ジュニア世代のサッカーシューズ選びは、単に「デザインがかっこいい」や「人気モデルだから」という理由だけでは決められません。子どもの足は成長途中で形も柔らかく、フィット感や安全性を間違えると、パフォーマンスどころか足の発育にも影響することがあります。この記事では、アシックスのサッカートレーニングシューズの中からジュニア向けにおすすめのモデルと、その選び方のポイントを徹底解説します。
アシックスがジュニア用サッカーシューズで信頼される理由
アシックスは日本人の足型に合わせた靴づくりに定評があります。特に子どもの足は幅が広く甲も高い傾向があるため、海外メーカーの細めのラストでは窮屈になりがちです。その点、アシックスのジュニアシューズは「日本人の子どもの足」にしっかりフィットするよう設計されています。
さらに、クッション性やホールド感のバランスが取れており、走る・止まる・蹴るという基本動作を自然にサポート。部活動やクラブチームだけでなく、学校での練習用としても安心して使える点が人気の理由です。価格帯も手頃で、成長期に買い替えが必要な子ども用として非常にコストパフォーマンスが高いと評判です。
成長期の子どもに合うシューズ選びの基本
まず意識したいのは、「今の足のサイズに合ったものを選ぶ」ということ。大きめを買うと長く履けるように感じますが、実際には靴の中で足が動きすぎて安定性を失い、ケガの原因になることもあります。基本的には足の実寸に0.5〜1cmの余裕を持たせるのが理想です。
また、縦の長さだけでなく「横幅(ウィズ)」も重要です。アシックスでは2Eや3Eなど幅の表記があり、足の形に合ったサイズを選ぶことでフィット感と安定性が大きく変わります。試着時はつま先の余裕だけでなく、かかとが浮かないか、土踏まずがしっかりフィットしているかも確認しましょう。
トレーニングシューズとスパイクの違いを理解する
ジュニア層では、最初からスパイクを履くよりもトレーニングシューズからスタートするのがおすすめです。トレーニングシューズはソールが平らでゴム製のため、人工芝や土のグラウンドでも使いやすく、足への負担も軽め。成長期の足に優しく、基礎練習や通学にも使える汎用性の高さが魅力です。
一方、スパイクはスタッド付きでグリップ力が強く、試合用や本格的なクラブ活動向けです。ただし足への負荷が大きく、筋力がまだ発達しきっていない低学年の子どもにはやや不向きな場合もあります。そのため、最初の一足はトレーニングシューズ、その後スパイクへ移行するという流れが一般的です。
ジュニア用サッカートレーニングシューズの選び方ポイント
- サイズ測定を正確に行う
自宅で測る際は、午後(足が最もむくむ時間帯)に立った状態で測るのがおすすめ。実寸+0.5cmを目安に選びましょう。 - グラウンド環境に合わせる
土や人工芝、体育館など、使用場所によってソールの種類を変えることが大切です。たとえば、ターフ(TF)は多目的に使え、人工芝や土グラウンドで滑りにくい構造になっています。 - ベルクロ or 靴紐を選ぶ
小学校低学年の子どもには、着脱が簡単なベルクロ(マジックテープ)タイプが便利です。高学年やクラブチーム所属の子には、しっかりフィットする靴紐タイプが向いています。 - クッション性と軽量性のバランス
走る・止まる・蹴る動作を支えるため、クッション性と軽さは両立が理想。アシックスはFlyteFoamなどの軽量素材を採用しており、負担を軽減しつつ自然な動きをサポートします。 - 耐久性と手入れのしやすさ
練習量が多い子どもほど靴の消耗は早いもの。人工皮革モデルは汚れが落ちやすく、雨の日の練習後も乾かしやすいため扱いやすいです。
アシックスのジュニア向けおすすめモデル
DS LIGHT JR GS TF
ジュニアサッカーの定番モデル。軽量でクッション性が高く、人工芝や土グラウンドどちらにも対応。初めての一足として選ばれることが多く、ホールド感と柔軟性のバランスが絶妙です。カラー展開も豊富で、チームカラーに合わせやすい点も人気。
ULTREZZA 3 JR GS TF
俊敏な動きをサポートする屈曲性の高いモデル。ドリブルやターンを多用するプレーヤーに向いており、かかとの安定性と前足部のしなやかさを両立。人工芝の練習にも最適で、上達を目指す中学年〜高学年におすすめ。
JUNIOLE 6 TF
入門用として非常に評価が高いシリーズ。価格が手頃で、履きやすく、足への負担を抑えた設計。特に初めてサッカーを始める子どもや、週1〜2回のスクール用にぴったりのバランス型モデルです。
JUNIOLE 7 TF
JUNIOLEシリーズの上位版。ソールのグリップ力と耐久性を強化し、より実戦的な練習にも対応。アッパーの柔らかさが向上し、長時間履いても疲れにくいと好評です。
どのモデルを選ぶべきか迷ったら?
「週に何回練習があるか」「どんなグラウンドでプレーするか」「足の形は幅広か細めか」――これらを整理するだけで選びやすくなります。
・初めての1足 → JUNIOLE 6 TF
・しっかりした練習環境 → DS LIGHT JR GS TF
・技術志向のプレー → ULTREZZA 3 JR GS TF
・高学年・試合参加あり → JUNIOLE 7 TF
また、通学にも使いたい場合はソールの凹凸が控えめなモデルを選ぶと便利です。
ジュニア世代の靴トラブルを防ぐコツ
・半年に1回はサイズを見直す
・雨の日のあとにはしっかり乾燥させる
・靴下もサッカー用の厚手タイプを選ぶ
・インソールの汚れやヘタリを定期的にチェック
こうした日常的なケアが、足の健康を守るうえで非常に大切です。特に成長期の子どもは、数ヶ月で足の形が変化することもあります。親やコーチが一緒にチェックする習慣をつけておくと安心です。
トレーニングシューズを選ぶときの注意点
・グラウンドに合わないソールを使うと滑りやすく危険
・大きすぎる靴を選ぶとパフォーマンスが落ちる
・素材が硬すぎると靴擦れや足の疲労の原因になる
シューズは「今の足にぴったり合うこと」が最も重要です。長く使うことよりも、毎日快適に練習できることを優先しましょう。
まとめ|アシックスのサッカートレーニングシューズジュニア向けモデルで足を守ろう
アシックスのジュニア用トレーニングシューズは、日本人の足型に合った設計と高い機能性で、子どもの足をしっかりサポートしてくれます。サイズ選びとグラウンド環境に注意すれば、どのモデルも安心して使えるのが魅力です。
最初の一足には履き心地が柔らかく、万能に使える「JUNIOLE 6 TF」や「DS LIGHT JR GS TF」がおすすめ。プレースタイルが明確になってきたら、「ULTREZZA 3 JR GS TF」でステップアップを目指すのも良い選択です。
成長期の足を大切にしながら、正しいシューズ選びでサッカーをもっと楽しみましょう。


