マラソンシーズンが近づくと、「アシックスのどのシューズを選べばいいんだろう?」と悩むランナーは多いですよね。
実はアシックスのマラソンシューズは、初心者から上級者まで、それぞれのレベルや目的に合わせて設計されています。
今回は、今注目のモデルを比較しながら、自分にぴったりの一足を選ぶためのポイントを解説していきます。
アシックスのマラソンシューズはなぜ人気?
アシックスは日本発のスポーツブランドとして、世界中のランナーから支持されています。
その理由は、「走り方」と「体への負担」に基づいた研究開発を長年続けてきたから。
GEL(ゲル)クッションや、FF BLAST・FF LEAPといった独自のフォーム素材を使い、衝撃吸収と反発力を両立しています。
さらに、足のブレを抑える「安定性重視モデル」や、スピードを求める「レーシングモデル」など、カテゴリーごとに最適化されているのも特徴。
初心者でも快適に走れる厚底タイプから、上級者向けのカーボンプレート入りモデルまで、目的に応じて選べるラインナップが揃っています。
初心者におすすめのクッション系モデル
GEL-NIMBUS 27
フルクッション系の代表格がGEL-NIMBUSシリーズ。最新の27は、柔らかく弾むFF BLAST PLUS ECOフォームを採用し、長距離でも脚への負担を軽減してくれます。
通気性の良いメッシュアッパーと滑らかな履き心地で、「とにかく快適に完走したい」初心者ランナーにぴったりです。
NOVABLAST 5
軽さと反発のバランスが取れた万能モデル。ジャンプするような弾む感覚が特徴で、自然と前へ進む推進力を感じられます。
クッション性が高いのに、反応の良さもあり、ジョギングからフルマラソン練習まで幅広く対応可能。デザイン性も高く、タウンユースとしても人気です。
GEL-KAYANO 31
アシックスを代表する安定性モデル。足の内側が倒れやすい“オーバープロネーション”傾向の人におすすめです。
しっかりとしたサポート力があり、膝や関節への不安がある人にも安心。完走重視のランナーには最適な一足です。
中級者におすすめのバランス型モデル
EvoRide Speed 3
軽量でスピード感がありながら、クッションも確保された中間モデル。
ソールのカーブが自然な体重移動を促し、スムーズに前へ進める設計になっています。
フルマラソンに挑戦する中級者や、ジョグからスピード練習まで一足でこなしたい人に人気。
MAGIC SPEED 4
カーボンプレートを内蔵し、スピード練習からレースまで幅広く使える一足。
前モデルより安定感が増し、より扱いやすくなりました。
「サブ4を狙いたい」「スピードを出す感覚を掴みたい」というランナーにおすすめです。
S4+ YOGIRI
ジョグからテンポ走まで対応できる、軽量かつ柔軟なモデル。
日々の練習に使える反発感のあるクッションが特徴で、脚を鍛えながらも疲労を溜めにくい構造になっています。
上級者・レース志向ランナーに人気のモデル
METASPEED EDGE TOKYO
アシックス最上位クラスのレーシングモデル。
カーボンプレート搭載で、ピッチ型ランナー(小刻みなストライド)に最適な設計です。
軽量で反発力が高く、スピードを維持したまま長距離を走れるようにチューニングされています。
トップランナーがフルマラソンで記録更新を狙う際に選ぶことの多い一足です。
SORTIEMAGIC RP 6
伝統の“ソーティー”シリーズは、スピードを追求するレーシングシューズの象徴。
軽量性と地面を掴む感覚が際立ち、ハーフや駅伝などでスピードを重視するランナーに支持されています。
初めてレーシングモデルを履きたい中級者にもおすすめ。
自分に合った一足を選ぶためのポイント
アシックスのマラソンシューズは選択肢が多いぶん、迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで、シューズを選ぶときにチェックすべきポイントを整理します。
- 目的を明確にする
完走重視か、タイム更新か。目的によって最適なモデルは大きく変わります。 - クッション性と反発性のバランスを考える
初心者はクッション重視、上級者は反発重視。中級者はその中間のモデルを選ぶのが基本です。 - 足の形や着地タイプを知る
オーバープロネーション傾向の人は、GEL-KAYANO 31やGT-2000シリーズのような安定型がおすすめ。 - 用途別にシューズを分ける
トレーニング用・ジョグ用・レース用を分けることで、シューズ寿命を延ばしパフォーマンスを安定させられます。 - サイズ感とフィット感を重視
特にフルマラソンでは、少しのズレでも大きなストレスになるため、購入前に試し履きは必須です。
2025年のアシックス最新トレンド
2025年のアシックスは、クッションフォームの進化が大きな話題。
FF LEAPやPureGELなどの新素材を採用し、軽量化と快適性をさらに向上させています。
GEL-NIMBUS 27ではミッドソールが厚くなり、よりソフトな着地感を実現。
MAGIC SPEED 4やEvoRide Speed 3もアップデートされ、スピード練習からレースまでを一本化できるモデルが増えました。
また、最近はデザイン面にも力を入れており、ランニングだけでなく街履きでも映えるスタイリッシュな配色が多くなっています。
「性能もデザインも妥協したくない」というランナー層にもアプローチしているのが印象的です。
こんな人にはこのモデル!
- 初マラソン挑戦 → GEL-NIMBUS 27、NOVABLAST 5
- 膝への負担を減らしたい → GEL-KAYANO 31 系
- サブ4・サブ3.5を狙いたい → MAGIC SPEED 4、EvoRide Speed 3
- トップレベルを目指す → METASPEED EDGE TOKYO
- 練習もレースも一足で済ませたい → NOVABLAST 5、S4+ YOGIRI
自分の走り方や目的を明確にすれば、アシックスの豊富なラインナップの中から最適な一足が必ず見つかります。
長く走るためのメンテナンスと注意点
どんなに高性能なシューズでも、使い方次第で寿命は短くなります。
一般的にランニングシューズの交換目安は500〜700km。
アウトソールの摩耗やミッドソールのへたりを感じたら、早めに買い替えるのが理想です。
また、使用後は風通しの良い場所で乾燥させ、洗うときは中性洗剤を使って優しく手洗いするのがおすすめ。
直射日光や乾燥機は素材を劣化させる原因になるため避けましょう。
まとめ:アシックスのマラソンシューズで自分だけのベストランを!
アシックスのマラソンシューズは、初心者でも安心して履けるクッション系から、上級者が記録更新を狙うレーシング系まで幅広く揃っています。
「自分の走り方に合った一足を選ぶこと」が、快適で楽しいランの第一歩です。
最新モデルの進化は目覚ましく、2025年のアシックスはますます多様化しています。
まずは自分の目的を整理して、試し履きしながらお気に入りの一足を見つけてみてください。
アシックスのマラソンシューズが、あなたのランニングライフをより楽しく、より遠くへと導いてくれるはずです。


