毎日の通勤や外回りで「革靴は疲れる」と感じたことはありませんか？
そんなビジネスパーソンの悩みを解決してくれるのが、アシックスが誇る「ランウォーク（RUNWALK）」シリーズです。ランニングシューズの技術を取り入れた“走れる革靴”として人気を集めるこのライン。今回は、その履き心地や機能性、デザイン性を実際の使用感を交えて詳しく紹介していきます。
走れる革靴？アシックスランウォークとは
「RUNWALK（ランウォーク）」は、アシックスが1994年から展開しているビジネスシューズブランドです。
そのコンセプトは「走れる革靴」。一見するとクラシックなドレスシューズですが、内部構造はランニングシューズの技術を応用しており、見た目と快適性を両立しています。
アシックスの創業者・鬼塚喜八郎氏が掲げた「ブレザーにも合う機能的な靴を」という理念から誕生したシリーズで、日本人の足型に合わせた木型設計と、国内工場での丁寧な仕上げが特徴です。
つまり、スーツに似合う見た目を保ちながら、スニーカーのような歩きやすさを実現した一足といえます。
アシックスのテクノロジーが詰まった革靴
ランウォークの最大の魅力は、やはり「中身のスポーツシューズ構造」にあります。
ここでは代表的な機能を紹介します。
衝撃を吸収するGEL・fuzeGEL搭載
アシックスといえば、GELクッション。
ランウォークにもこの技術が惜しみなく使われています。かかと部分には衝撃吸収素材のGELを内蔵し、歩行時の着地衝撃をしっかり緩和。最新モデルではさらに進化した「fuzeGEL」を搭載し、クッション性と反発性のバランスを高めています。
これにより、長時間歩いても足裏が痛くなりにくく、1日中快適に過ごせます。
ねじれを防ぐ安定構造「トラスティック」
革靴は底が硬く、歩行時の安定性が不足しがちですが、ランウォークは違います。
靴底の中部にはアシックス独自の「トラスティック」構造を採用。さらに最新モデルではY字型の補強プレートを組み込み、足のねじれを抑えながら自然な歩行をサポートします。
革靴らしい見た目を保ちながら、まるでランニングシューズのような安定感を得られるのがポイントです。
通気性・防水性を高める素材設計
インソールには「オーソライト」や「スピーバ」など、ランニングシューズにも使われる高機能素材を採用。
通気性とクッション性に優れ、汗をかいてもムレにくい設計です。
さらに防水透湿素材「GORE-TEX」を使用したモデルもあり、雨の日でも安心。通勤時に天候を気にせず履ける点はビジネスマンにとって大きな魅力です。
日本人の足に合うフィット感と履き心地
「革靴は痛い」という印象を持っている人こそ、ランウォークを試す価値があります。
アシックスはスポーツ科学の知見をもとに、日本人の足型を徹底的に研究。
その結果、土踏まずのサポートや足指の自然な動きを妨げない木型を開発しました。
また、ウィズ（足囲）も2E、3E、4Eと複数展開されており、幅広や甲高の人でもフィットするサイズを選びやすいのも特徴です。
革が柔らかく馴染みやすいため、履き始めからストレスが少なく、1週間ほどで足に自然にフィットしていく感覚を味わえます。
デザイン性と機能性を両立する仕上げの美しさ
ランウォークのもう一つの魅力は、「見た目の完成度の高さ」です。
外観は伝統的なストレートチップやプレーントゥ、モンクストラップなど、クラシックな革靴デザインを踏襲しています。
革には上質なキップレザーが使われ、艶やかな光沢と上品な印象を演出。手作業による縫製や、パーツの厚み調整など、職人の技術が細部に宿っています。
そのため、スーツやジャケパンスタイルはもちろん、フォーマルな場にも違和感なく対応。
見た目は正統派のドレスシューズなのに、履き心地はスニーカーに近い——このギャップこそが、ランウォークが多くのファンに支持される理由です。
