ボクシングを始めたばかりの人も、ジムでトレーニングを続けている人も、足元のシューズ選びで悩むことは多いですよね。専用のボクシングシューズは種類が限られていたり、値段が高めだったりして、なかなか手が出しにくいという声もあります。そこで注目されているのが、アシックスのシューズ。実はアシックスのレスリングシューズが、ボクシング用途にも非常に相性が良いと評判なんです。今回は、軽量で安定感があり、動きやすさにも優れたアシックスのおすすめモデルを5つ紹介します。
ボクシングシューズ選びで大切なのは「軽さ」と「安定感」
ボクシングではフットワークが命。軽やかにステップを踏みながらも、しっかりと地面をとらえる安定感が求められます。そのため、シューズ選びでは「軽量性」「グリップ力」「足首のホールド性」が重要なポイントになります。
アシックスはスポーツ科学に基づく設計力に定評があり、足の動きを妨げず、自然なステップをサポートする構造を多くのシューズに採用しています。さらに、日本人の足形に合いやすい木型(ラスト)を使用しているため、フィット感にも優れています。
ボクシングシューズ代用として人気の理由
アシックスには、ボクシング専用シューズは少ないものの、レスリングシューズを代用として使う人が多いです。理由は、構造が非常に似ているから。どちらもマット上でのグリップ力を重視しており、軽量でソールが薄く、ステップの反応が良いのが特徴です。
特に、アシックスのレスリングシューズは足首のサポートがしっかりしていて、ステップ時の安定性が高いと好評。トレーニングやスパーリングでも使いやすく、コスパの良さからも人気を集めています。
1. MATFLEX 7|コスパ最強の入門モデル
最初に紹介したいのは「MATFLEX 7」。軽量で通気性の高いメッシュ素材を採用し、長時間の練習でもムレにくいのが魅力です。アッパーは人工皮革で補強されており、耐久性と柔軟性のバランスも◎。
価格も手頃で、初めてボクシングシューズを購入する人にぴったりの1足です。
履いた瞬間から足にフィットし、裸足に近い感覚でステップが踏めるため、シャドーボクシングやフットワーク練習にも最適。口コミでも「軽くて動きやすい」「滑らず安定感がある」と高評価を得ています。
2. レスリングシューズ 1083A001|安定感重視の万能モデル
次におすすめなのが、アシックスの「レスリングシューズ 1083A001」。
このモデルはグリップ性能が非常に高く、マット上でのステップやターンを正確に行えます。片足わずか約220gと軽量で、長時間のトレーニングでも疲れにくいのが特徴。足首のホールドもしっかりしており、サポート力を重視する人に向いています。
レスリング用として開発されていますが、ボクシング練習でもその性能は申し分なし。特にステップワークを重視する選手に人気で、「滑らず安心」「軽さと安定感のバランスが良い」との声が多く見られます。
3. MATFLEX 6|軽量さと通気性の黄金バランス
MATFLEX 6シリーズのひとつ前のモデル「MATFLEX 6」も、今なお根強い人気を誇ります。新作と比較しても機能差が少なく、価格がさらに抑えられているのが魅力。
メッシュ素材による通気性の良さと、足裏全体で床をとらえるフラットなソール構造が特徴です。
足の動きを妨げず、軽快なステップをサポートするため、軽めのトレーニングやシャドー用としてもおすすめ。旧モデルだからこそコスパが良く、初めての1足としても十分な性能を持っています。
4. JB ELITE IV|プロ志向の上級モデル
アシックスの「JB ELITE IV」は、海外のトップレスラーにも愛用者が多い本格モデル。軽量ながらも足首のホールド感が強く、激しいステップやターンでも安定感を維持できます。
ソールはリング用マットとの相性を考慮して設計されており、グリップ力も非常に高いレベルです。
ボクシング用として使う場合、フットワークの鋭さやバランスを求める人に最適。やや価格は高めですが、長く使える耐久性を考えると十分に価値のある1足です。
5. ASICS SNAPDOWN 3|オールラウンドに使える定番モデル
「ASICS SNAPDOWN 3」は、MATFLEX 7よりもややハイグレードな位置づけで、軽さと安定性のバランスが取れたモデルです。
通気性の高いメッシュと補強の入ったサポート構造で、快適さと耐久性を両立。ステップやターンの動きにも追従しやすく、ボクシングジムでの練習用として非常に人気があります。
フラットなソールで接地感がよく、シャドーやサンドバッグ練習でもグリップが効くため、初心者から上級者まで幅広く使えます。
アシックスのシューズがボクシングに向いている理由
アシックスが支持される理由は、なんといってもその「履き心地の良さ」。日本人の足形を徹底的に研究して作られており、幅広・甲高の足にも無理なくフィットします。また、ウィズ(足囲)展開が豊富で、STANDARD・WIDEなど自分に合ったサイズを選べるのも強みです。
さらに、アシックスはスポーツ工学研究所でのデータ分析をもとにシューズ設計を行っており、軽量性・クッション性・安定性のバランスが非常に高いレベルで実現されています。そのため、格闘技のような繊細なステップを求めるスポーツでも力を発揮します。
ボクシング練習用に選ぶときのポイント
アシックスのシューズを選ぶ際は、次のポイントを意識すると失敗しにくいです。
- サイズ選びは慎重に:普段履くスニーカーよりも0.5cm小さめがフィットしやすいことも。足首の安定感を重視するならハイカットタイプを。
- 通気性とホールド性のバランス:夏場の練習ではメッシュ素材が快適ですが、サポート力を求める人は人工皮革補強タイプがおすすめ。
- 用途を明確に:ジム練習中心ならMATFLEX 7、試合や本格スパーリングを目指すならJB ELITE IVなど上位モデルを選ぶのがベター。
また、ボクシング専用ではないため、公式試合に出る場合はルールに適合するか確認しておきましょう。トレーニング用としては問題なく使えます。
アシックスのボクシングシューズで快適なフットワークを
ボクシングを続けるうえで、シューズ選びはモチベーションにも直結します。軽くて安定感のあるアシックスのシューズなら、自然とステップも軽やかになり、練習効率も上がるはずです。
特に、MATFLEX 7やレスリングシューズ 1083A001は初心者から中級者まで幅広くおすすめできるモデル。履いた瞬間に感じるフィット感と軽さは、他のブランドにはない魅力があります。
トレーニングをより快適に、そして安全に続けるために、自分の足に合ったアシックスのボクシングシューズを選んでみてください。リングの上でも、ジムのマットの上でも、きっとその一歩が軽く感じられるはずです。


