「自分だけのデザインで、アシックスのウェアやシューズを作ってみたい」と思ったことはありませんか？
最近、アシックスのカスタムオーダーサービスが注目を集めています。チームユニフォームはもちろん、競技用シューズまで自由にデザインできる仕組みが整っており、学生から社会人クラブ、個人プレイヤーまで利用者が増えています。
ここでは、実際のカスタム体験をもとに「注文の流れ」「料金の目安」「デザインの自由度」「注意点」などを詳しく紹介していきます。
アシックスのカスタムオーダーとは？サービスの概要
アシックスが提供するカスタムオーダーは、主に「ウェア」と「シューズ」の2系統に分かれています。
ウェアはチームや学校、クラブ向けの「チームカスタムオーダー」、シューズは「オーダーコンポ」や「スペシャルオーダー」として展開されています。
対象となるのは、ランニング・陸上、サッカー、バレーボール、バスケットボール、野球、レスリングなどの競技。
ユニフォーム、トレーニングウェア、ジャケット、ソックスなどを自分たちのチームカラーで揃えることができます。
シューズでは、競技用モデル（特にバレーボールや野球、レスリング用）でパーツごとのカラー指定やネーム入れが可能です。
つまり、アシックスのカスタムオーダーは「チームの統一感」と「個人のこだわり」を両立させるための仕組み。既製品では叶わない、“自分仕様”のアイテムを作れるのが最大の魅力です。
カスタムできる内容と選択の自由度
カスタムオーダーでは、デザイン面も機能面もかなり細かく指定できます。
ウェアならメインカラー・襟・袖・ロゴの配色を自由に組み合わせ、ネームや番号を刺繍やプリントで入れることができます。
フォントや色、配置の指定もできるため、チームのイメージを忠実に再現しやすいのが特徴です。
シューズの場合はさらに細かく、アッパーや補強パーツ、シューレース、ソールなど最大15か所以上を別々のカラーで設定可能。
靴幅も「ナロー（細め）」「スタンダード」「エクストラワイド（幅広）」から選択でき、見た目だけでなくフィット感も追求できます。
ネーム入れは、英字・漢字ともに対応。ただし、文字数や使用できる記号には制限があり、特殊ロゴや商標入りのデザインは不可です。
このあたりの制約を理解しておくと、完成後のトラブルを避けられます。
注文から完成までの流れ
実際にオーダーを申し込む流れは、とてもシンプルです。
- アイテムを選ぶ
まずはウェアやシューズなど、カスタムしたいアイテムを決めます。競技種目ごとに対応アイテムが異なるため、公式サイトで確認しましょう。 - デザイン・仕様を決定する
オンラインのシミュレーターを使って、色や配置、ロゴの位置などを自由に設定します。ウェアではラインや襟色、シューズでは各パーツの配色を選べます。
この段階で、ネーム刺繍や番号入れの位置・フォントも指定します。 - デザインを確認する
シミュレーター上で完成イメージを確認します。画面上では非常にリアルですが、実物と色味が若干異なることもあるため、慎重にチェックしましょう。 - 注文・発注する
デザインが確定したら注文を確定します。発注後は内容の変更やキャンセルができないため、この段階が最も重要です。 - 製作・納品
工場で製作が始まり、納期はおおむね1〜2か月。ウェアは2〜3週間、シューズは1〜2か月を目安に考えておくと安心です。 - 受け取り・確認
店舗受け取りまたは配送で商品を受け取り、仕様どおりに仕上がっているかを確認します。
このプロセスを知っておくと、納期の遅れや仕様ミスを防げます。
料金の目安とオプション費用
気になるのはやはり価格です。
アシックスのカスタムオーダーは、思ったより手の届く範囲に設定されています。
ウェアの場合
- ランニングシャツ：およそ5,000円〜10,000円前後
- パンツ：5,000円〜7,000円前後
- トレーニングジャケット：12,000円〜18,000円前後
- ソックスやアクセサリー類：2,000円前後
ネームや番号のプリント・刺繍を追加する場合は、1か所につき2,000円〜7,000円ほどの追加料金が発生します。
チーム単位で複数枚注文する場合、1人あたりの負担は意外と抑えられます。
シューズの場合
- 基本価格：20,000円前後〜
- ネーム刺繍などのオプションを含めると25,000円〜30,000円ほどが目安
靴幅の指定やカラーリングの自由度を考えると、既製モデルよりも割高にはなりますが、「完全オリジナルの一足」としての価値は高いです。
カスタムオーダーのメリットとデメリット
メリット
- 統一感と個性を両立できる
チームカラーやロゴを反映しつつ、個々の名前や番号も入れられるため、団結力が高まる。 - フィット感や機能性を追求できる
足幅や体型に合わせて選べるため、パフォーマンスの最大化につながる。 - 記念品やモチベーションアップにも最適
自分だけのウェアやシューズは、練習へのモチベーションを高める特別な存在になります。
デメリット
- 納期が長い
即納ではなく、製作に時間がかかるため大会やイベントに間に合わせるには早めの発注が必要。 - キャンセルや変更ができない
発注後は内容を修正できないため、サイズやデザインを慎重に決める必要があります。 - 色味の誤差
シミュレーターの表示と実際の仕上がりに微妙な差が出ることもあるため、注意が必要。
これらを踏まえると、「納期に余裕がある」「仕様をしっかり確認できる」人ほど満足度が高くなる傾向があります。
利用時の注意点と事前準備
カスタムオーダーを成功させるには、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
- 納期を逆算してスケジュールを組む
発注から完成まで1〜2か月かかるため、シーズンインや大会に合わせて余裕をもって注文すること。 - 色や素材は実物サンプルで確認
画面上の色味だけに頼らず、可能であれば店舗で生地見本やカラーサンプルを確認。 - デザインIDの管理を忘れずに
オンラインシミュレーターで作ったデザインにはIDが発行されます。注文時に必要になるのでメモを残しておきましょう。 - チーム注文の場合は取りまとめを明確に
サイズ・数量・ネーム表記などを代表者が一括管理することで、トラブルを防げます。
カスタムオーダーの魅力とこれからの可能性
最近は、プロ選手や実業団だけでなく、一般プレイヤーや学生でもオーダーを利用するケースが増えています。
背景には、オンラインシミュレーターの進化や、個人でも少量から申し込める柔軟な仕組みがあるためです。
特に、チーム単位での統一ユニフォームは「見た目の一体感」だけでなく「チームアイデンティティの表現」として重視されつつあります。
また、SNSなどでオリジナルデザインを共有する文化が広がったことで、カスタムオーダーは一種の自己表現手段としても人気です。
一方で、自由度が高いからこそ、「何を作りたいのか」「どんな印象を与えたいのか」を明確にしておくことが大切です。
事前にイメージを固め、色味やフォントをチーム内で統一するだけでも仕上がりが格段に良くなります。
アシックスのカスタムオーダーで理想の一足・一着を手に入れよう
アシックスのカスタムオーダーは、単なるデザイン遊びではなく「機能性と個性を両立したものづくり」の体験です。
デザインから完成までのプロセスを経て、自分のアイデンティティを形にするような感覚があります。
注文はやや手間がかかりますが、その分、完成したアイテムには強い愛着が生まれます。
チームの団結を高めたい人、足に合う靴を求めている人、オリジナルデザインを楽しみたい人。
どんな目的でも、アシックスのカスタムオーダーならその想いを形にできます。
次のシーズンは、あなたのチームカラーや個性を込めた一着・一足でスタートしてみませんか？
