「膝の痛みを少しでも軽くしたい」「長く歩くときに膝がつらい」──そんな悩みを持つ人の間で注目されているのが、アシックス商事のウォーキングシューズ「ニーズアップ（KNEESUP）」です。
今回は、このニーズアップの口コミや評判を徹底的に調べ、実際の使用感や効果を正直にレビューしていきます。
ニーズアップとは？膝への負担を軽減するアシックスの機能性シューズ
ニーズアップは、「ひざにやさしい」をテーマに開発されたウォーキングシューズです。
アシックス商事が展開するこのシリーズは、膝関節や足の動きをサポートするための特殊なソール構造を備えています。
特徴的なのが「MCCS（多点支持クッション構造）」と呼ばれる仕組み。
これは、かかとに体重がかかった際にソールがしなり、足を自然に内側へ誘導してくれる構造のことです。O脚気味の人や膝の外側に負担がかかりやすい人にとって、膝の動きをサポートしながら安定感をもたらす役割があります。
さらに、かかと部分にはアシックスらしいGELクッションを搭載。
着地時の衝撃を吸収し、膝や腰への負担を和らげる設計です。
また、靴底全体が緩やかにカーブした「舟底形状」になっており、足の重心移動をスムーズにしてくれます。
幅広設計（3E〜4E）で、甲高の人でも無理なく履ける点も支持されています。
脱ぎ履きがしやすい仕様や、安定した歩行を助けるヒールカウンターなど、シニア層や長時間歩く人を中心に高評価を得ているようです。
実際の口コミ：膝の痛みが軽くなったという声が多数
多くのレビューで目立つのは、「膝の痛みが軽減した」「歩くのが楽になった」という声です。
ある購入者は「膝の痛みが和らぎ、立ち仕事でも疲れにくくなった」とコメント。
また別の人は「自然と足が前に出る感覚があり、姿勢も良くなった気がする」と感想を述べています。
O脚の人からも「履くと脚がまっすぐに感じる」「内側に力がかかる感じで歩きやすい」と好印象のレビューが多く見られました。
実際、O脚は膝の外側に負担がかかりやすいため、内側への誘導をサポートする構造は理にかなっています。
さらに、「ゆったりした履き心地なのにフィット感もある」「長時間歩いても足が疲れにくい」といったコメントも多く、日常使いからウォーキングまで幅広く使われていることがわかります。
中には「デザインが落ち着いていて、健康靴っぽく見えない」といった声もあり、見た目の自然さも好評です。
シニア世代や立ち仕事の人に人気が広がる理由
ニーズアップは、特に中高年層からの支持が厚い靴です。
その理由の一つが、膝や腰のトラブルを抱える人でも安心して履ける安定感。
かかとがしっかり支えられる設計のため、体重が片側に偏りにくく、自然な姿勢で歩けます。
また、ソール全体のクッション性が高く、硬い地面でも衝撃が少ないと感じる人が多いようです。
ウォーキングや買い物、旅行などの外出シーンでも活躍し、軽すぎず重すぎない絶妙な重量感で「転びにくい」「安心して歩ける」という意見も目立ちます。
特に「膝が痛いけれど運動を続けたい」「足腰をいたわりながら歩きたい」という人にはぴったりのモデルといえるでしょう。
一方で見られる注意点や不満の声
どんな靴にも合う・合わないがあります。
ニーズアップの口コミにも、一部では注意したいポイントが挙がっています。
まず多いのが、「サイズ感が合わなかった」「つま先や足首が痛くなった」という声。
ソールの反り返りが強いため、足の形や歩き方によっては指先に負担を感じることがあります。
また、靴底の構造上、小石を噛みやすく、取れにくいという意見も見られました。
デザイン面では、「少し重く感じる」「もう少しカジュアルな見た目が良い」という声も。
軽快なスニーカーを求める人には、ややしっかりめの造りが重たく感じるかもしれません。
さらに、「膝の痛みが完全に治ったわけではない」「効果を実感できなかった」という感想も少数ながらあります。
膝痛の原因は筋力低下や関節の変形などさまざまで、靴だけで全てが改善するわけではないという点は理解しておく必要があります。
ニーズアップの構造をもう少し詳しく解説
口コミからもわかる通り、ニーズアップが高く評価される理由は構造にあります。
ここでは、もう少し詳しく仕組みを見ていきましょう。
- MCCS（多点支持クッション構造）
かかと部分のクッションが荷重を受けてしなり、体重を内側に誘導。O脚による膝の外反を抑え、安定した歩行をサポートします。 - GELクッションによる衝撃吸収
アシックスの代名詞ともいえるGEL素材をかかとに搭載。着地時の衝撃を和らげ、膝や腰にかかるストレスを軽減します。 - 舟底設計
靴底全体が緩やかなカーブを描いており、かかとからつま先までの重心移動をスムーズに。
滑らかな体重移動をサポートし、自然な歩行を促します。 - 幅広で安定したラスト設計
3E〜4E相当のゆったりした形で、外反母趾や甲高の人でも快適に履けるよう工夫されています。
これらの機能が組み合わさることで、「歩きやすい」「膝にやさしい」という体感につながっているのです。
どんな人におすすめか、どんな人には合わないか
ニーズアップを検討している人に向けて、口コミや構造を踏まえた向き・不向きを整理してみましょう。
向いている人
- O脚や膝の内側の痛みに悩んでいる人
- 長時間の立ち仕事やウォーキングで膝が疲れやすい人
- 幅広・甲高で一般的なスニーカーが合わない人
- シニア層で、膝や腰への負担を減らしたい人
- 毎日の外出に安心して使える、安定感ある靴を求めている人
注意が必要な人
- つま先や足首に負担を感じやすい人
- 軽量スニーカーのような軽快さを求める人
- デザイン重視で見た目を気にする人
- 膝の痛みが強い人、関節疾患を抱えている人（医師の相談を推奨）
靴選びで大切なのは、「自分の足に合うかどうか」です。
サイズや形、履き心地を実際に試して確認することが重要です。
実際に感じる効果と使用のコツ
ニーズアップを最大限に活かすには、履き始めの慣らし期間を設けるのがおすすめです。
最初はソールの反りや内側への誘導感に違和感を覚える人もいますが、数日履き続けると自然な歩き方が身についてくるケースも多いようです。
また、膝や腰のケアを目的にする場合は、靴だけに頼らず、ストレッチや筋トレなどで下半身の筋肉を整えることも大切です。
ニーズアップはあくまで「歩行をサポートする靴」であり、「治療用の医療機器」ではありません。
その点を理解して使えば、より快適なウォーキングライフを支えてくれるはずです。
アシックス ニーズ アップの口コミまとめと総評
アシックスのニーズアップは、「膝にやさしい靴」というコンセプトの通り、多くの利用者がその効果を実感しています。
特に膝の痛みやO脚、長時間歩くと足が疲れるといった悩みを持つ人には、高い満足度を得ているようです。
一方で、足の形や歩き方によっては違和感を感じる人もおり、「万人向けではない」というのも事実。
そのため、購入前にはサイズ感の確認や履き心地のチェックが欠かせません。
膝の負担を減らし、日常生活をより快適にしたい人にとって、ニーズアップは頼もしい選択肢のひとつです。
無理なく歩けること、それが毎日の健康づくりにつながる第一歩になるでしょう。
