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アシックス役員一覧と経営陣プロフィールまとめ!事業戦略を担う主要メンバー紹介

アシックスの役員一覧を見てみると、単なるスポーツ用品メーカーの枠を超えて、グローバル企業としての顔ぶれがずらりと並びます。今回は、2025年現在のアシックス経営陣のプロフィールと、その戦略の方向性をわかりやすく紹介します。


アシックスの経営体制とガバナンスの特徴

まず、アシックスの経営を支える仕組みから見ていきましょう。
2025年時点の取締役会は合計8名。そのうち5名が社外取締役で、社外比率は6割を超えています。これは日本企業としてはかなり高い水準で、経営判断に外部の視点を積極的に取り入れる姿勢がうかがえます。

取締役会は月1回を原則に開かれ、出席率は97%。議論の活発さを示しています。
また、報酬制度も透明性を重視しており、報酬上限を明確化しつつ、独立社外取締役が過半数を占める「指名・報酬委員会」で公正に決定されます。

こうした構造は、投資家や消費者からの信頼を得るための重要なガバナンス基盤となっています。


現在の主要役員一覧と役割

アシックスの経営を実際に動かしている主要メンバーを紹介します。

  • 廣田 康人(ひろた やすと)
     代表取締役会長 兼 CEO。
     1956年生まれ、三菱商事出身のグローバル経営人材です。2018年にアシックスに参画し、2022年にCEOに就任。2024年から会長兼CEOとして経営全体を統括しています。
     経営理念は「技術力を基盤にしたブランド価値の最大化」。スポーツシューズの機能性を活かし、ファッション領域までブランドを拡張する方向性を打ち出しています。
  • 富永 満之(とみなが みつゆき)
     代表取締役社長 兼 COO。
     1962年生まれ。アクセンチュアや日本IBMなどを経て、アシックスではCIO・CDOを歴任。2024年に社長に就任しました。
     ITとデジタル戦略の専門家として、アシックスのDX(デジタルトランスフォーメーション)をリード。データ活用によるマーケティング最適化やDTC(Direct to Consumer)強化を推進しています。
  • 倉本 学(くらもと まなぶ)
     取締役(常勤監査等委員)。経営監査や内部統制の専門家として、企業の健全性を支えます。
  • 村井 満(むらい みつる)
     社外取締役。スポーツ業界の経営経験を持ち、外部視点から経営を監督。
  • 角 和夫(すみ かずお)
     社外取締役。流通・小売分野で豊富な実績を持ち、消費者行動に基づく事業助言を行います。
  • 須藤 実和(すどう みわ)
     社外取締役。多様性推進や人材開発の視点からガバナンスを支援。
  • 江藤 真理子(えとう まりこ)
     社外取締役(監査等委員)。財務・監査の専門家として、経営の透明性向上に寄与しています。

このように、内部出身者と外部人材をバランスよく配置し、経営監督機能と戦略推進機能を両立させているのがアシックスの特徴です。


執行役員と事業リーダーの体制

アシックスは「取締役=経営方針決定」と「執行役員=実務執行」を明確に分ける構造を採用しています。
2025年には、以下のような分野別リーダーが配置されています。

  • 貞閑 明彦(さだやす あきひこ)
     執行役員(イノベーション担当)。スポーツ工学研究所や新規事業開発、DTC事業などを統括。
  • 大島 啓文(おおしま ひろふみ)
     執行役員 CIO 兼 CDO。アシックスのIT・デジタル基盤を管掌し、グローバルシステムを再構築。
  • 庄田 良二(しょうだ りょうじ)
     副社長執行役員 オニツカタイガーカンパニー長。ファッションラインである「オニツカタイガー」の世界戦略を主導しています。

このほか、生産・物流・マーケティング・サステナビリティなど、各分野の専門人材がグローバルで事業を支えています。


近年の人事・組織改編の動き

2024年から2025年にかけて、アシックスは大きな組織再編を行いました。
特に注目されるのが「デジタル×イノベーション」と「生産・サプライチェーン統合」の強化です。

2025年9月には、イノベーション部門を再編し、研究開発と新規事業を一体化。製造から販売までのプロセスを横断的に最適化する体制へ移行しました。
さらに2025年11月には、オニツカタイガーの事業部門を再編。デザイン、商品企画、生産管理を統合し、ブランド戦略を一元化しました。

こうした改革は、アシックスが「競技用からライフスタイルまで」一貫したブランド価値を提供するための布石といえます。


経営方針と今後の方向性

廣田CEOは、「スポーツの力で人々を前向きにする」という企業理念を掲げています。その実現のために、以下の3つの軸で経営を進めています。

  1. 機能と技術を核とした高付加価値戦略
     アシックスのシューズは世界的に評価されるクッション性能や安定性を誇ります。その技術をファッションや日常使いにも展開し、「機能×スタイル」でブランド価値を拡大。
  2. デジタルによる顧客体験の革新
     アプリやオンラインサービスを通じて、個々のランナーやユーザーのデータを活用。個人最適化された商品提案や体験を提供する体制を強化しています。
  3. サステナビリティ経営の深化
     再生素材の使用、製造過程でのCO₂削減、長く使える高耐久設計など、環境に配慮した製品開発を推進しています。企業の社会的責任を重視する姿勢は国内外で高く評価されています。

アシックス経営陣が目指す未来

現在のアシックス経営陣は、「売上1兆円突破」を一つのマイルストーンに掲げています。
これを支えるのは、競技用だけでなく、ライフスタイル市場やデジタル事業への積極的な拡張です。

特にオニツカタイガーASICS SPORTSTYLEなどのファッション領域は、海外での成長が顕著。これに加えて、直営店とECを融合した“オムニチャネル戦略”によって、消費者と直接つながるブランド体験を生み出しています。

経営陣は「アシックスは単なるスポーツブランドではなく、“ポジティブを創る企業”である」と繰り返し語っています。その根底には、創業以来の理念「健全な身体に健全な精神が宿る」が息づいています。


アシックス役員一覧から見える企業の強さとは

アシックスの役員一覧を見ると、外部人材の登用やデジタル人材の配置など、変革を恐れない姿勢がはっきりと伝わります。
一方で、創業理念を大切にし、技術と品質を軸にした製品づくりを継続している点も変わりません。

つまり、アシックスの強さは「伝統と革新のバランス」にあります。
経営陣は単に利益を追うのではなく、「長く信頼されるブランド」をつくるという共通の目的で動いています。

これからのアシックスは、デジタル、サステナブル、そしてグローバルという3つの軸で新しいステージに進むでしょう。
その舵を握るのが、今回紹介した経営陣たちです。


まとめ:アシックス役員一覧と経営陣のこれから

アシックス役員一覧を通して見えてくるのは、グローバル企業としての覚悟と、スポーツを軸にした人間中心の経営哲学です。
社外取締役を多数登用し、デジタルやサステナブル戦略を牽引するリーダーを配置することで、時代の変化に柔軟に対応する体制が整っています。

これからアシックスは、スポーツの枠を超えて「ライフスタイルをデザインする企業」へ。
その変化を最前線で導くのが、今の経営陣たちなのです。

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