スポーツを楽しむうえで欠かせないのが「サポーター」。膝や肘、足首など、関節や筋肉を守るために使うこのアイテムは、パフォーマンスを支える大切な存在です。特にアシックスは、競技ごとの動きを研究し、長年にわたって多くのアスリートに支持されてきました。この記事では、アシックスのサポーターを種類別に紹介しながら、それぞれの特徴と選び方を詳しく解説します。
アシックスのサポーターとは?スポーツ医学に基づく設計
アシックスのサポーターは、単なる「保護具」ではなく、スポーツ科学の知見に基づいて設計された「運動支援ギア」です。長時間の練習や試合でも動きを妨げず、関節や筋肉への負担を軽減することを目的としています。
アシックスが重視しているのは、次の3つのポイントです。
- フィット性と動きやすさ:関節の可動域を確保しながら、ズレにくく安定した着け心地。
- 衝撃吸収性:転倒や接触の多い競技でも、パッドがしっかりと衝撃を緩和。
- 通気性と耐久性:汗をかいても蒸れにくく、繰り返し洗っても型崩れしにくい素材を採用。
特にバレーボールやバスケットボールなど、床との接触が多い競技ではアシックスのサポーターが定番です。近年はランニングやフィットネス用にもラインナップが広がり、日常的なコンディショニング用途でも人気が高まっています。
膝サポーター(ニーサポーター):アシックスの定番モデル
アシックスのサポーターと聞いて最初に思い浮かぶのが「膝サポーター」。特にバレーボールやバスケットなどで定番のモデルが多数あります。
代表的なモデル
- 膝サポーター 3053A150
EVAパッド内蔵で、床との衝撃をしっかり吸収。練習から試合まで幅広く使われており、学生や社会人プレイヤーにも人気です。 - 膝サポーター 3053A151
EVAパッド内蔵で、床との衝撃をしっかり吸収。練習から試合まで幅広く使われており、学生や社会人プレイヤーにも人気です。 - ウイメンズ膝サポーター 3052A009
女性の膝形状に合わせてパッド面積を広げた設計。膝を包み込むようなフィット感で、着脱も簡単です。
特徴
膝サポーターは「衝撃吸収型」と「安定支援型」に大別されます。アシックスの主力モデルは前者で、転倒や着地の衝撃を吸収することを目的としています。
パッドの厚みや素材の違いにより、軽量タイプからプロ仕様まで幅広い選択肢が用意されています。バレーボールでは前面のクッション性を重視し、ランニングでは関節の安定性をサポートする薄型タイプが好まれます。
肘サポーター(エルボーパッド):レシーブや着地の衝撃をガード
アシックスの「VBエルボーGELパッド」は、ジェル素材を内蔵した高機能サポーター。肘を床に着く動作が多い競技(特にバレーボール)での使用を想定しています。
ストレッチ性に優れたニット素材が肘にぴったりフィットし、激しい動きでもズレにくいのが特徴です。
また、ジュニア用エルボーサポーターも展開されており、小学生などの成長期の選手にも安心して使えるよう抗菌防臭加工や柔らかいメッシュ素材が採用されています。
肘の動きを妨げずに衝撃を和らげるため、初心者や部活動デビューにも最適です。
アームスリーブ:筋肉サポートと疲労軽減
アームスリーブは、筋肉の揺れを抑えてパフォーマンスを安定させるためのサポーター。
アシックスではランニングやトレーニング向けに軽量タイプを展開しており、ナイロンとポリウレタンを組み合わせた伸縮素材で快適な着け心地を実現しています。
特徴
- 適度な着圧で血流をサポートし、長時間の運動による疲労を軽減。
- UVカットや吸汗速乾性能を持つモデルも多く、屋外スポーツにも対応。
- カラーバリエーションが豊富で、ユニフォームとのコーディネートもしやすい。
アームスリーブは競技中だけでなく、トレーニング後のリカバリーにも活用されています。
