バレーボールシューズといえば、誰もが一度は耳にする「アシックスローテジャパン」。
その名は長年にわたり、部活プレーヤーから社会人チームまで多くの人に愛されてきました。
では、なぜここまで多くのプレーヤーに選ばれ続けているのでしょうか？
この記事では、ローテジャパンの特徴や履き心地、どんなプレーヤーに向いているのかを、実際のユーザー評価や公式情報をもとに分かりやすく紹介します。
ローテジャパンとは？長年愛され続ける理由
「ローテジャパン（ROTE JAPAN）」は、アシックスが誇るバレーボールシューズシリーズの中でも特に歴史のあるモデルです。
その起源は1970年代後半、アシックスがバレーボール専用ウェア「ROTE」ブランドを立ち上げた時期にさかのぼります。
そこから数十年にわたり、進化を重ねながら「軽さ」「動きやすさ」「安定性」のバランスを追求し続けてきました。
現行モデル「ROTE JAPAN LYTE FF 3」は、アシックスの最新素材であるFLYTEFOAMを搭載し、軽量性と反発性を両立。
部活生やクラブプレーヤーなど、長時間の練習にも耐えられるタフさと快適さを兼ね備えています。
バレーボールシューズ選びで迷ったら“とりあえずこれ”といわれるほどの定番モデルです。
軽さが武器！動きやすさを最優先した設計
ローテジャパン最大の特徴は、やはりその「軽さ」。
26cm片足で約236gと非常に軽量で、他のシューズと比べても動きのキレがまったく違います。
コート上でのステップや方向転換が素早く行えるため、リベロやセッターのように動き回るポジションにぴったり。
さらに、ミッドソールに搭載されたFLYTEFOAMとFLYTEFOAM Propelが、蹴り出しの反発をサポート。
床をしっかりつかみながらも素早く離れる感覚が得られ、レシーブやトスの動作をよりスムーズに行えます。
「軽いのに安定する」「動き出しが速い」というレビューが多いのも納得の仕様です。
グリップ性と安定感の両立
軽さだけでなく、グリップ力と安定性にも定評があります。
アウターソールには体育館のフロアに最適なノンマーキングソールを採用し、滑りにくくしっかり止まれる。
特に、中足部に配置された「TWISSTRUSS」構造がポイントです。
これはステップやジャンプの際に足のねじれを抑え、バランスを崩しにくくする仕組みで、横移動の多いバレーには欠かせない技術。
「踏み込んだときにブレない」「レシーブで体勢を立て直しやすい」などの声も多く、攻守両面で安定したパフォーマンスを支えてくれます。
屈曲性も高く、自然な足の動きを妨げないのも大きな魅力です。
通気性とフィット感のよさも人気の理由
長時間の練習で悩まされるのが、足の蒸れや疲労感。
ローテジャパンはアッパーに通気性の高いメッシュ素材を採用しており、熱や湿気がこもりにくい構造になっています。
そのため、真夏の体育館でも快適にプレーできるというレビューが多く見られます。
また、履き心地は「タイトめでフィット感が高い」と評判。
足と一体化するような感覚で、シューズ内で足がズレにくく、素早い動作を支えます。
ただし、甲高や幅広の人はハーフサイズアップを検討しても良いかもしれません。
部活生や初心者にもおすすめできる安心のバランス
ローテジャパンが特に支持される理由の一つは、「誰でも扱いやすいバランスの良さ」です。
軽量・グリップ・通気性・安定感など、どの要素も突出しすぎず、全体として高い完成度に仕上がっています。
これは、バレーボールを始めたばかりの初心者や学生にとって非常に重要なポイント。
実際、「初めてのバレーシューズとして選んで正解だった」「部活用にピッタリ」という声が多く、
初級〜中級者にとって安心して履ける“基準の一足”として定着しています。
また、価格帯も1万円台前半と手に取りやすく、コストパフォーマンスの高さも人気を後押ししています。
ローテジャパンが愛される背景にある“信頼の歴史”
アシックスは日本のバレーボール文化とともに歩んできたブランドです。
1970年代の「ROTE」シリーズの登場以降、国内大会や学生スポーツの現場では、常にアシックスのロゴを目にします。
ローテジャパンはその象徴的存在として、長年にわたり選手たちの足元を支えてきました。
「昔からアシックスのローテを履いている」というプレーヤーも多く、
親から子へ、先輩から後輩へと“伝統的に受け継がれているシューズ”とも言えます。
この長い信頼の積み重ねこそが、「名作」と呼ばれる最大の理由でしょう。
尖った性能ではないが、日常使いにちょうどいい
もちろん、ローテジャパンは万能ではありません。
たとえば、ジャンプの反発力や着地の衝撃吸収に特化したハイエンドモデルと比べると、やや控えめな面もあります。
しかし、それこそがこのモデルの強みでもあります。
過剰なクッションや重厚な構造を排し、軽くて扱いやすい「日常の一足」に仕上げている。
だからこそ、毎日の練習や試合、アップなどあらゆる場面で使いやすく、
特定のポジションに縛られない「オールラウンドモデル」として愛されているのです。
ローテジャパンが向いているプレーヤー像
こんな人におすすめです：
- バレーボールを始めたばかりの初心者・学生
- 部活で使う練習用・試合用のシューズを探している人
- リベロ・セッターなど、スピード重視のポジションのプレーヤー
- 長時間履いても蒸れにくく、疲れにくい靴を求める人
- コスパの良い定番モデルを選びたい人
一方で、アタッカーやジャンプ中心のプレーヤーは、クッション性を重視したモデルを検討するのもおすすめです。
自分のプレースタイルに合わせて選べば、ローテジャパンの魅力を最大限に発揮できます。
現行モデル「ROTE JAPAN LYTE FF 3」の最新仕様
最新モデルである「ROTE JAPAN LYTE FF 3」では、さらなる軽量化とフィット感の向上が実現されています。
アッパー素材の改良により通気性がアップし、ミッドソールの設計もより自然な屈曲をサポート。
動き出しがさらにスムーズになり、プレーの安定性も高まりました。
カラーバリエーションはホワイト系を中心にシンプルなデザインが多く、
学校の指定シューズとしても使いやすい点が好評。
サイズ展開も22.5cm〜30.0cmと幅広く、男女問わずフィットします。
価格も1万5千円前後と手ごろで、性能とコスパの両立が実現されています。
まとめ：アシックスローテジャパンは“安心の定番”
アシックスローテジャパンは、派手なスペックや奇抜なデザインではなく、
長年培われた信頼と実績でプレーヤーの足元を支えてきた“安心の名作”です。
軽さ・グリップ・安定性・通気性といった基本性能が高いレベルでまとまっており、
初心者から経験者まで幅広い層におすすめできるオールラウンドシューズ。
初めての一足としても、長年の相棒としても頼れる存在。
「迷ったらローテジャパンを選べば間違いない」——そんな言葉が自然と出てくるほど、
バレーボール界における“定番”の座を揺るがないものにしています。
アシックスローテジャパンは、これからバレーボールを始める人にも、すでに長年続けている人にもおすすめできる一足です。
ぜひ、自分の足でその履き心地と動きやすさを体感してみてください。
