「アシックスの3Eって、普通のモデルと何が違うの？」
そんな疑問を持つ人、多いと思います。靴のサイズ選びで“長さ”は意識しても、“幅”まで気にする人は意外と少ない。でも、足幅こそが履き心地を左右する最重要ポイントなんです。
ここでは、アシックスの「3E」モデルをテーマに、幅広設計の特徴や選び方、実際に人気のあるおすすめシューズまで、分かりやすく紹介します。
3Eってそもそも何？ワイズ（足囲）の基本を知ろう
靴のサイズ表記には「23.5cm」などの“足長”のほかに、“足囲”＝ワイズがあります。これは、足の親指と小指の付け根をぐるっと一周した長さを指すもので、E・2E・3E・4E…と広くなるほど幅がゆったりする設計です。
日本人は一般的に足幅が広めな傾向があり、2E〜3Eが最も多いといわれます。つまり、3Eは「標準よりも少し広い幅を確保した設計」で、甲高や幅広の人に向いているモデルなんです。
アシックスにおける「3E」の考え方
アシックスは日本のブランドだけに、日本人の足の特徴を徹底的に研究しています。標準的な「2E」に加えて、「ワイド（3E相当）」や「エクストラワイド（4E）」といったバリエーションを展開しており、性別や用途に応じて最適なラスト（靴型）を設計しています。
そのため、同じサイズでも「標準」と「3E」ではフィット感がまるで違います。足の指先や甲の圧迫感が軽減され、特に長時間歩くときの疲れがかなり変わると感じる人が多いです。
また、アシックスでは「ワイド」や「エクストラワイド」と表記されることもあり、これが実質的に3Eや4Eに該当します。商品名だけでなく、公式サイトの商品ページにある「ウィズ（WIDTH）」の欄を確認すると間違いがありません。
3Eモデルのメリットと向いている人
1. 長時間履いても疲れにくい
幅に余裕があるため、足指がしっかり動かせます。これが疲労軽減につながります。特に立ち仕事や通勤・通学など、長時間靴を履くシーンでは効果を実感しやすいでしょう。
2. 足のむくみや圧迫を防ぎやすい
夕方になると靴がきつくなる人、多いですよね。3Eモデルはその“余白”がむくみを吸収してくれるイメージ。足の形が日によって変わる人にも向いています。
3. 甲高・幅広タイプにフィット
足の甲が高く、標準幅のシューズだと圧迫感を感じる人は、3Eがちょうど良い。特に日本人男性や、アーチが低めの足型の人に快適な傾向があります。
注意点：3E＝すべてが広い、ではない
一つ気をつけたいのは、「3Eだから必ず広い」とは限らないことです。
モデルごとにラスト（靴型）やアッパー素材が異なり、同じ3Eでも履き心地は大きく違います。例えば、ランニングシューズはフィット感重視のため、3Eでもややタイトに感じる場合があります。
また、足囲（周の長さ）で分類しているため、同じ3Eでも「足の横幅」や「甲の高さ」が違えばフィット感は変わります。素材の伸縮性やインソールの厚みも影響するため、可能なら店頭で試着するのがベストです。
アシックスの3Eモデルが活躍するシーン
ウォーキングや通勤
毎日の歩行距離が多い人には、3Eのウォーキングモデルが快適。指先の圧迫感を軽減し、靴擦れも防ぎやすい設計です。
ランニングやジョギング
長距離を走るとき、足がむくみやすくなるため、3Eモデルが後半の快適さを支えます。シューズ内で足指が自由に動くことで、フォームの安定にもつながります。
成長期の子ども
足幅が変わりやすい成長期の子どもには、少し余裕を持たせた3E設計が安心です。スクスクシリーズなど、キッズ向けにも幅広設計のラインがあります。
アシックスの人気3E・ワイドモデルおすすめ
ここでは、実際に人気の高いアシックスの3E相当モデルをいくつか紹介します。価格や用途のバランスもよく、初めて幅広設計を試す人にもおすすめです。
GEL-FAN WALKER 3E
アシックス定番のウォーキングモデル。つま先からかかとまで程よいゆとりがあり、柔らかいミッドソールが衝撃を吸収します。通勤・通学、日常使いに最適。価格も手頃でリピート率が高いモデルです。
JOLT 5 WIDE / JOLT 5 EXTRA WIDE
軽いジョギングやウォーキングにぴったりの一足。ミッドソールのクッション性が高く、かかと部分の安定感も抜群。ワイド（3E）とエクストラワイド（4E）両方があり、足の幅に合わせて選べます。
Gel-Contend 7 Extra Wide
しっかりとしたホールド感を残しつつ、横幅にゆとりを持たせたモデル。長距離ランにも対応できる安定性と、足あたりの優しいアッパー素材が魅力。ランニング初心者にもおすすめです。
Pedalaシリーズ（ビジネス・カジュアル対応）
スニーカーの快適さと革靴の上品さを両立したPedalaにも、3E〜4E設計のモデルが豊富。外回りや出張など、長時間歩くビジネスパーソンに愛用者が多いです。
失敗しない3Eシューズの選び方
- 自分の足囲を測る
親指と小指の付け根をメジャーで一周して計測し、JISワイズ表を参考に。意外と自己認識と実測が違う人が多いです。 - 素材と用途を確認
メッシュアッパーのモデルは柔らかく、同じ3Eでも広く感じやすい。逆にレザー系は馴染むまでやや硬めです。 - レビューやフィッティングコメントを見る
通販の場合は、実際に履いた人の「きつめ」「ゆったりめ」といった声が非常に参考になります。 - 試着の際は靴下も想定して
普段履く靴下の厚さで試すこと。ソックス一枚分でもフィット感が変わることがあります。
足に合う靴が変える、歩く快適さ
「ちょっと幅がきついけど、このデザインが好きだから」と我慢して履くと、足は確実にストレスを感じます。小さな違和感が続くと、外反母趾やタコ、膝の痛みにつながることも。
その点、アシックスの3Eモデルは、日本人の足型をベースに設計されているため、無理なく快適に歩ける作りです。
毎日履く靴こそ、見た目だけでなく“足幅に合っているか”で選ぶのが本当の快適さにつながります。
アシックスの3Eモデルとは？まとめと選び方のポイント
最後にもう一度整理しましょう。
- 3Eは“幅広設計”を意味し、日本人に多い足型にフィット
- 標準幅（2E）よりも指先・甲にゆとりがあり、疲れにくい
- モデルによってフィット感が異なるため、ワイズだけで判断しない
- 用途（ランニング、ウォーキング、ビジネスなど）に合わせて選ぶことが大切
足に合った靴を選ぶことは、日々の快適さと健康の第一歩。
「アシックスの3Eモデル」は、あなたの足を優しく包み込みながら、自然な歩きをサポートしてくれる存在です。
ぜひ一度、自分の足幅を測って、理想の一足を見つけてみてください。
