「アシックス タイガー(ASICS TIGER/オニツカタイガー)」と聞くと、どこか懐かしい響きを感じる人も多いはず。けれど、ここ数年で再び注目を集め、若い世代を中心に人気が急上昇している。
この記事では、アシックス タイガーの魅力を紐解きながら、今おすすめしたい人気モデル10選を紹介していく。
アシックス タイガーとは?歴史とブランドの位置づけ
アシックス タイガーは、日本が誇るスポーツブランド「アシックス(ASICS)」のライフスタイルラインだ。もともとは「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」として1949年に誕生し、当時はバスケットボールシューズからスタートした。
1960年代にはメキシコオリンピックで使われた「MEXICO 66」が話題となり、そのデザインが後のアシックスの象徴であるサイドストライプへと受け継がれた。
1977年、鬼塚商会がアシックスへ統合された後も、オニツカタイガーとして独立したブランドが存続。
現在は「アシックス=スポーツパフォーマンス」、「アシックス タイガー(またはオニツカタイガー)=ファッションスニーカー」として明確に棲み分けられている。
つまり、アシックス タイガーは“機能性を備えたファッションスニーカー”として、レトロなデザインと快適な履き心地を両立したブランドなのだ。
なぜアシックス タイガーが今、再び注目されているのか
一度は静かな存在になっていたアシックス タイガーだが、ここ数年で人気が再燃している。
その背景には、ファッションやライフスタイルの変化がある。
まず一つは、「レトロブーム」。
90年代や80年代の雰囲気を感じさせるスニーカーが、ストリートやモードのシーンで再び評価されている。
アシックス タイガーはまさにその流れの中心にあり、シンプルで懐かしさのあるデザインが再注目されている。
もう一つは、「快適さを求めるトレンド」。
見た目だけでなく、履き心地や実用性を重視する人が増えたことで、もともとランニングシューズをルーツに持つアシックス タイガーの強みが光っている。
仕事でも休日でも使える「万能スニーカー」としてのポジションを確立しているのだ。
アシックス タイガー スニーカーの魅力
アシックス タイガーが長く愛される理由は、いくつかのポイントに集約される。
- 機能性の高さ:アシックス由来のGELクッションや軽量ソールが使われ、歩行時の疲れを軽減。
- デザインの普遍性:ブランドアイコンであるサイドストライプを軸に、無駄のないクラシックデザインが多い。
- コーディネートの幅広さ:カジュアルからモードまで合わせやすく、男女問わず取り入れやすい。
- ブランドの信頼性:日本発の老舗ブランドであり、品質の高さが支持されている。
シンプルに見えて奥が深い。そんな“日常に馴染むスニーカー”こそが、アシックス タイガーの真骨頂だ。
アシックス タイガー スニーカーの人気モデル10選
ここからは、現在人気の高い代表モデルを10足厳選して紹介する。
それぞれに独自の個性と魅力があり、シーンやスタイルによって選び分けができる。
1. GEL-LYTE III(ゲルライト3)
アシックス タイガーを語る上で欠かせないのがこのモデル。
1990年代のランニングシューズをベースにしたデザインで、分割式の「スプリットタン構造」が特徴。履くたびに足に馴染むフィット感があり、GELクッションによる安定感も抜群。
ストリートでもモードでも映える万能スニーカーだ。
2. GEL-LYTE V(ゲルライト5)
ゲルライト3よりやや厚めのソールと、モノソック構造によるフィット感が魅力。
スポーティーでボリュームのある見た目は、ダッドスニーカーのような存在感を持ちながら軽量。
アスレジャーやカジュアルスタイルの足元におすすめだ。
3. GSM(ジーエスエム)
クラシックテニスシューズをベースにしたローカットモデル。
細身のフォルムとミニマルなデザインが特徴で、清潔感のある印象を与える。
ホワイトやベージュなどの単色モデルが多く、どんな服装にも合わせやすい。
街歩きにも通勤にも使える万能スニーカー。
