ランニングを続けていると、一度は「薄底シューズ」を試してみたいと思う瞬間がありますよね。特にアシックスは、日本人の足型にフィットしやすく、地面をしっかり捉える感覚を大切にしたモデルが多いブランドです。今回は、アシックスの薄底ランニングシューズに焦点を当て、その魅力や特徴、選び方までを詳しく解説します。
薄底ランニングシューズとは?厚底との違いを知ろう
近年、厚底ランニングシューズがブームになっていますが、その一方で「薄底派」も根強い人気があります。
薄底シューズとは、ソール(靴底)の厚みを抑え、地面との距離が近い設計のモデルのこと。厚底に比べて軽量で、足裏の感覚がダイレクトに伝わるのが特徴です。
メリットとしては、
- 軽くてピッチが上がりやすい
- 地面をしっかり捉えることで、自分の足で蹴る感覚を養える
- 接地感を意識できるため、フォームの改善にも役立つ
一方で、クッション性が少ない分、脚への衝撃は増します。そのため、初心者やロング走中心のランナーにはやや負担が大きく、スピード練習や短めの距離に向いているシューズです。
アシックスが得意とする薄底シューズの設計思想
アシックスは日本のブランドらしく、足に馴染むフィット感と安定感を重視しています。
特に薄底モデルでは、「軽さと地面感覚のバランス」をとる設計が特徴。厚底に頼らず、走りの感覚を研ぎ澄ますための一足を目指しています。
たとえば、ソールの厚みを抑えることで軽量化を実現しつつ、グリップ力の高いアウトソールを採用。さらに中足部に補強パーツを組み込み、蹴り出しの推進力をサポートしています。これにより、地面を捉える感覚を失わずに、スピードを維持できる構造になっています。
薄底シューズは単に「軽い靴」ではなく、「自分の脚を使って走る力を高めるためのトレーニングシューズ」という位置づけに近いのです。
スピード練習に最適な理由
アシックスの薄底シューズがスピード練習に向いている最大の理由は、反応の速さです。
ソールが薄いことで、地面に着いた瞬間のエネルギー伝達がスムーズ。足の動きに対してシューズが即座に応えてくれるため、ピッチ走法やテンポ走に最適です。
また、シューズの軽さも大きなメリット。余計な重さがない分、走りのテンポが保ちやすく、インターバル練習のように高い回転数で走る場面でも、自然とスピードが乗ります。
アシックスの薄底モデルは、まさに「自分の足で走る感覚」を取り戻す練習にぴったりなのです。
代表的なアシックスの薄底ランニングシューズ
薄底モデルはいくつかありますが、ここでは特に人気・評価の高いものを紹介します。
TARTHER RP 3
アシックスを代表するレーシングモデル。前足部15mm、踵部30mmという薄型ソールで、地面を直接感じられる設計です。
軽量性とグリップ力に優れ、テンポ走やスピード練習に最適。初めて薄底に挑戦するランナーにも扱いやすく、「薄底移行モデル」として人気があります。
SORTIEMAGIC RP 6
アシックスの伝統的なレーシングシューズの系譜を継ぐ一足。反発力と推進力を高めるために、中足部に高剛性の補強プレートを搭載しています。
前足部の屈曲性が高く、蹴り出しの反応が鋭い点が魅力。短距離レースやスピードトレーニングに最適です。
SORTIE JAPAN SEIHA
上級者向けの軽量薄底モデル。ミッドソールの厚みを極限まで抑え、シューズ自体の重さも150g台と非常に軽量。
足裏感覚を最大限に活かした設計で、「走らされる靴」ではなく「自分で走る靴」という印象が強いモデルです。スピード練習やレース前の刺激入れに向いています。
薄底シューズが合うランナー・合わないランナー
向いているランナー
- スピードを上げて走りたい、レースで自己ベストを狙いたい人
- 足裏感覚を大切にし、フォームを改善したい人
- ピッチ走法を意識してテンポよく走りたい中上級者
向いていないランナー
- クッション性を重視したい初心者
- 長距離をゆっくり走ることが多い人
- 足裏やふくらはぎに疲労が溜まりやすい人
薄底は万能ではなく、「使うタイミングを選ぶシューズ」です。スピード練習や短い距離のレースで使い、普段のジョグでは厚底タイプを併用するのがおすすめです。
効果的な使い方と練習メニューの例
薄底シューズの効果を最大限に活かすには、目的を明確にして使うことが大切です。
- テンポ走(5〜10km)
レースペースより少し速いペースで走り、フォームとリズムを意識します。 - インターバル走(1km × 5本など)
軽さを活かしてピッチを上げ、心肺と脚の反応を鍛える練習。 - レース前の刺激走(3〜5km)
脚にスピード感を思い出させるための調整に最適。
初めて薄底を履く場合は、いきなり長距離を走らず、短い距離から慣らすことをおすすめします。
慣れてくると、脚力の強化や接地の意識づけに非常に効果的です。
購入時にチェックすべきポイント
- ソールの厚み
前足部と踵の厚みをチェック。薄いほど接地感は高まるが、クッション性は減少。 - 重量
軽量モデル(150〜200g前後)はスピード練習に向く。 - フィット感
アシックスは日本人の足型に合いやすいが、サイズ感はモデルによって異なるため、試着がおすすめ。 - 使用目的
「練習用」「レース用」「ジョグ用」など用途を明確にして選ぶ。
薄底シューズと厚底シューズを使い分けよう
最近は厚底シューズが主流ですが、薄底にも明確なメリットがあります。
薄底で「走りの基礎」を鍛え、厚底で「スピードを引き出す」という組み合わせは、多くの上級ランナーが実践しています。
アシックスの薄底シリーズは、軽さ・安定性・地面感覚のバランスが非常に良く、「走りをつくるための道具」として活用できます。
トレーニングの目的に合わせて、シューズを賢く履き分けることが、最短で成長するコツです。
アシックスの薄底ランニングシューズで“自分の足で走る力”を磨こう
薄底ランニングシューズは、厚底全盛の今だからこそ見直されているジャンルです。
軽量でダイレクトな接地感を感じながら、自分の足で地面を押し出す感覚を鍛えることができます。
アシックスの薄底モデルは、スピード練習やテンポ走を通してランナーの走りを底上げしてくれる存在。
使い方さえ間違えなければ、あなたのランニングを確実に一段階引き上げてくれるでしょう。
スピードを追求したいなら、次の一足は「アシックスの薄底ランニングシューズ」で決まりです。


