スニーカーが1cm大きいときの調整方法!中敷きや靴下でのフィット感改善術
お気に入りのスニーカーを買ったのに、履いてみたら「ちょっと大きいかも…」と感じた経験はありませんか?特に1cmの差は意外と大きく、歩いているうちにかかとが浮いたり、前にずれてつま先が当たったりと、履き心地が悪くなる原因になります。
でも安心してください。スニーカーが1cm大きいときは、中敷きや靴下、紐の結び方を工夫することで、簡単にフィット感を調整できます。
スニーカーが1cm大きいと起こる問題とは?
スニーカーが少し大きいだけでも、実際の歩行時にはさまざまなトラブルが起こります。
- 歩くたびにかかとが浮く
- 前滑りしてつま先が痛くなる
- 靴擦れが起きやすくなる
- 長時間歩くと足が疲れやすい
特にスニーカーは動きやすさやフィット感が命。靴が大きいと、本来のクッション性やサポート力を活かせず、快適さが失われてしまいます。
ランニングや通勤などで毎日履く人ほど、早めに調整しておくことが大切です。
中敷きでフィット感を整える基本の方法
最も手軽で効果的なのが、中敷き(インソール)を使った調整です。中敷きは靴の中全体に敷くだけでサイズを縮めることができ、履き心地も柔らかくなります。
● 全面タイプの中敷き
靴の底全体をカバーするタイプ。厚みのあるものを使えば、約0.5〜1cmほどのサイズダウンが可能です。
中敷きを1枚入れるだけで足の位置が上がり、かかとの浮きや前滑りが軽減されます。
● ハーフインソール
前足部分だけをカバーするタイプ。つま先側の空間を埋めるのに便利です。
前滑りが気になる場合や、足先が余っているときにおすすめ。
● かかとパッド
かかとの内側に貼り付ける小さなパッド。靴の中での足の動きを抑え、かかとが脱げにくくなります。
ジェル素材やクッション素材のものを選ぶと、靴擦れ防止にもなります。
中敷きは素材もさまざまで、低反発、EVAフォーム、ジェルタイプなどがあります。通気性やクッション性を考えながら、自分の足に合ったものを選ぶと良いでしょう。
靴下でサイズ感を微調整するコツ
中敷きを入れてもまだ余裕がある、または季節によって履き心地が変わる場合は、靴下の厚さを変えるだけでも効果的です。
- 厚手の靴下:冬場などにおすすめ。クッション性が高く、靴内部の余白を自然に埋めてくれます。
- スポーツソックス:滑り止めやアーチサポート付きのタイプは、靴の中での足のズレを防いで安定感を高めます。
- 二枚履き:薄手ソックスを重ねて履くと、全体的にフィット感が増します。ただし、締め付けすぎには注意しましょう。
靴下は簡単に取り入れられる調整方法なので、「少しだけ緩い」という場合に試す価値があります。
紐の結び方でもフィット感は変わる
スニーカーの紐をしっかり活用すれば、さらにフィット感を高められます。
紐の締め方を変えるだけで、足の動きを抑えたり、甲の圧迫を軽減したりできるのです。
● かかと浮きを防ぐ「ヒールロック結び」
最後の穴(シューホール)を使ってループを作り、しっかり固定する結び方。
特に走るときや長時間歩くときに、かかとが浮くのを防ぎます。
● 甲のフィットを高める「段階締め」
足首側とつま先側で締め具合を変える方法。甲が高い人や、特定の部分だけ緩い場合に有効です。
締めすぎないように、足全体が自然に固定される程度が理想です。
紐の通し方はYouTubeなどでも多く紹介されています。自分の足形に合ったパターンを探してみると良いでしょう。
前滑りを防ぐためのポイント
靴の中で足が前に滑ると、つま先が圧迫されて痛みや変形の原因になります。これを防ぐには、以下の工夫が効果的です。
- つま先にクッションを入れる
- 中敷きの前側を厚めにする
- 靴紐をしっかり結ぶ
- 靴下を厚めにする
また、靴内部の素材によっては滑りやすいものもあるため、滑り止め加工のあるインソールを選ぶのもおすすめです。
プロに相談して調整してもらう方法
自分で調整しても改善しない場合や、長く履きたいスニーカーなら、靴修理専門店に相談するのも一つの手です。
専門店では中敷きのカスタム加工やパッドの取り付けなど、靴の形状に合わせたフィッティングを行ってくれます。
また、スポーツ用品店では足の形を測定して、最適なインソールを提案してくれるサービスもあります。
とくに足幅が広い、甲が高いなど足型に特徴がある人は、一度プロに見てもらうと安心です。
サイズ調整の際に注意すべきポイント
調整アイテムを使うときは、次の点に注意しましょう。
- 入れすぎないこと
中敷きやパッドを重ねすぎると、逆に足が圧迫されて痛みの原因になります。 - 歩行テストをすること
調整後は必ず室内で歩いて、かかとの浮きや前滑りがないか確認しましょう。 - 靴の構造に合うアイテムを選ぶ
通気性の悪いスニーカーに厚手のインソールを入れると蒸れやすくなるので、素材にも注意が必要です。
小さな違和感を放置すると、足への負担が大きくなり、外反母趾や魚の目などの原因にもなります。
快適に履くためにも、自分の足に合わせた調整を行うことが大切です。
スニーカーが1cm大きいときは「組み合わせ調整」がベスト
中敷き、パッド、靴下、紐の結び方——。
これらを上手に組み合わせれば、1cm程度のサイズ差なら十分にカバーできます。
それぞれの方法を試して、自分の足に最もフィットするバランスを見つけてください。
スニーカーはデザインだけでなく、履き心地が命。せっかくの一足を長く快適に履くためにも、少しの工夫で「ぴったりフィット」を実現しましょう。
スニーカーが1cm大きいときの調整方法まとめ
スニーカーが1cm大きいときの調整には、
- 中敷きで全体を詰める
- 靴下で微調整する
- 紐を工夫して固定する
- 必要に応じて専門店に相談する
この4ステップが基本です。
ほんの少しの工夫で履き心地は大きく変わります。
お気に入りのスニーカーを自分の足にぴったり合わせて、毎日の外出をもっと快適に楽しんでください。


