が優秀
  • カーボン搭載モデルとしては価格が手頃(約17,000円台)

特に「1足でさまざまなコースを走りたい」ランナーにとって、万能性の高さは魅力です。トレイル用としてだけでなく、スピード練習やレースにも対応できる柔軟さがあります。


デメリットと注意点

一方で、いくつか注意したいポイントもあります。

  • アッパーが薄く、岩場や枝で破れやすい場合がある
  • ゆっくりペースではプレートの硬さを感じやすい
  • 泥が深いトレイルでは4mmラグがグリップ不足になることも
  • 反発が強いため、初心者やナチュラルラン志向には合わない可能性

特に、テクニカルな山岳トレイルで使用する場合は、岩場や木の根に注意が必要です。スピード重視のモデルであるため、トレイル初心者よりも中〜上級者におすすめです。


フジスピード3はどんな人におすすめ?

  • トレイルからロードまで1足で走りたい人
  • カーボンシューズの反発をトレランでも感じたい人
  • レースやスピード練習を重視するランナー
  • 長距離でも軽快に走りたい中〜上級者
  • コストパフォーマンス重視で高性能シューズを探している人

逆に、「ジョグ中心」「山岳トレイルメイン」「柔らかい履き心地が好み」という人には少し硬く感じるかもしれません。自分の走るコースや目的を明確にして選ぶのがポイントです。


他モデルとの位置づけ

アシックスのトレイルラインには「ゲルフジライト」や「ゲルトラブーコ」などもありますが、アシックス フジスピード3はその中でも“スピード特化型”というポジションです。

このように、シリーズ内でも用途がはっきり分かれており、アシックス フジスピード3は「速く走りたい人」向けの尖った性能を持っています。


まとめ:アシックス フジスピード3の進化と魅力

アシックス フジスピード3は、カーボンプレートの反発力と厚底の安定性を両立した、次世代のトレイルレーシングシューズです。
軽さ・推進力・グリップ性能の三拍子が揃い、ロードやグラベルも走れる万能設計。スピード練習やトレイルレースでの使用にぴったりな一足です。

一方で、アッパーの耐久性や泥地でのグリップには注意が必要。
「トレイルもロードも1足でこなしたい」「軽くて速いカーボンモデルを試したい」という人には、間違いなく満足度の高い選択肢になるでしょう。

走りのスタイルが合えば、アシックス フジスピード3はトレイルランナーに新たな走りの感覚をもたらしてくれるはずです。

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