足首・ふくらはぎサポーター:安定性とコンディショニング
アシックスの足首サポーターは、ランニングやバスケットなど「方向転換の多い競技」でのねんざ防止や安定性向上を目的としています。
伸縮性のある素材が足首を包み込み、過度な動きを抑えることでケガのリスクを軽減します。
ふくらはぎ用のスリーブタイプは、疲労軽減やむくみ防止などコンディショニング目的で使用されるケースが多く、軽い運動から日常生活まで幅広く対応しています。
スポーツ別おすすめの選び方
バレーボール
最も需要が高いのはバレーボール用サポーター。
膝と肘を守るEVAまたはGELパッド入りモデルが基本で、試合や練習での転倒・滑り込みにも対応。
膝の動きを妨げない立体設計が特徴です。特に女子プレイヤーには、軽量でフィット性の高いウイメンズモデルが人気です。
バスケットボール
瞬発的な動きが多いため、膝の安定を重視。衝撃吸収よりもフィット性を優先する薄型サポーターが好まれます。
また、アームスリーブを着用して腕全体の筋肉疲労を防ぐプレイヤーも増えています。
ランニング・トレーニング
膝やふくらはぎへの負担を減らす目的で、圧着タイプのスリーブを使用。
関節を固定するよりも、筋肉サポートと疲労軽減を重視したタイプが適しています。
ジュニア・学生
成長期の身体を守るために、サイズ調整がしやすく通気性の高いモデルを選びましょう。抗菌防臭加工やメッシュ構造のサポーターは、長時間使用しても快適です。
アシックスサポーターの選び方ポイント
- 目的を明確にする
衝撃吸収、安定性、疲労軽減など、どの効果を重視するかを明確にして選ぶ。 - サイズとフィット感
きつすぎると血行が悪くなり、緩すぎるとサポート効果が低下。公式サイズ表を確認して、実測値に近いものを選ぶのが基本。 - 素材と通気性
長時間の使用を考えるなら、メッシュ素材や速乾タイプを選ぶと快適。洗濯可能な素材であれば衛生的にも安心です。 - 性別・体型に合わせる
ウイメンズやジュニア専用モデルは、関節の形状や筋肉量の違いを考慮して設計されています。体格に合ったものを選ぶことで動きやすさが向上します。
アシックスの強みと他ブランドとの違い
アシックスのサポーターは、国内ブランドならではの繊細なフィット設計と、スポーツ医科学の裏付けが特徴です。
競技ごとの動作を徹底的に分析し、実際のプレイヤーの意見を反映して改良を重ねています。
また、膝・肘用に関してはパッド形状が日本人の骨格に最適化されており、「ズレにくく動きやすい」という評価が多く見られます。
他社ブランドがグローバル設計に寄りがちな中、アシックスは“日本のスポーツ現場”に合わせたサイズ感と素材選びが強みです。
サポーターの正しい使い方と注意点
サポーターは、正しい使い方をしなければ十分な効果を発揮しません。以下のポイントを意識することで、より安全に活用できます。
- 装着位置を正確に:膝や肘の中心にパッドが来るよう調整する。
- 使用時間を守る:圧着タイプを長時間着けっぱなしにすると血行不良の原因に。
- 清潔に保つ:汗や皮脂が素材を劣化させるため、定期的な洗濯が必要。
- 痛みがある場合は無理をしない:サポーターは補助具であり、治療器具ではない。痛みや腫れがある場合は専門医に相談を。
まとめ:アシックスのサポーターで快適なスポーツライフを
アシックスのサポーターは、膝・肘を中心に豊富なラインナップを揃え、競技者から初心者まで幅広いニーズに応える設計が魅力です。
「膝の衝撃を和らげたい」「筋肉の疲れを減らしたい」「ジュニアでも使いやすいものを探している」──どんな目的にも合うモデルが見つかるはずです。
自分のスポーツスタイルと体格に合ったサポーターを選べば、プレーの質が変わります。
アシックスのサポーターを味方につけて、より安全で快適なスポーツライフを楽しみましょう。