実際の履き心地レビュー
筆者自身も通勤でランウォークを愛用していますが、まず感じるのは「足裏の柔らかさ」です。
歩くたびにクッションが衝撃を吸収してくれ、通常の革靴よりも一歩ごとの負担が明らかに少ない。特に階段の上り下りや駅構内の移動でその差を実感します。
一方で、履き心地が柔らかいのに、姿勢が崩れないのもポイント。
アシックス特有の安定構造が効いているため、長時間の立ち仕事でも疲労感が少なく、膝や腰の負担軽減を感じます。
また、防水仕様のGORE-TEXモデルなら雨の日も快適。靴下が濡れず、帰宅後に蒸れを感じにくいのは大きな安心感です。
ビジネスでもカジュアルでも使える万能さ
ランウォークはデザインラインが豊富で、フォーマル向けの内羽根ストレートチップから、ややカジュアルなUチップやスリッポンタイプまで揃っています。
そのため、営業職のスーツスタイルにも、ビジカジのジャケットパンツにも合わせやすい。
シンプルなブラックは冠婚葬祭にも対応でき、ブラウン系は休日のきれいめコーデにもマッチします。
つまり「平日は通勤、週末は街歩き」にも使える“二刀流シューズ”。
靴を使い分ける手間を省きたい人にはぴったりです。
ランウォーク7に見る最新の進化
2025年モデル「RUNWALK 7」は、これまでの履き心地をさらに進化させた注目作です。
fuzeGELの搭載範囲を広げ、かかとだけでなく前足部まで衝撃吸収材を配置。歩行全体をスムーズにサポートします。
さらに軽量化を実現するため、靴底に穴あき構造を取り入れ、反発性と安定性のバランスを強化。
デザインもよりシャープでモダンになり、ビジネスだけでなく日常使いにも馴染む仕上がりです。
シリーズには日本製の高級ライン「LS」、防水透湿仕様の「TS GORE-TEX」、コスパ重視の「BS」などがあり、予算や用途に応じて選びやすいのも特徴。
どのモデルも共通して、アシックスらしい機能性と革靴の上質感を融合しています。
利用者の声からわかるリアルな評価
口コミでは、「スニーカーのような履き心地なのに見た目は革靴」「外回りでも疲れにくい」「防水性が高く雨の日でも安心」といった好意的な意見が目立ちます。
特に営業職や立ち仕事の多い人からの支持が厚く、「一度履いたら他の革靴には戻れない」という声も少なくありません。
一方で、「スニーカーのような軽さを期待すると少し重く感じる」「価格がやや高い」といった意見もあります。
ただし、耐久性と履き心地を考えればコスパは高く、長く使うほど“投資価値のある靴”だと感じる人が多いようです。
ランウォークが選ばれる理由とおすすめの層
ランウォークが支持されるのは、「機能性と信頼性のバランス」が取れているからです。
長時間歩く営業職、外回りの多い人、雨の日の通勤が多い人、そして「革靴の痛みから解放されたい人」には最適な選択肢。
また、靴底の修理やインソール交換などのメンテナンス体制も整っており、長く使える点も魅力です。
逆に、「極端に軽い靴が好き」「スニーカーのような柔らかさを求める」という人には、やや硬く感じるかもしれません。
とはいえ、革靴としての見た目を保ちながら快適に歩ける靴は、他ブランドでもなかなか見つからない存在です。
まとめ｜アシックスランウォークで、革靴の常識を変える
アシックスランウォークは、スポーツブランドならではのテクノロジーと、職人によるクラフトマンシップが融合した一足です。
「革靴は我慢して履くもの」という常識を覆し、ビジネスでも快適に過ごせる新しいスタイルを提案しています。
通勤、出張、営業、冠婚葬祭、どんな場面でも安心して履ける万能シューズ。
見た目はクラシック、履き心地はモダン。
あなたの足元に、次世代の“走れる革靴”を迎えてみてはいかがでしょうか。