4. MEXICO 66(メキシコ66)
ブランドの象徴ともいえる不朽の名作。
1966年に誕生し、メキシコオリンピックで使用された歴史的モデルだ。
つま先が巻き上がったフォルムと、レザーの風合いがクラシックな印象を与える。
今も国内外で高い人気を誇り、カラー展開も豊富。
5. SERRANO(セラーノ)
1970年代の陸上用トレーニングシューズをベースにしたモデル。
軽量で柔らかい履き心地が特徴で、前足部が少し反り上がったデザインがユニーク。
スラックスなどと合わせてもバランスが良く、大人のカジュアルスタイルにぴったりだ。
6. DELEGATION EX(デレゲーションEX)
クラシックなアッパーデザインに厚めのソールを組み合わせた、モダンな一足。
ボリューム感のある見た目ながら軽量で、街履きにも最適。
カジュアルからストリートまで幅広く対応できる万能モデル。
7. CALIFORNIA 78 EX(カリフォルニア78 EX)
1978年のジョギングシューズをモチーフにした復刻モデル。
軽快な印象とクッション性のある履き心地が魅力で、スニーカー初心者にも人気。
落ち着いた色味が多く、シンプルコーデとの相性が抜群だ。
8. LAWNSHIP 3.0(ローンシップ3.0)
柔らかいレザーを使用した上品なローカットスニーカー。
内部にfuzeGELを搭載しており、クッション性も優秀。
スニーカーでありながら革靴のようなスマートさがあり、オフィスカジュアルにも使える。
9. TIGER RUNNER II(タイガーランナーII)
1980年代のランニングシューズをベースにしたレトロデザイン。
厚みのあるミッドソールで安定感があり、長時間歩いても疲れにくい。
シティユースから旅行まで、幅広いシーンで活躍してくれる。
10. ACROMOUNT(アクロマウント)
最新ラインのひとつで、スポーティーかつモダンなデザインが特徴。
やや厚めのソールとシャープなフォルムが共存し、洗練された印象を与える。
ファッション性を重視する人におすすめのモデルだ。
シーン別のおすすめ選び方
- 街歩き・通勤用に → GSM、LAWNSHIP 3.0、SERRANO
- 休日のカジュアルスタイルに → GEL-LYTE III、TIGER RUNNER II
- ストリート・個性派コーデに → GEL-LYTE V、DELEGATION EX
- 上品なスタイルに合わせたいときに → LAWNSHIP 3.0、MEXICO 66
どのモデルも軽量で履きやすく、長時間の歩行にも対応。
スニーカー初心者でも失敗しにくいブランドといえる。
アシックス タイガーを選ぶときのポイント
- サイズ感を確認する
やや細めの設計が多いため、幅広の人はハーフサイズアップがおすすめ。 - 素材の違いに注目する
レザー、スエード、ナイロンなど素材によって印象が大きく変わる。
カジュアルならスエード、上品に見せたいならレザーが◎。 - カラーで印象を調整
白やグレーは万能、ネイビーやベージュは落ち着いた雰囲気を演出できる。
季節ごとの限定カラーも人気が高い。
アシックス タイガー スニーカーで叶える“快適とおしゃれ”の両立
アシックス タイガーの魅力は、何より“履きやすさとデザイン性のバランス”だ。
トレンドに左右されにくく、どんなスタイルにも溶け込む普遍的な美しさがある。
しかも、機能性はアシックス譲り。長時間歩いても疲れにくく、日常使いにちょうどいい。
近年では、海外ファッション誌でも「次に流行る日本ブランド」として取り上げられるほど注目を集めており、国内外問わず人気が拡大している。
上質で、快適で、そしてさりげなくおしゃれ——アシックス タイガーは、そんな“ちょうどいい一足”を探している人にこそおすすめだ。
アシックス タイガー スニーカーで日常をもっと軽やかに
ファッションと機能性の両立を目指すなら、アシックス タイガー スニーカーは間違いない選択だ。
クラシックなデザインの中に、日本ブランドならではの技術と美意識が息づいている。
自分のスタイルに合う一足を見つけて、毎日のコーデをもっと自由に楽しもう。


