赤ちゃんが初めて履く「ファーストシューズ」。歩き始めの一歩を支える大切なアイテムだからこそ、ぴったりのサイズを選びたいですよね。
でも実際は「どのくらいの余裕をもたせればいいの？」「どのモデルが人気？」「お店で計測しないとダメ？」と迷う方も多いと思います。
この記事では、アシックスのファーストシューズを選ぶ際に知っておきたい「足の計測方法」や「サイズ選びのコツ」、そして人気モデルの特徴まで、わかりやすく紹介します。
赤ちゃんの足を正しく計測することが、最初の一歩
ファーストシューズ選びで一番大切なのは、「今の足の大きさを正確に知ること」です。
赤ちゃんの足はまだ柔らかく、骨も発達途中。少しきつい靴を履かせるだけでも、変形や歩き方のクセにつながることがあります。
計測の基本は、裸足でまっすぐ立った状態。
体重を両足に均等にかけ、かかとから一番長い指先までを「足長」、親指と小指の付け根の骨の出っ張りを一周した長さを「足囲」と呼びます。
この2つを測ることで、長さと幅の両方からサイズを判断できます。
アシックスの公式サイトでは、自宅で使える「足のサイズ計測シート」が無料でダウンロード可能です。紙に印刷し、赤ちゃんの足を乗せるだけで簡単に測定できるので、店舗に行かなくてもおおよそのサイズがわかります。
アシックス直営店での計測サービスもおすすめ
もし近くにアシックス直営店があるなら、専門スタッフによる計測もおすすめです。
「ASICSキッズ銀座」などの店舗では、専用機器「エフテジ（fdigi）」を使って、足長・足囲・左右差・甲の高さまで詳細に測定してもらえます。
データをもとに、どのシリーズや型番が合いやすいかも教えてもらえるので、初めての靴選びでも安心。
一度プロに測ってもらうと、自宅で測るときの基準もつかめます。
サイズ選びのポイントは「捨て寸」と「足囲」
ファーストシューズを選ぶときに大事なのが「捨て寸（すてすん）」と呼ばれる、つま先の余裕です。
これは、歩くときに足の指が自然に動くためのスペース。目安は 0.5cm〜1.0cm程度 が理想です。
アシックスのベビー・キッズシューズ（SUKU²シリーズ）は、もともとインソールに約0.5cmの余裕が設けられています。
そのため、測定した足長に対して＋0.5〜1cmほど大きいサイズを選ぶと、ちょうど良い履き心地になります。
また、足の形にも個性があります。
足幅が細めの子には、足長＋0.5cmくらいがちょうど良く、幅広の子なら＋1cmを目安に選ぶと安心です。
甲が高めの赤ちゃんの場合は、面ファスナー（マジックテープ）で調整できるタイプを選ぶと履かせやすく、フィット感も得やすいです。
アシックスのファーストシューズシリーズとは？
アシックスの子ども靴ブランド「SUKU²（スクスク）」シリーズは、成長段階に応じてラインが細かく分かれています。
- FIRST（ファースト）シリーズ
歩きはじめの赤ちゃん向け。つま先が反り上がり、転びにくく、足首を包み込むように支えるミッドカット設計。
まだ歩行が不安定な時期の足をしっかり支えてくれます。 - BABY（ベビー）シリーズ
1〜3歳頃の、歩きが安定してきた子ども向け。足裏でしっかり踏みしめられる柔らかさと、つま先のゆとりが特徴。 - PRESCHOOL（プレスクール）シリーズ
3〜7歳向け。走ったり跳ねたりする動きに対応し、屈曲性と軽量性を両立した設計です。
ファーストシューズを選ぶ時期は、多くの子が11.5〜13.5cmあたり。
歩き始める時期に合わせて、FIRSTシリーズを中心に選ぶと間違いがありません。
人気のファーストシューズ3選
アミュレファースト MS
定番の人気モデル。丸みのあるつま先と柔らかい素材で、歩き始めの不安定な足を優しくサポートします。
マジックテープで開口部が大きく開くため、履かせやすく脱がせやすいのも魅力。
男女問わず使えるデザインが豊富で、出産祝いとしても人気です。
コンフィファースト MS
軽量で柔軟性が高く、裸足感覚で歩けるモデル。
アッパー素材がやわらかく、足首まわりを優しく包み込むので、まだ筋力が弱い赤ちゃんにも安心。
カラー展開も豊富で、ナチュラルなトーンが多く揃います。
アイダホ BABY MID T
ベビー期に近い時期のファーストシューズとして人気。
歩く力が少しついてきたお子さんにぴったりの設計で、足先の動きを妨げない構造が特徴。
足首をサポートするミッドカットで、安定感も抜群です。
よくある疑問：「アシックスの靴は小さめ？」の真相
「アシックスは小さめ」と言われる理由は、足をしっかり支える“ジャストフィット設計”にあります。
見た目よりフィット感を重視しているため、足囲が広いお子さんにはやや窮屈に感じることがあるのです。
もし履かせてみて甲が当たる、またはつま先に余裕がほとんどない場合は、0.5cm大きいサイズを試してみましょう。
ただし、大きすぎると靴の中で足が動いて安定せず、転びやすくなります。
「余裕はあるけどブカブカではない」状態がベストです。
成長に合わせた買い替えの目安
赤ちゃんの足は3か月で約0.5cmも伸びると言われます。
特に1〜3歳までは成長が早く、気づかないうちに靴が小さくなっていることもあります。
目安としては、3か月ごとに足のサイズを測る のが理想です。
靴の中敷きを外して足を乗せ、つま先に5〜7mmの余裕があるか確認しましょう。
余裕が2〜3mmしかなければ、そろそろ買い替え時期です。
また、歩き方が変わったり、つま先が擦れるようになった場合もサイズが合っていないサインです。
自宅でできるサイズチェック方法
お店に行けない場合でも、自宅で簡単にフィット感を確認できます。
- 靴下を履いた状態で靴を履かせる
- 赤ちゃんを立たせ、つま先の動きを確認
- 靴の中で指が軽く動かせるかをチェック
- かかと部分に指1本分の余裕があるか確認
このとき、赤ちゃんが嫌がって足を曲げてしまうこともありますが、焦らずリラックスさせながら測るのがコツです。
ファーストシューズ選びで気をつけたいポイント
- デザインより「足の安定性」を優先
- 面ファスナーなど、着脱が簡単なタイプを選ぶ
- 軽量で、つま先が柔らかく曲がる構造がベスト
- 靴底は滑りにくく、適度なクッション性があるものを
特に歩き始めは転びやすい時期。靴底のグリップと柔軟性のバランスが大切です。
アシックスのファーストシューズは、この点で非常に信頼性が高く、長年にわたって多くの親に選ばれています。
まとめ：アシックスのファーストシューズは「計測して選ぶ」が基本
赤ちゃんの足は一人ひとり形が違います。
だからこそ、「年齢」「月齢」ではなく、「実際に足を計測して選ぶ」ことが何より大切。
アシックスのファーストシューズは、歩きはじめの不安定な足をしっかり支え、自然な歩行を助ける構造が魅力です。
正しい計測と少しの余裕を意識して選べば、赤ちゃんにとっても親にとっても、安心して歩き出せる一足になるでしょう。
次の休日には、ぜひご自宅や店舗でお子さんの足を計ってみてください。
「計測して選ぶ」そのひと手間が、赤ちゃんの健やかな成長を守る最初のステップになります。
