バレーボールシューズを探していると、必ずと言っていいほど目にするのが「アシックス(ASICS)」の名前。日本人の足型に合った設計と、高いクッション性・安定性で多くのプレーヤーから支持されています。
この記事では、初心者から上級者まで幅広い層に人気のアシックスのバレーボールシューズを、特徴や性能、選び方のポイントとともに紹介します。
アシックスのバレーボールシューズが人気の理由
アシックスがバレーボール界で支持される最大の理由は、「動きの安定」と「軽さ・反発性のバランス」です。
バレーは、頻繁なジャンプと素早い方向転換が求められるスポーツ。着地時の衝撃吸収や、横方向への切り返しに対応する安定性が不可欠です。
アシックスのシューズには、独自の「GEL(ゲル)」クッションや「FLYTEFOAM(フライトフォーム)」といった反発素材が採用されており、跳躍力と着地の安定性を両立しています。
さらに、日本人の足に合わせた設計やグリップ力の高いアウトソールにより、プレー中の動きをしっかり支えてくれます。
結果として、「長時間履いても疲れにくい」「足にフィットして安心感がある」といった口コミが多く寄せられています。
上級者に支持される「SKY ELITE FF 3」
アシックスのバレーボールシューズを語るうえで外せないのが「SKY ELITE FF 3」。
このモデルは、特にジャンプや空中戦を多用するプレーヤーに人気です。
最大の特徴は、クッション性と反発力の高さ。着地時の衝撃を吸収しながらも、次のジャンプへとつなげる推進力があります。アタッカーやブロッカーなど、上級者の激しい動きにもしっかり対応します。
ミドルカットタイプの「SKY ELITE FF MT 3」では、足首をしっかり固定して安定感を高めた設計になっており、怪我の予防にもつながります。
一方で、素材がしっかりしている分、少し重さを感じるという声もあります。初心者や軽い履き心地を好む人には、後述の軽量モデルが向いています。
しかし、総合的な安定性・耐久性・反発性のバランスの良さは群を抜いており、「試合で本気を出したい」「より高く跳びたい」というプレーヤーに最適な一足です。
軽さとスピードを求めるなら「ROTE JAPAN LYTE FF 3」
軽量モデルとして評価が高いのが「ROTE JAPAN LYTE FF 3」。
このシリーズは、その名のとおり「ライト(軽さ)」を追求しており、素早いステップや切り返しを得意とする選手に人気です。
アッパーには通気性に優れたメッシュ素材を使用し、足にしなやかにフィット。無駄な縫い目を減らすことで、軽量化とホールド性を両立しています。
軽く、柔軟でありながらも横方向の動きにしっかり対応できるため、レシーバーやセッターなどの機動性重視のポジションにおすすめです。
「重いシューズだと疲れやすい」「素早い動きに反応できる靴が欲しい」という人にとっては、まさに理想的な選択肢でしょう。
クッション性や安定感は上位モデルにやや劣るものの、その分動きやすさと反応の速さに優れています。
初心者にぴったりな「Upcourt 6」
「まずは手頃な価格で始めたい」という人に人気なのが「Upcourt 6」。
このモデルは、アシックスのエントリーラインとして位置づけられ、初心者や学生プレーヤーの入門用にぴったりです。
特徴は、軽さと通気性、コスパの良さ。
アッパーにはメッシュ素材を多く使い、長時間履いても蒸れにくい構造。さらに、インドア用のグリップソールを採用しており、体育館の床でも安定して動けます。
部活デビューやレクレーションでの使用にもおすすめです。
もちろん上位モデルのような高反発性や耐久性はないものの、必要十分なクッション性と快適な履き心地を備えています。
「とにかく最初の一足が欲しい」「気軽に始めてみたい」という方には、コスパ面でも最適な選択といえるでしょう。
ローカットとミドルカット、どちらを選ぶべき?
アシックスのバレーボールシューズには、「ローカット」と「ミドルカット(またはハイカット)」の2種類があります。
どちらが良いかは、プレースタイルやポジションによって変わります。
ローカットタイプは、足首の自由度が高く、素早いステップや切り返しを重視する選手に向いています。軽快に動けるため、レシーバーやセッターなどスピードプレーが多い人におすすめ。
一方、ミドルカットやハイカットは、足首までしっかりホールドしてくれるタイプ。ジャンプ着地時の安定感が高く、アタッカーやブロッカーなど空中戦の多いポジションに最適です。
「安定感」か「軽快さ」か、自分のプレーの特徴に合わせて選ぶのがポイントです。
プレースタイル別おすすめの選び方
アシックスの豊富なラインナップの中から、自分に合った一足を見つけるためには、まず「どんなプレーを重視するか」を考えましょう。
- 初心者・練習用に最適:Upcourt 6シリーズ
→ 軽くて扱いやすく、コスパも抜群。 - 俊敏な動きを重視する選手:ROTE JAPAN LYTE FF 3シリーズ
→ 素早い切り返し、安定したレシーブに強い。 - ジャンプやパワーを重視する上級者:SKY ELITE FF 3シリーズ
→ 高反発クッションで跳躍力と安定性をサポート。
また、足幅の広い人はワイドモデルを選ぶと快適です。アシックスは日本人向けの足型設計が得意なので、フィット感も良好です。
もし試着できる環境があれば、サイズだけでなく足首や甲のホールド感も確認すると失敗がありません。
実際の口コミや評価から見る傾向
アシックスのバレーボールシューズは、総じて「履き心地の良さ」「安定感」「信頼性」に対する評価が高いです。
特にSKY ELITE FF 3シリーズは「着地の安定感が段違い」「反発力がありジャンプしやすい」という声が多く、上級者の使用率も高い傾向にあります。
ROTE JAPAN LYTE FF 3シリーズは、「軽くて疲れにくい」「足が自然に動く」といった口コミが目立ちます。素早い動きが多いリベロやセッターに好評です。
Upcourt 6シリーズは「コスパが良くて初心者に最適」「軽くて履きやすい」と評価され、初めてのシューズとして選ばれるケースが多いです。
全体的に、アシックスのモデルはどれも「長時間履いても疲れにくい」「体育館の床でも滑りにくい」など、快適性と安全性のバランスが取れている点が特徴です。
自分に合ったバレーボールシューズを選ぶために
シューズ選びで失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
- 目的を明確にする
練習用・試合用・レジャー用など、用途によって必要な性能が変わります。 - ポジションを考える
ジャンプが多いならクッション性重視、レシーブ中心なら軽さ重視。 - 足の形を知る
足幅や甲の高さに合ったサイズを選ぶことでフィット感が向上します。 - 履き心地を確かめる
実際に履いてみて、足首やかかとが浮かないか、窮屈すぎないかを確認する。
アシックスは国内ブランドなので、国内販売店でも豊富なサイズ展開があります。オンライン購入の際も、サイズ交換可能なショップを選ぶと安心です。
まとめ:アシックスのバレーボールシューズで自分のプレーを進化させよう
アシックスのバレーボールシューズは、初心者から上級者まであらゆるレベルのプレーヤーに対応できるラインナップが魅力です。
「SKY ELITE FF 3」で安定性とパワーを求めるも良し、「ROTE JAPAN LYTE FF 3」で軽快なプレーを追求するも良し、「Upcourt 6」でまずは気軽に始めてみるのもおすすめです。
どのモデルも、アシックスが長年培ってきたシューズ開発の技術が詰まっており、バレーボールをより快適に、そして安全に楽しむための工夫が随所に施されています。
自分のプレースタイルや目的に合った一足を選び、次の試合でその違いを実感してみてください。


