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アシックス安全靴のワイヤーが切れた時の対処法と修理・交換の手順を徹底解説

アシックス安全靴を愛用している方の中には、「ワイヤーが突然切れた!」というトラブルを経験した人も少なくありません。BOAフィットシステムを採用したモデルは、ダイヤルを回すだけでフィット感を調整できる便利な構造ですが、その要となるワイヤーが断線すると、靴が締まらず使い物にならなくなってしまいます。

今回は、そんなアシックス安全靴のワイヤーが切れたときに取るべき対処法、修理・交換の手順、そして注意すべきポイントまでを詳しく解説します。


アシックス安全靴に採用されるワイヤー構造とは?

アシックス安全靴には、靴紐の代わりに金属製のワイヤーをダイヤルで巻き取る「BOAフィットシステム」が採用されているモデルがあります。
手袋をしたままでも簡単に締めたり緩めたりできるため、現場作業や物流など、スピードと効率を求められる環境で重宝されています。

このワイヤーは高強度のステンレス製で、通常の使用では簡単に切れることはありません。しかし、長年の使用や摩耗、極端な力のかけ方、あるいは現場特有の厳しい環境下では、劣化や断線が発生することがあります。


ワイヤーが切れる原因は?よくあるトラブルの実例

ワイヤー断線にはいくつかの典型的な原因があります。

  • 経年劣化:長く使ううちにワイヤー被膜が擦り切れたり、金属疲労によって内部が弱くなる。
  • 過度な締め付け:ダイヤルを強く回しすぎると、テンションがかかり過ぎて破断の原因になる。
  • 異物や摩擦:鉄骨や工具など、鋭利な物に触れることで被膜が破れ、ワイヤーが露出して劣化が進む。
  • 不自然なねじれや衝撃:足をひねったり、靴を引っ張ったりした際に、ワイヤーが一瞬で強く引っ張られるケース。

実際、現場作業者や釣りなどのアウトドア利用者の中には「突然パチンと切れて締まらなくなった」という声が多く見られます。
前兆がなく、ある日突然切れることも珍しくないのがこのトラブルの厄介な点です。


ワイヤーが切れた時の応急処置と注意点

まず大前提として、切れた状態で使い続けるのは危険です。
ワイヤーが緩むと足が靴の中で動いてしまい、踏ん張りが効かず転倒やけがにつながる恐れがあります。

一部の人は、釣り糸や紐、結束バンドなどを使って代用するケースもありますが、強度も耐久性もまったく違います。見た目だけ直っても安全靴としての性能は確保できません。あくまで応急処置にとどめ、できるだけ早く正規の修理を行うことが重要です。


BOAフィットシステムには「ライフタイム保証」がある

嬉しいことに、BOAフィットシステムには公式の「ライフタイム保証」があります。
これは、使用中にワイヤーやダイヤルが破損した場合、無償で交換部品を提供してもらえる仕組みです。アシックス安全靴製の安全靴も対象に含まれています。

保証の申請はBOAの公式サイトから簡単に行えます。
必要な情報(メーカー名、製品名、ダイヤルの種類、破損箇所など)を入力し、写真を添付して送信するだけ。
通常は数日から2週間ほどで、修理キットが自宅に届きます。


ワイヤー修理キットの中身と交換方法

修理キットには次のような部品と説明書が入っています。

  • 新しいワイヤー
  • 新しいダイヤル(必要な場合)
  • 交換用の簡易工具
  • 図解付きの取扱説明書

交換作業は思ったよりシンプルで、慣れれば10〜30分ほどで完了します。

  1. 古いワイヤーを取り外す
    ダイヤルを上に引き上げて外し、靴のガイドホールに通された古いワイヤーを抜き取ります。
  2. 新しいワイヤーを通す
    付属の図解を参考に、靴のガイドに沿ってワイヤーを通します。
    途中で引っかからないように、ルートを確認しながら慎重に行うのがコツです。
  3. ダイヤルに接続し固定する
    ワイヤーの端を指定の穴に差し込み、カチッと音がするまで押し込みます。
    ダイヤルを取り付け直し、締めたり緩めたりして動作を確認します。

この手順でワイヤーの張り具合が均等になり、ダイヤル操作がスムーズに動けば修理完了です。
特別な技術や高価な工具は不要なので、自分で交換できる人も多いです。


修理ではなく「交換」が必要なケース

一部のケースでは、ワイヤーだけでなく靴本体の劣化も同時に進んでいることがあります。
たとえば以下のような場合は、靴そのものの買い替えを検討したほうが安心です。

  • アッパー(靴の表面)がひび割れている
  • ソールがすり減ってグリップ力が落ちている
  • ワイヤーを交換しても締まりが悪い
  • ダイヤル部分のプラスチックが欠けている

安全靴は消耗品です。
特に毎日使う現場では、1年〜1年半を目安に買い替えるのが理想とされています。
「まだ履けるから」と無理に使い続けると、足の疲労や事故の原因になりかねません。


ワイヤー切断を防ぐためのメンテナンス方法

ワイヤーは消耗部品ですが、日頃の扱い方で寿命を延ばすことができます。
以下の点を意識してみてください。

  • ダイヤルを無理に締めすぎない
  • 使い終わったら靴を軽く拭き、砂やホコリを落とす
  • ワイヤー部分に異常(ささくれ、被膜の破れなど)がないか定期的にチェック
  • 濡れた状態で保管しない(錆びや腐食の原因になる)
  • 長期間使用している場合は、年に一度ワイヤーの張り具合を確認

小さなキズや被膜の破れを放置すると、そこから徐々に断裂が進むことがあります。
早めに異常に気づけば、ワイヤー交換を先回りして行うこともできます。


BOAフィットシステムの便利さとリスクを正しく理解する

BOAフィットシステムは「履きやすく、脱ぎやすく、フィットしやすい」という大きなメリットがあります。
しかしその反面、「切れたら使えない」「自分で修理が必要になる」というリスクも伴います。

特に建設現場や工場など、過酷な環境で使う人は、ワイヤーが突然切れたときの対策を知っておくことが大切です。
ライフタイム保証を活用すれば費用負担なく修理できるので、慌てず正しい手順で対応すれば問題ありません。


アシックス安全靴のワイヤーが切れた時は慌てずに行動を

ワイヤーが切れると「もう使えない」と焦りがちですが、実際には交換で再び快適に使えるようになります。
BOAフィットシステムの保証を活用すれば無償で修理できるため、まずは公式サイトから申請を行いましょう。

そして今後のために、日常的な点検やメンテナンスを欠かさないことが大切です。
ワイヤーも靴の一部、消耗品として扱う意識を持てば、長く安全にアシックス安全靴を使い続けられます。


アシックス安全靴のワイヤーが切れた時の対処法と修理・交換の手順を知っておくことで、現場での不安や作業中のトラブルを未然に防ぐことができます。
正しい知識を持って、安全で快適な作業環境を維持していきましょう。

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